2月8日、「関西生コン弾圧事件・緊急報告集会」が、東京・全水道会館にて開催されました。
逮捕者の家族に対してまでも攻撃する滋賀県警
集会は、全日建連帯労働組合・保坂正巳副執行委員長の司会で開会。
最初に、全日建連帯労働組合・小谷野毅書記長から、「関西地区生コン支部に対して、昨年8月から警察権力による刑事弾圧がかけられ、今年の2月時点で逮捕者が再逮捕も含めて、述べ55名、そのうち21名が起訴されている」と刑事事件の経過が報告されました。
さらに、小谷野書記長は、「特に、滋賀県警は、警察官が、組合員や組合員の家族に嫌がらせをして、組合を脱退させる働きかけを展開していることに見られるように、関生支部つぶしの本気度が高い」と県警の異常なやり方を非難し、このような県警の横暴で違法な行為を許さない闘いを展開する提起がありました。
次に、秘密保護法・共謀罪対策弁護団、共同代表の海渡弁護士から、大阪地裁への申し入れと記者会見などの取り組みの報告がされ、権力側のマスコミを使ったキャンペーンに惑わされず、「事実を報道させる」取り組みを展開する提起がされました。
国家的不当労働行為と闘う関生支部
宮里邦雄弁護士は、「今回の弾圧の本質から、司法が厳しくチェックすることが大事であり、世論に喚起して弾圧の支援を呼びかける」ことが述べられました。
平和フォーラム共同代表・藤本泰成氏、全国ユニオン会長・鈴木剛氏、東京東部労組・矢部書記長をはじめ、多くの労働組合や団体からの発言をいただき、「国家的不当労働行為の関生支部弾圧」に共に闘うことが表明されました。
集会の終盤には、関生支部の被弾圧者から「刑事・民事免責が法律に謳われているのにもかかわらず、正当な組合活動に対する刑事弾圧に対して、無罪を勝ち取るまで闘う。現在、不当勾留されている仲間を早期奪還するために全力を尽くす」と決意表明がありました。
集会のまとめを全日建連帯労働組合・菊池進執行委員長がおこない、今後の運動方針として「署名、勾留されている仲間の接見禁止解除、カンパを取り組むことが提起され、集会の参加者全員で確認して、お開きとなりました。
第9回 公判
日時:2019年2月22日 10:00~17:00
第10回 公判
日時:2019年2月25日 10:20~17:00
第11回 公判
日時:2019年2月27日 10:00~17:00
場所:大津地方裁判所
第2回 公判
日時:2019年5月15日 10:00~
場所:大阪地方裁判所 大法廷 201
第1回 公判
日時:2019年2月28日 11:00~12:00
場所:大津地方裁判所
労働組合つぶしの大弾圧許さない!
3.10集会
日にち:2019年3月10日(日)
時 間:14:00~16:00 開場:13:30
場 所:大阪市立西区民センター
労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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