5.31大阪都構想反対集会
大阪都構想反対集会&デモが5月31日、中之島・女神像前で開催され、改憲・戦争阻止!大行進・大阪市実行委員会が主催する集会に130人の仲間が結集しました。
「大阪都構想は今すぐ中止せよ!医療崩壊をつくり出した安倍・吉村・松井を打倒しよう」
集会は、NAZENの岡田さんの司会ではじまり、改憲・戦争阻止大行進大阪市代表の赤田由行さんから基調報告が述べられました。
赤田さんは「安倍政権の改憲の最大勢力は、大阪維新の会であり吉村知事と安倍は一体化している。コロナ危機を利用して都構想住民投票を強行する計画を進めている」と安倍政権と大阪維新の会の本質や目論見を指摘したあと、「緊急事態宣言による団結破壊を打ち破り、改憲と都構想粉砕するため職場と社会を変えるために闘いましょう」と呼びかけました。
「多くの仲間の支援による現場の行動が、武委員長を奪還した」
特別報告として、関生支部代表者が、日頃の支援に感謝の言葉を述べたあと「武委員長を5月29日の深夜に取り戻した。1年9ヶ月の長期勾留だったが、元気な姿を見せた。2019年7月からの権力弾圧に対して、仲間のみなさんによる大阪府警本部、大阪地裁、滋賀県警、大津地裁、京都地裁などでの抗議行動の成果だ。直近の京都では、5月18日から29日の連続行動で、武委員長の保釈を決定させたことは、仲間のみなさんの現場行動で勝ち取ったもの。大衆行動が、権力の横暴を許さないことを実証した」と行動の成果を報告。
「関西生コン支部支援の広がりが、反撃の成果にあらわれている。私たちは当事者として、湯川副委員長の奪還と無罪判決を勝ち取り、産別運動つぶし・労組つぶしの弾圧を粉砕して、勝利するまで闘う」と引き続きの支援をお願いしました。
最後に「『日本労働運動の再生・発展』をめざし、闘う労働者、闘う労働組合が結集して先頭に立ち、ストライキをはじめあらゆる現場の行動を展開することで、大衆を犠牲にする政策を粉砕し、「改憲」「戦争する国」「労組なき社会」をめざす、安倍政権の打倒と、大阪都構想を阻止するために、共に闘おう」と発言しました。
「闘えば必ず勝利することができる」
改憲・戦争阻止!大行進・関西代表、港合同中村委員長は、「武委員長の奪還という、みなさんの大きな成果を分かち合おう」と喜びを述べたあと、「本日は、都構想粉砕のスローガンを掲げた集会。5年前に1万数千票の差をつけて『都構想はあかん!』となった。その責任を取って当時の市長が辞職したという経緯があるのに、子どもがおもちゃをねだりだだをこねる姿、これが松井や吉村だ。市民の日常生活が非常な事態となっているさなか、マスコミは吉村を持ち上げている。彼らの魂胆は労働組合をつぶし、公務員をつぶし、自分たちの儲けのことしか考えていない施策だ。保健所は阿倍野しかない現状のなか、1500件もの電話相談が連日発生していることなど、コロナ対策に全力を尽くすことが重要なのに、人気にあやかり都構想を強行することは許されないことだ。闘いの継続で勝ち取った武委員長の奪還に確信を持ち、闘えば必ず勝利することができる。みなさんと共に勝利するまで闘おう」と決意表明されました。
続いて、集会参加者の各代表者からの決意が表明されました(抜粋)。
「都構想と維新の会の実態を暴露することが重要」
富崎正人弁護士は、「大阪都構想とは大阪市を子会社化することであり、住民サービスが低下する。これは、新自由主義的な政策を貫徹するための成長戦略が目的だ。維新の会が、『府と市が協力して成果を上げたのが万博だ』と言っているように、都構想はいいかげんで、昔ながらの土建政治のやり方。最近の『吉村よいしょ』は、今まで安倍を推してきた連中の吉村への鞍替え。次の選挙で自民党は票が取れないことから、維新の票を獲得するための危険な策動だ。維新が多くの票を獲得すれば、橋下徹が出てくる。これを許してはいけない。都構想・維新の実態を暴露して、大阪都構想つぶすことが重要だ」
「学生も連帯して闘う」
全学連からは、「コロナ情勢のなか、現在の学生をめぐる社会状況について、学生自治がいかにあるべきかという議論や行動がされている。労働者をはじめとした社会のさまざまな人たちと学生も連帯して闘う」
「医療と福祉の現場は崩壊の状況」
京都府職・長岡支部長は、「全国の保健所は半分に減らされ、業務の激増のなか、ぎりぎりの人員と体制で何かあればもたない状態。保健所の現場では、新型コロナの感染者が一人出ただけで大変な業務の実態が知らされておらず危機管理もできていない。医療と福祉の現場は、崩壊の状況。敵はコロナではなく、新自由主義の体制だ。コロナ情勢を利用した非正規化、民営化する大阪都構想反対をみなさんと共に闘う」
「大企業へお金を流し込む政策」
大阪市教組の沼田さんは、「大阪市の学校が開校し、消毒作業などで過重な労働となっている。松井市長は思いつきでカッパやフェースガードをカンパしてほしいとなど言っているが、現場を全く知らないやり方に多くの教職員は怒りを感じている。教育の機会均等や子どもたちに学びの保障をすると謳っているが、タブレットの購入などIT産業にお金を流し込むのが都構想の政策だ。職場の団結をつくりながら、街頭に出て、都構想を粉砕するまで闘う」
「団結した労組の闘いが命を守る」
八尾北医療センター労組の代表者は、「この場所で橋下打倒の集会や行動を重ねてきて橋下を打倒した。最近、毎日のように橋下や吉村がテレビに出ていることに怒りを感じる。安倍政権も維新も彼らしかいないとのことで、労働者階級が全てを取り戻すチャンスだ。改憲を阻止し、都構想やスーパーシティ法をみんなの力で葬りたい。八尾では維新の市長を筆頭に、吉村・松井と同じことをやっている。不屈に闘い続ける西郡家族への攻撃などあらゆる民営化への攻撃に、八尾北労組は西郡の仲間や地域のみなさんと共に抗議行動を継続している。団結した労働組合の闘いこそが命を守れることを示している。八尾北労組はその先頭に立って闘う」
「デモ行進で市民にアピール」
約1時間の集会後、130人の仲間がデモ行進へ。「安倍政権打倒!都構想阻止!関生弾圧粉砕!」とシュプレヒコールをあげ、御堂筋から梅田新道を行進。各労組・団体の旗や幟がはためき、太鼓など鳴り物で周辺の市民にアピールしました。
デモ終了地点では、改憲・戦争阻止!大行進・関西代表代行、港合同執行委員の木下浩平さんが本集会&デモのまとめを提起したあと、「大阪都構想をやめろ、憲法改悪阻止、関西生コン支部への弾圧を許さず共に闘っていくために、団結して頑張ろう」と参加者全員の唱和で締めくくりました。
急ではありますが、明日6月13日(土)13:30~大阪府警本部前で報告集会を開催することが決まりました。
関生支部組合員のさらなる結束と団結を固め、完全勝利を目指す目的と、全員奪還にいたるまでの支援者方にへのお礼とさらなる支援のお願いとしての報告集会です。
できる限りご参加お願いします。
全国のみなさまへの御礼に代えて PDF
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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OURPLANET(動画)「労働組合の自由を奪われた」関西生コン労組が国賠訴訟←ココをクリック
IWJ 国家賠償請求提訴についての記者会見 2020.3.17←ココをクリック
関西生コン労組、違法捜査と国など提訴 執行委員長ら恐喝容疑巡り「長期勾留は恣意的」 2020年3月17日 20:42 京都新聞←ココをクリック
大阪府労委で組合側の完全勝利命令!←藤原生コン運送不当労働行為事件
またもや、組合側勝利命令!←吉田生コン地位保全等仮処分申立事件
公判が日程変更や中止になっています。確認お願いします。
連帯ユニオン、葛西 映子、北 建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢 誠、海渡 雄一、鎌田 慧、竹信 三恵子(著)
内容紹介
戦後最大の「労組壊滅作戦」が進行。
警察・検察・裁判所による弾圧。
権力と一体となった業界あげての不当労働行為。
関西生コン事件の本質を明らかにする!
ストライキやコンプライアンス活動を「威力業務妨害」「恐喝未遂」として89人逮捕、71人を起訴。
委員長と副委員長の拘留期間は1年5か月超。
取り調べで「組合をやめろ」と迫る警察。
家族に「組合をやめるよう説得しろ」と電話をかける検察。
組合活動の禁止を「保釈許可条件」とする裁判所。
いったい誰が、なんのために仕掛けているのか「?関西生コン事件」の真相。お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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