「カジノを止めるラストチャンス！」＆光榮・昌榮産業闘争、大阪・神戸での宣伝活動

「カジノを止めるラストチャンス！」＆光榮・昌榮産業闘争、大阪・神戸での宣伝活動

『また増額!800億円の負担増!カジノを止めるラストチャンス!』「カジノに税金を使うな大阪市長!」を掲げ、関西地区生コン支部・大阪Aブロックは2月14日、JR弁天町駅前と大阪役所前で宣伝活動を展開。
神戸市役所前とJR元町駅前では、兵庫ブロックと大阪Bブロック、大阪Aブロックが不当労働行為企業と労働委員会から認定された「光榮・昌榮産業社」を周知するために、「光榮・昌榮産業社の労働組合法違反（不当労働行為）を労働委員会が認定した」、加えて「加茂生コン事件の無罪判決」の報告と「検察官が『組合脱退勧奨』」の実態を暴露した情宣活動を展開しました。

「『大阪にカジノはいらない』JR弁天町駅前・大阪市役所前」

JR弁天町駅前、大阪市役所前の歩行者道路の広場では、武谷書記次長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を持って、「当初、カジノに税金は1円も使わないと言っていた、松井大阪市長が発言をひるがえし、カジノ建設地の土壌問題に税金を投入することを決定した。こんなことに税金を使わせてはいけない」「コロナ感染が拡大しているなか、医療体制の充実や保育所の充実、医療従事者やエッセンシャルワーカーのために税金を使うべき」「維新の会は、自公政権と同じの大企業優位政策をやめて、中小零細事業者とそこで働く労働者、市役所や保健所で働く非正規労働者が生活できる政策を行え」などを整然と訴えました。
歩行者道路では、大阪Aブロック組合員がＪＲ弁天町駅前、大阪市役所前を行き交う市民や会社員、職員らにビラを配布し、「知事・大阪市長への要望書に署名の協力」を訴えました。

「『知事・大阪市長への要望書に署名の協力』を訴えた」

カジノ問題を考える大阪ネットワークが作成した「また増額!800億円の負担増!カジノを止めるラストチャンス!」のカラー刷りのビラは、JR弁天町駅前、大阪市役所前交う市民や会社員、職員らは快く受け取ってくれました。
JR弁天町駅前では、わざわざ自転車を降りてビラを取りにきた男性や、複数の女性がビラを受け取りながら「がんばってね！」と激励してくれたのが印象的でした。
大阪市役所前では、訴えに聴き入る女性や男性の姿が見られました。通勤時間を避けたことでビラの受け取りもよくなりました（先週は、通勤ラッシュのときで迷惑がられたようでした）。
JR弁天町駅前は、午前8時30分から約1時間、大阪市役所前は、午前10時から約30分の行動でしたが、武谷書記次長の訴えと大阪Aブロック組合員のビラ配布に、駅前や市役所前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、60枚（2カ所）の配布でした。引き続き駅頭、市役所前の宣伝活動を展開します。

「不当労働行為企業、無罪判決、組合脱退勧奨を宣伝」

午後からは、神戸市に移動し、神戸市役所前とJR元町駅前で「光榮・昌榮産業社」の労働組合法違反（不当労働行為）の周知と、「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」の実態を暴露した宣伝活動を展開しました。
神戸市役所前、JR元町駅前の歩行者道路の歩行者道路では、ナニワ生コン分会長が、右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げ、光榮・昌榮産業社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、神戸市は違法企業を放置していいのか、関西地区生コン支部への権力弾圧で無罪判決が出たこと、検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされた国家的不当労働行為の実態などを整然と訴えました。横断幕を掲げた歩行者道路では、大阪Aブロック組合員と武谷書記次長が、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「20歳代くらいの女性と男性が『「へー、労働組合ですか』とビラを受け取った」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「光榮・昌榮産業闘争ニュース」「加茂生コン事件『無罪判決』」「検察官が『組合脱退勧奨』」ビラは、神戸市役所前、ＪＲ元町駅前を行き交う市民や会社員らは快く受け取ってくれました。
神戸市役所前では、宣伝開始してすぐに「向かいのビルの一室で、試験が行われているので音量を下げてもらえませんか?」と男性から求められたので、すぐに宣伝をやめました。この男性は「私も労組の書記長をしており、あなたたちの訴えはよくわかります」と言ってビラを受け取り、「試験は明後日までなので」と笑顔で言い添えてくれました。
JR元町駅前では、20歳代くらいの女性と男性が「へー、労働組合ですか。読んでみようかな」と言いながらビラを受け取ったのが印象的でした。
午後1時30分から約1時間（神戸市役所前は10分）の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、神戸市役所前、JR元町駅前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、2カ所で54枚（無罪判決・組合脱退勧奨のビラとセット）の配布でした。引き続き神戸市役所前、駅頭での宣伝活動を展開します。

「大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にある」

ところが、光榮・昌榮産業社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
兵庫県に所在する生コン企業の１００％近くが加盟する「大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）」が、2018年から始めた「労働組合つぶし」が背景にあります。
光榮・昌榮産業社と連帯・関生支部は、長年、円満な労使関係を築いており、労使が協力して展開する「生コン産業政策運動」を推進し、生コン価格や輸送運賃の適正化が実現したときには、労働組合が要求している「非正規の正規化など労働条件の改善」を約束していた企業でした。
ところが、大阪広域生コン協組の執行部から「労働組合つぶし」の協力を強くもとめられ、圧力をかけられた光榮・昌榮産業社の経営陣は、連帯・関生支部の組合員を雇い止めにしたのです。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、光榮・昌榮産業社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。

「府労委の命令は有効であり、光榮・昌榮産業社は『命令履行』義務がある」

大阪広域生コン協組の圧力もあり、光榮・昌榮産業社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっていますが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF