大阪広域協組と和歌山広域協組との西日本連合会の設立を業界紙が報道。設立のねらいは関生支部つぶしと業界再建の枠組みの破壊、そして、地神秀治副理事長ら大阪広域協組4人組と和歌山広域協組・丸山克也理事長の利権確保のために他ならない。彼らが引き起こした一連の策動とは

西日本連合会設立は、利権確保が狙い

本年3月15日、業界紙が大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)と和歌山県広域生コンクリート協同組合(和歌山広域協組)による「一般社団法人西日本生コンクリート連合会」(西日本連合会)の設立を報道しました。西日本連合会は、大阪広域協組と和歌山広域協組が関西地区生コン支部(関生支部)に共同で対処する目的のため設立されたものといわれています。しかし、その設立の狙いは、和歌山広域協組・丸山克也理事長と地神秀治副理事長ら大阪広域協組4人組の利権確保のためのものに他なりません。

和歌山の生コン業界に混乱を持ち込んだ人物。和歌山広域協組・丸山克也

和歌山広域協組の丸山克也理事長は、昨年11月、和歌山生コン工組の理事長職を解任された人物です。その解任については、和歌山広域協組という第二協組をつくり、安定基調の和歌山の生コン業界に安売りの受注競争を持ち込んだことが理由でした。
丸山克也理事長は、元在特会会長の桜井誠が党首を努める日本第一党の最高顧問の瀬戸弘幸、そして同人を師と仰ぐ渡邊臥龍こと渡邊昇などレイシストの差別排外主義者集団と行動をともにしてきた人物です。丸山克也は地神秀治副理事長ら大阪広域協組4人組と共謀して和歌山県の生コン業界を自分の意のままにしようと画策してきた人物だったのです。

和歌山の生コン業界を破壊しようとする人物。和歌山広域協組・丸山克也

本年1月17日、丸山克也が、地神秀治副理事長ら大阪広域協組4人組などと和歌山県生コンクリート工業組合(和歌山生コン工組)のビルに乗り込み、和歌山生コン工組の理事会を流会させるという事件を引き起こしました。この事件こそが、西日本連合会設立につながる発端だったのです。
同日、瀬戸弘幸や渡邊臥龍らなど数十人の在特会関連の差別排外主義者集団が、街宣車数台で和歌山県生コン工組のビルを取り囲み、大音量のスピーカーで関係者の名前を連呼し、口汚くののしるなどいやがらせの街頭宣伝をしました。そういった状況のなか、地神秀治副理事長ら大阪広域協組4人組は、和歌山生コン工組のビルの中に押し入り、和歌山生コン工組の副理事長に「連帯と決別しろ、応じないと大阪広域協組は、和歌山に越境して安い生コンを販売してやる」などと脅したのです。
一方、和歌山広域協組の丸山克也理事長は、大阪広域協組4人組、瀬戸弘幸らなど在特会関連の動きと連動するかのように、和歌山生コン工組の理事長を解任されている身分でありながら理事会へ乱入し、自身の理事長解任の件を騒ぎ立てて理事会を流会させてしまいました。
この事件に関しては、和歌山県生コンクリート協同組合連合会や和歌山生コン工組関係者などから大阪広域協組、木村貴洋理事長宛に抗議の警告書が送られています。
この和歌山広域協組の丸山克也理事長と大阪広域協組4人組、瀬戸弘幸ら在特会関連の差別排外主義者集団などが引き起こした理事会流会事件から、大阪広域協組と和歌山広域協組との野合が顕在化していき、西日本連合会設立につながってゆくのでした。

※「ー『真相究明 西日本連合会設立の構図』第二回ー 欲望と暴力と嫌がらせが渦巻く西日本連合会の設立経緯。関係者の多くから降り注ぐ冷たい視線」へ続く