五一闘争、東大阪市役所、近鉄・八戸ノ里駅、近鉄・布施駅での宣伝行動

五一闘争、東大阪市役所、近鉄・八戸ノ里駅、近鉄・布施駅での宣伝行動

　不当労働行為企業と労働委員会から認定された「（株）五一社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Ｂブロックと大阪Ａブロックは1月24日、東大阪市役所、近鉄・八戸ノ里駅、近鉄・布施駅で「五一社の不当労働行為を労働委員会が認定」を掲げた情宣活動を展開。加えて、「加茂生コン事件の無罪判決」の報告と「検察官が『組合脱退勧奨』」の実態を暴露した情宣活動を展開しました。

「東大阪市の3カ所で宣伝活動」

東大阪市役所前、近鉄・八戸ノ里駅前、近鉄・布施駅前の歩行者道路で、大阪Ｂブロック組合員・ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、五一社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、などを整然と訴えました。
横断幕を掲げた歩行者道路では、大阪Aブロック組合員と武谷書記次長が通行中の職員や会社員、市民らにビラを配布しました。

「『加茂生コン事件』無罪判決、検察官が『組合脱退勧奨』」

五一社の不当労働行為認定に加えて、12月13日に開かれた「加茂生コン事件」の控訴審（高裁）判決で逆転無罪の報告、1月17日の大津地裁の公判で明らかとなった「検察官による組合脱退勧奨」の実態を暴露する宣伝も行いました。ナニワ生コン分会長のマイクでの報告に、立ち止まって聴き入る市民の姿が見られました。

「東大阪市役所前、女性の市民から激励があった」

市役所の玄関前では、ナニワ生コン分会長の訴えを、しばらく立ち止まって聴き入る姿が見られました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「五一闘争ニュース」「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」ビラは、小雨の中、東大阪市役所前を行き交う職員や会社員、市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った女性から「頑張ってくださいね。応援していますよ。」と笑顔で激励してくれたのが印象的でした。
午前9時過ぎから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、東大阪市役所前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、40枚（無罪判決・組合脱退勧奨ビラとセット）の配布でした。引き続き、東大阪市役所前での宣伝活動を展開します。

「近鉄・八戸ノ里駅前、『大変やろうけど頑張りや。応援するからね』と女性市民」

続いて、近鉄・八戸ノ里駅に移動して、「五一社」の労働組合法違反（不当労働行為）の周知と、「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」の宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「五一闘争ニュース」「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」ビラは、寒い中、近鉄・八戸ノ里駅前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った女性から「何があって訴えているの？詳しく聞かせて」との質問にに答えると「そうなんや、大変やろうけど頑張りや。応援するからね」と笑顔で激励してくれたのが印象的でした。
午前10時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、近鉄・八戸ノ里駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、64枚（無罪判決・組合脱退勧奨ビラとセット）の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「近鉄・布施駅前、女性市民がガッツポーズで激励を」

午後からは、近鉄・布施駅に移動して、「五一社」の労働組合法違反（不当労働行為）の周知と、「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」の宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「五一闘争ニュース」「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」ビラは、寒い中、近鉄・布施駅前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
複数の女性・男性市民から「労働組合さん、頑張ってね」などの激励がありました。わざわざ自転車を降りて、ビラを取りに来た女性は「関西生コン支部やろ、いつも応援してるよ。しっかりね！」とガッツポーズで激励してくれたのが印象的でした。

「『関西生コンって、ユーチューブに出てるやつやろ』と冷めた目の男性市民」

ビラを受け取った男性市民からは「ネットなどでいろいろ見ているが、よくわからないことがある。なんかゴチャゴチャしてるんやね」などの質問があり、それに答えるとその男性は「うーん？」と唸っていました。
また、別の男性はビラを受け取らずに「関西生コンって、ユーチューブに出てるやつやろ」と冷めた目で、私たちに向かって言っていました。まだまだ、広報力が弱いなと感じました。これを教訓にして行動することが重要です。
午後12時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、近鉄・布施駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、87枚（無罪判決・組合脱退勧奨ビラとセット）の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「大阪広域生コン協組の『労働組合つぶし』が発端」

「(株)五一社」の不当労働行為は、大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）の関西地区生コン支部つぶし、いわゆる「労働組合つぶし」が発端なのです。
「(株)五一社」と関西地区生コン支部は、生コン業界の再建・発展に向けて協力し、労使関係も安定していました。生コンの適正価格が実現したときには、非正規の正規化など労働条件の改善・向上も約束していた企業だったのです。
ところが、2018年から始まった大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしに、大阪広域生コン協組の執行部から圧力と恫喝をかけられ、無理やり「労働組合つぶし」に協力させられたという背景があります。

「大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしを粉砕し、大阪広域生コン協組の民主化実現を目指して行動する」

しかし、労働委員会の命令を無視する不当労働行為企業（違法企業）を放置することはできません。今後の闘争方針として、関西地区生コン支部の先輩たちが築き上げてきた闘いを継承し、背景資本への追及を含めたあらゆる行動を展開して、「(株)五一闘争」に勝利するまで闘います。
あわせて産業別労働運動つぶし、大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしをはね返し、「大阪広域生コン協組の民主化」実現に向けて、勝利するまで闘います。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF