「総合区」「広域行政一元化条例」反対!1.24集会&デモ
「総合区」「広域行政一元化条例」反対集会が1月24日、中之島女神像前で開催され、105人の仲間が結集しました。
本集会デモは、労働者や住民の行動で、大阪都構想が2020年11月の住民投票で否決されたにもかかわらず、松井市長・吉村知事ら大阪維新の会が画策する「総合区」「広域行政一元化条例」に反対し粉砕するための行動です。
「総合区・広域行政一元化条例撤回の闘いを」
集会は、関西労組交流センター代表・深町さんの司会で開会。深町さんは「コロナは労働者を団結する環境をつくった。本日の集会デモを成功させて、さらなる労働者の団結を強めよう」とあいさつしました。
主催者あいさつでは、改憲・戦争阻止!大行進関西代表・中村さんから「行政の弄びに怒りを感じている。都構想は2回の住民投票で否決されたのに、維新の会は勝つまでジャンケンで名称を変えた都構想を強行しようとしている。総合区・広域行政一元化条例の撤回に向けて闘おう」とのメッセージが読み上げられました。
大行進関西・代表代行の木下さんは「大阪維新の会が画策する、民営化と労働組合つぶしを粉砕するために、労働組合を中心に、地域と団結して闘い抜こう」と呼びかけました。
「都構想を阻止した団結で社会変革を」
大行進・大阪市の赤田さんから、基調報告として「コロナ禍は人災だ。自公政権と結託した大阪維新の会が、コロナの以前から医療破壊を進めてきたことを見れば明らかだ。昨年11月の住民投票では、労働組合と地域住民・団体が連帯した2ヶ月間の集中行動で形成を逆転して勝利した。反転攻勢の始まりだ。『総合区』『広域行政一元化条例』は道州制・改憲と一体であり、資本・権力による戦争国家づくりの攻撃だ。大阪市をリセットし、労働運動と地域運動を解体して、大リストラをするための『総合区』『広域行政一元化条例』を粉砕しよう。都構想を阻止した団結と行動で社会変革を勝ち取ろう」などの提起がありました。
「私権の侵害、差別の拡大を許すな」
特別報告では、関西地区生コン支部の武谷さんは、「この間の関生支部弾圧への物心両面にわたる仲間のみなさんの支援によって、昨年は多くの成果を勝ち取った。産別運動つぶし、労組つぶしの権力弾圧を粉砕し勝利するまで闘う。引き続きの支援をお願いする」と昨年の闘いの成果や課題、今後の方針などを報告。最後に武谷さんは「科料、罰金、懲役刑など私権を侵害し、差別を助長する特措法・感染症法の改正を許してはいけない。この法改正は改憲につなげる狙いがある。コロナ対策の無策を棚に上げ、労働者や中小零細事業者に犠牲を強いる菅政権・維新の会を打倒する行動を展開しよう」と訴えました。
「各地域・労働現場からの発言」
大阪市教組、日教組奈良、八尾北医療労組、高槻福祉労組、婦人民主クラブ、京都大学学生などの各代表者からは、現場の闘いの到達点や今後の闘争方針などが報告されました。それぞれの現場闘争の報告・発言に対して、集会に参加した仲間は、共に闘うこと確認しました。
「都構想パンフの公金支出は違法だ」
冨山さんのカンパアピール後、飛び入り参加の「都構想パンフレットの公金支出を許さない有志の会」の代表者から「大阪市廃止・都構想説明パンフレットの公金支出は違法ではないかと、住民監査請求を起こしたが合議不調となった。パンフ作成にかかった費用全額の返還を求めて、住民訴訟を大阪地裁に提訴した。支援を願いたい」との要請に、会場からは多くの支援するとの声が上がりました。
集会のまとめが深町さんから提起され、赤田さんのかけ声で、参加者全員の団結がんばろう!の唱和で集会は締めくくられました。
「デモ行進」
大阪市役所から出発したデモ行進は、「『総合区』『広域行政一元化条例』ストップ!」と書かれた横断幕、幟、旗、太鼓リズムを駆使して西梅田公園まで打ち抜きました。
最終地点の公園では、木下さんの「本日の集会デモは、新たな闘いの起点だ。労働組合と地域住民の連帯で闘おう」とのかけ声の下、参加者全員の「団結がんばろう!」で本日の行動は、お開きとなりました。
2月3日から始まる大阪市議会での「総合区」「広域行政一元化条例」の採決強行を粉砕する闘いに挑みましょう。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
<労働裁判が働き手を素通りするとき> ココをクリック
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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