裁判所は組合活動を犯罪にするな!

〜関西生コン抗議の大阪地裁グルグルデモ

4月15日、関生支部の産別ストライキに対する不当判決を繰り返した大阪地裁への抗議集会とサウンドデモが、関生支部と関西・東海の支援250人で行われた。

「労働組合活動自体を犯罪視」

大阪地裁は、関生の産別ストに対して、昨年10月8日、現場にいない組合役員を「共謀した」と称して懲役2.5年、執行猶予5年の不当判決を、本年3月15日、現場の組合役員と組合員に対して懲役1年6ヵ月~2年、執行猶予3~4年の不当判決を出した。そして、3月30日には検察が武建一委員長に懲役8年の求刑を行っている。労働組合活動自体を犯罪視、「歴史を200年前に戻す」大反動だ。

「各地からの報告」

この日は、16:30に中之島水上ステージ前に関西・東海から仲間が結集。関生支部の若い執行委員の力強い呼びかけで集会が始まり、東海の会の代表が「目に見える闘いをやろう」と発言、京滋の会は「12.17京都地裁の不当弾圧を許さず、大津地裁で無罪判決を勝ち取るため街宣を強化している」、兵庫の会からは「学習会を積み重ねている」と報告があった。
最後に、実行委員会を代表して全港湾大阪支部委員長から「コロナは怖いが、この弾圧もそれと同じくらいひどい。この弾圧がまかり通れば、労働者は生きていけない。間隔を取って整然と行進しよう」と呼びかけがあった。

「大阪地裁を取り囲むようにデモ行進」

17:00から大阪地裁を包囲するデモに出発、「大阪地裁はまともな仕事をしろ」「弾圧に加担するな」「無罪判決を出せ」とコールを挙げ、裁判所内や退勤する職員、通行人から大きな注目を浴びた。

(愛知連帯ユニオン)

レイバーネットから転載

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

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「関生事件」が揺るがす労働基本権
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なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一

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