国鉄分割・民営化による不当解雇から33年「2.16国鉄集会」

国鉄分割・民営化による不当解雇から33年「2.16国鉄集会」が2月16日、東京・葛西区民館ホールで開催、500人を超える闘う仲間が結集しました。

「産別運動を許さないという大弾圧」

連帯あいさつで、関生支部代表者は「関生支部の産別運動が前進すると弾圧がしかけられる。18年からの弾圧は、産別運動つぶし・労働組合つぶしであり、労働組合をなくす社会をめざす資本と権力が、『企業の枠を越えた労働運動は許さない』と、警察・検察・裁判所を使って攻撃している。しかし、この弾圧に対しては、闘う仲間の支援が全国に広がっており、反撃の体制がつくらている。みなさんには、職場や地域でストライキや行動を展開していただきたい。行動することが関生支部弾圧粉砕の支援となる。当事者としては、不当に長期勾留されている2人の仲間を早急に取り戻し、弾圧を粉砕して勝利するまで闘う。引き続きの支援をお願いする」と話し、この間の支援のお礼を述べました。
続いて、吉本伸幸氏(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会)、杉浦弘子氏(「棘」監督)、平林猛氏(ジャーナリスト「棘男」著者)から、連帯のあいさつがおこなわれ、「関生支部弾圧を打ち破ろう!」と関生支部と共に闘う決意が表明されました。

「あらゆる行動を展開して解雇撤回を勝ち取る」

動労千葉の報告では、関道利・動労千葉委員から「国鉄分割民営化による不当解雇からから33年を迎えた。1047名の解雇撤回闘争は、法廷闘争を含め、あらゆる行動を展開して挑んでいる。15年6月、不採用基準の策定が不当労働行為だったことが最高裁で認定され、解雇の責任がJRにあることを暴いた。現在、JR東日本では鉄道業務の全面外注化と、労働組合なき企業の攻撃が開始されている。関生支部に対する大弾圧、教育や自治体の民営化、働き方改革などと一体となった労働組合攻撃が始まっている。労働組合なき社会をめざす安倍政権の攻撃に、職場や地域でストライキや行動を展開し、組織を拡大することで反撃し、勝利するまで仲間と共に闘う」と提起されました。

「解雇撤回の新たな闘いへ」

葉山岳夫弁護士(国鉄闘争全国運動よびかけ人・顧問弁護団長)から、法廷闘争の成果を確認したあと、今後の闘争方針が示されました。
続いて、動労千葉争議団、動労総連合1047協議会の代表者から、この間の闘いの報告と今後の闘争方針が示されました。
カンパアピールのあと、闘いの報告として当該から、動労千葉、動労水戸、動労総連合の代表者から、現場闘争の報告と今後の闘いの方針が述べられました。各代表は、元気よく力強い発言をされ、会場を沸かせました。

決意表明のあと、全金本山労組(国鉄闘争全国運動よびかけ団体)の代表者から閉会のあいさつが述べられました。
最後に、「国鉄1047名解雇撤回・JR採用へ。関西生コン支部への弾圧を打ち破ろう。労働基本権解体・労組なき社会を許すな。安倍政権の改憲攻撃と闘おう」と集会参加者全員の団結がんばろうで閉会しました。

写真提供:全国労働組合交流センタ

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またもや、組合側勝利命令!←吉田生コン地位保全等仮処分申立事件

関西生コン事件ニュースNo.26  PDF

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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連帯ユニオン、葛西 映子、北 建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢 誠、海渡 雄一、鎌田 慧、竹信 三恵子(著)
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