3.13セブンイレブン闘争報告集会

「世の中の理不尽に屈せず人間らしく生きるために!3.13セブンイレブン闘争報告集会」が3月13日、学働館・関生で開催され100人を超える闘う仲間結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「松本オーナーの闘いを支持し、労働組合は共に闘ってきた」

関西合同労働組合・田中さんの司会で集会は開会。田中さんは「コンビニ時短営業に立ち上がった松本オーナーの闘いを支持し、労働組合は共に闘ってきた。今後の闘いの展望を確認する集会にしよう」と開会あいさつ。

「文明社会をつくるために共に頑張ろう」

セブンイレブン東大阪南上小阪店のオーナー松本実敏さん登壇し、「世の中の理不尽に屈せず、人間らしく生きるために」と題した闘争報告。松本さんは「裁判闘争を勝利的に闘ってきたことを、①セブンイレブンによる争点すり替え。②私に対する『性格異常者』『異常な顧客対応』のでっち上げ。③ウソとでっち上げ、証拠のねつ造。④猛反撃の開始。⑤結審を勝利的に迎えたこと」など、裁判闘争におけるポイントを詳細にわたり話しました。
また、松本さんは「世の中の理不尽に屈せず、人間らしく生きるために何が必要か?として、①ロシアのウクライナ侵略戦争に思うこと。②コロナは人類に何を教えたのか。③コロナ・ワクチン接種の問題。④子どものいじめ。④アインシュタイン曰く」など、戦争情勢やコロナ禍の情勢などを話しました。
最後に、「世の中をよくしたい、喜びを感じる世の中にするために声をあげて運動をしよう。命より大切なものはこの世にない。本日、結集した仲間はパイオニアだ。文明社会をつくるために共に頑張ろう」と報告を締めくくりました。

「セブンイレブン本社との闘い」

次に、コンビニ関連ユニオン・河野委員長が登壇し、「セブン本部との闘いの報告」と題した講演。河野委員長は「①セブンイレブンという虚像の新自由主義悪徳企業。②コンビニ人手不足から時短問題の爆発。③私のコンビニ職場闘争の地平。④日々の職場のめまぐるしい戦場。⑤労働組合なき社会に対して闘う労働組合をよみがえらせる」などの項目を詳細にわたり報告と講演。最後に、河野委員長は「6月23日の判決に向け、勝利めざして街頭に出よう」と行動を提起して講演を終えました。

「支援者から、共に闘う決意表明」

松本オーナーや河野委員長の闘いを支援する集会参加者から、京大の学生などの若者から質問や感想がありました。また、労働組合からも、関西地区生コン支部、関生ナニワ生コン分会、八尾北医療センター労働組合、関西労組交流センターの各代表者から2人の講演の感想や裁判闘争・労働委員会闘争の勝利をめざして共に闘う決意が表明されました。

「少数から始まる闘いは、必ず勝つ!」

関西合同労働組合・山口書記長が本集会のまとめ。山口書記長は「究極の世の中を変える闘い。理不尽との闘い。全労働者・民衆の闘いと位置づけた本日の集会は成功した。第3次世界大戦に突入する情勢のなか、全世界の民衆や労働者が立ち上がっている。少数から始まる闘いは、必ず勝つということを確信しよう」と闘いの方向を提起しました。
司会の田中さんのかけ声で「団結がんばろう」を参加者全員が唱和して集会はお開きとなりました。
セブンイレブン・松本オーナーとコンビニ関連ユニオン・河野委員長の闘い、「セブンイレブン闘争」の勝利をめざして共に闘いましょう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.71 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.72 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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