11.29舞鶴現地行動「自衛隊の中東派兵反対!」
「自衛隊の中東派兵反対!」11.29舞鶴現地行動が11月29日、舞鶴赤れんがパーク2号館で開催され、97人の仲間が結集しました。
「戦争への道を突き進む、菅政権を打倒しよう」
改憲・戦争阻止!大行進・関西の冨山さんの司会で集会は始まり、開会あいさつで冨山さんは「労働者、地域の市民が結集して、自衛隊の中東派兵を阻止しよう。闘う労働組合や地域の連帯で、戦争への道を突き進む菅政権を打倒しよう」と呼びかけました。
「職場と地域の連帯で、改憲と戦争を止める団結の拡大を」
港合同執行委員の木下さんからの基調報告では、「菅政権は自衛隊の中東派兵を1年延長する方針を公表した。行政は住民を守らず、国は兵士を守らないことは前の大戦ではっきりしている歴史的事実だ。中東派兵が続けば舞鶴から兵士が戦場に送られる。6月28日、『兵士の命で改憲するな!安倍政権を倒そう!自衛隊の中東派兵絶対反対』を掲げてデモをしたことで成果をあげた。この成果に自信と確信を持って、職場と地域に分け入り、改憲と戦争を止める団結を拡大しよう」と提起がありました。
「元自衛官・池田さんの国賠訴訟の勝利をめざす」
自衛隊イラク派兵の任務で負傷し、自衛隊からパワハラ・退職勧奨を受けて、国賠訴訟を闘っている元自衛官の池田頼将さんからメッセージでは、「国は平気でウソをつきます。そして使い捨てにします。こんな社会を変えていきましょう」と訴えがありました。
学生の代表者からは、この間の闘いの成果が力強く報告され、今後の闘争方針が示されました。
「各団体からの発言」
カンパアピールに続いて、各団体からの発言では、関生支部・武谷さんからは、「物心両面にわたる関生弾圧支援に感謝します。支援の広がりと仲間のみなさんの行動によって、反転攻勢の成果があがっています。権力弾圧粉砕に向けて、無罪判決を勝ち取るために全力を尽くしますが、最終的には大衆行動で決着をつけます。引き続きのご支援をお願いします」
地元自治体労働者からは「戦争被害の遺族の訴えに、戦争阻止の決意を新たにした。岸防衛相が舞鶴に来て自衛官を鼓舞する教訓を述べた。『国のために命を捧げろ』と言うのである。海上自衛隊舞鶴地方総監部には、掃海艇、イージス艦、給油艦などの軍艦が停泊、出港している。舞鶴からの出兵を阻止しなければならない。旧海軍基地として栄えた歴史がある舞鶴。75年前に悲惨な結果を招いたことを二度と繰り返してはならない」
動労西日本・橘さんは「動労西日本の職場でストライキを打ち抜いた。労働者の団結で新自由主義を粉砕しよう」
大阪市職員労組・沼田さんは「大阪都構想粉砕した成果に確信を持ち、新たな闘いに挑んで成果をあげた」
婦人民主クラブ全国協議会・山本さんは「前段のフィールドワークで舞鶴の戦争被害の歴史を学び、戦争を二度と繰り返してはならないことを決意した。資本家の利益になる侵略戦争ということを明らかにしていくことが重要だ」と、各代表者から発言がありました。
「各地の闘いの報告と今後の闘争方針」
改憲・戦争阻止!大行進・八尾からは「コロナ禍のなか、医療崩壊をさせない声をあげている。維新の会・八尾市長に対して、全国水平同盟と共に行動を展開している」
改憲・戦争阻止!大行進・奈良からは「関生の解雇撤回勝利判決やセクハラ・パワハラ裁判、非正規職裁判の勝利に確信を持って闘う。組織拡大を重要テーマとして挑む」と各代表者から、現場の闘争報告と今後の闘争方針が示されました。
「集会まとめ」
まとめでは、改憲・戦争阻止!大行進・京滋準備会の代表者が「闘う仲間のみなさんの結集の力により、舞鶴で戦争反対の声を上げることができた。今年中に現在の準備会から大行進・京滋を結成する。いま、戦争か革命かが問われている。戦争を許して私たちが勝ち取ってきたものを失うのか、戦争を阻止してすべてを労働者が手に入れるのかということだ。戦争を阻止する力は労働組合にあることを確認して、戦争反対の中心地を舞鶴と位置づけて闘おう」と本集会の成果と新たな行動が提起がされたあと、「団結ガンバロー」を全員で唱和して集会はお開きとなりました。
「デモ行進&自衛隊に申し入れ」
デモ行進は、舞鶴市役所の玄関前から出発。海上自衛隊舞鶴地方隊の護衛艦などの軍艦が停泊ところで立ち止まり、「中東派兵反対!」「自衛官を中東に派遣するな!」「自衛官の派遣命令拒否の意思を尊重しろ!」など参加者全員でのシュプレヒコール。
続いて本日のメインイベントです。海上自衛隊舞鶴総監部の門前では、海上自衛隊の責任者(制服制帽の将官)に対して改憲・戦争阻止!大行進の代表者が申し入れ文書を読み上げたあと、申入書を手渡しました。海上自衛隊の責任者(将官)は、申入書を丁寧に受け取っていました。
・海上自衛隊舞鶴地方隊は中東に護衛艦を派遣しないこと
・海上自衛隊舞鶴地方総監部として、今般の中東派遣に対して反対の意思を表明すること。
・自衛官に中東派遣を強制せず、派遣命令を拒否した自衛官に対して、いかなる処分もしないこと。 デモ行進は、最終地点まで貫徹。横断幕、旗や幟がはためき、快い太鼓のリズムなどで、多いにアピールすることができました。
本日の集会とデモ行進、海上自衛隊への申し入れは、「軍都、舞鶴」での開催で、有意義のある充実した内容の行動になりました。今回の行動の成功を次につなげて、さらなる成果を勝ち取りましょう。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
OURPLANET(動画)「労働組合の自由を奪われた」関西生コン労組が国賠訴訟←ココをクリック
IWJ 国家賠償請求提訴についての記者会見 2020.3.17←ココをクリック
関西生コン労組、違法捜査と国など提訴 執行委員長ら恐喝容疑巡り「長期勾留は恣意的」 2020年3月17日 20:42 京都新聞←ココをクリック
大阪府労委で組合側の完全勝利命令!←藤原生コン運送不当労働行為事件
またもや、組合側勝利命令!←吉田生コン地位保全等仮処分申立事件
吉田生コン分会1名が職場復帰を果たす!PDF
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が12月10日発刊される。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
今年も残り少なくなりました。皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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