日正運輸闘争・東京行動、関西ゼネラル支部

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関西ゼネラル支部が主催する「日正運輸闘争・東京行動」を10月8日と9日の2日間、日正運輸本店と澁澤倉庫本社に対して申入と抗議行動を展開しました。両日の行動には、全日建関東支部をはじめ東京東部労組、東京南部労組、全国一般全国協、全国ユニオンの仲間が駆けつけてくれました。

「東京本社前での街宣活動」

10月8日は、日正運輸本店と澁澤倉庫本社が入居している渋澤シティプレイス永大ビル(東京都江東区)前に関西ゼネラル支部の執行部と全日建関東支部、東京東部労組、東京南部労組、全国一般全国協の仲間が集まりました。
そして、横断幕と旗・幟を掲げて、街頭宣伝とビラ配布活動を展開。関西ゼネラル支部の大橋副委員長がマイクを握り、結集した仲間が渋澤シティプレイス永大ビル前を行き交う会社員や市民にビラを配布しました。オフィス街の街宣活動は、会社員や市民の注目を集めました。

「日正運輸本店に申入書を提出」

約1時間の街宣活動後、労働組合の代表団が日正運輸本店に申入を行いました。日正運輸側は専務と部長の2人が会議室で対応、労働組合の代表団が申入書を手渡し趣旨を説明しました。日正運輸本店側は、労働組合の申入に最初は抵抗していましたが、最後には会議室に案内して対応しました。
労働組合の代表団が、渋澤シティプレイス永大ビル前に結集した仲間に、会社側への申入のやり取りを報告。その後、退社する会社員に向けて宣伝・ビラ配布活動を約30分行い1日目の行動を終了しました。

「澁澤倉庫本社、『社内で検討し回答する』」と約束した」

2日目の10月9日は、早朝の会社員出勤時に渋澤シティプレイス永大ビル前で街頭宣伝とビラ配布活動を展開。約1時間超の街宣活動後、労働組合の代表団が澁澤倉庫本社に申入を行いました。澁澤倉庫本社側は、総務部長が対応し、日正運輸の専務と部長も同席しました。澁澤倉庫本社の会議室では、労働組合の代表団が澁澤倉庫本社の総務部長に申入書を手渡し趣旨を説明。そして、「10月14日の火曜日の正午までに回答する」ことを求めました。澁澤倉庫本社の総務部長は「社内で検討し、回答する」ことを約束しました。

「行動に駆けつけてくれた仲間に感謝します」

渋澤シティプレイス永大ビル前に結集した仲間に、労働組合の代表団が、会社側への申入の内容を報告。行動に参加した仲間全員が「団結ガンバロー!」を唱和して日正運輸闘争・東京行動を締めくくりました。
平日の午後・午前という2日間にわたる日正運輸闘争・東京行動に駆けつけてくれた全日建関東支部、東京東部労組、東京南部労組、全国一般全国協、全国ユニオンの仲間に感謝します。
関西ゼネラル支部は、日正運輸闘争に完全勝利するまで闘います。引き続きご支援をお願いします。

※ 日正運輸闘争→会社側の組合員への継続的なハラスメント

私的判決論 人々の権利の実現をめざして

中島光孝/著
出版社名 白澤社
ページ数 334p
発売日 2025年06月
販売価格 : 3,400円 (税込:3,740円)
目次
第一部 弁論が開かれた最高裁判決(ハマキョウレックス事件、日本郵便〔西日本〕事件―「非正規格差」をどう是正するか
空知太神社事件最高裁判決―政教分離原則違反はだれがどのような基準で判断すべきか
水俣病訴訟―公害企業救済か被害者救済か)
第二部 「戦争」にまつわる判決(大阪・花岡中国人強制連行国賠請求訴訟―国家の「強制」による「加害」を国家はいかに償うべきか
台湾靖国訴訟・小泉靖国訴訟―台湾原住民族はなぜ「靖国合祀」を拒否するか
「アベ的なるもの」との三〇年―フィリピン元「従軍慰安婦」補償請求訴訟/「君が代」斉唱拒否訴訟/安倍国葬違法支出公費返還請求住民訴訟)
第三部 労働組合をめぐる判決(三菱重工長崎造船所〔労働時間〕事件―「労働と労働組合活動」を考える
住友ゴム工業事件・近鉄高架下文具店長事件―「職場の労働組合活動」を考える
関西生コン支部刑事弾圧事件―「労働基本権保障」の意味を考える)

 

真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】

ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
動画閲覧できます ココをクリック

増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国

竹信三恵子 (著) 旬報社 – 2025/1/30

勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
  はじめに――増補にあたって
  プロローグ
  第1章 「賃金が上がらない国」の底で
  第2章 労働運動が「犯罪」になった日
  第3章 ヘイトの次に警察が来た
  第4章 労働分野の解釈改憲
  第5章 経営側は何を恐れたのか
  第6章 影の主役としてのメディア
  第7章 労働者が国を訴えた日
  エピローグ
  補章 反攻の始まり
  増補版おわりに

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

10月31日    国賠裁判      東京地裁(判決)   15:00~
11月18日    大津第2次事件   大阪高裁(判決)   14:30~