関生支部など労組連合会と協力関係にある滋賀や京都、奈良の生コン業界は相互扶助の精神で一致団結し、着々と値上げを実現。一方、和歌山の生コン業界は、元組員などをちらつかせる丸山克也の業界つぶしで、値上=価格適正化が実質的に停止。大阪広域協組の一部業者が和歌山へ乗り込み生コンを売るという動きなども出てきている。
丸山克也らの動きで危機感つのらす和歌山の生コン業界で、いま、業界正常化を求める声が高鳴りつつある。そう遠くない時期に、あらたな業界再建という流れが起きてくるだろう。
業界の枠組みが破壊されつつある大阪・兵庫・和歌山地区。労組連合会からの強い指摘(武建一関西生コン関連労組連議長)。(要旨)
中小企業の場合の春闘は、財源を確保するため大企業との対等取引、価格の引き上げ=適正化など労使で共通した取り組みをしなければならない。圧送の場合も、生コンの場合も業界再建などで生まれる財源を労働者の福利厚生などに使っていく。春闘交渉の議論については、賃上げなど経済要求するだけでなく、財源をどう確保するかという政策的な見地にたって深めていくことが求められる。
滋賀地区や京都地区、奈良地区などの生コン業界、近畿の生コン圧送業界などは、それぞれが相互扶助の精神で一致団結して値上げを実現している。ところが和歌山地区の生コン業界は、元暴力団員を雇用などでヤクザの背景をちらつかせ、在特会関連などの差別排外主義者と連携する丸山克也の業界の枠組みつぶし策動に影響されて、この4月から値上げをすることが実質的に止まっている。それだけでなく、大阪広域協組の一部業者が和歌山へ乗り込んで生コンを販売するという動きが出てきている。最近、和歌山地区では危機感が非常に高まっている。業界正常化の声や、もう一度再建しようという声が高鳴りつつある。そう遠くない時期に再度、和歌山地区の業界再建という流れが起きてくるだろう。
利権確保のためにはなりふりかまぬ大阪広域協組4人組
大阪地区でも同様なことになっている。大阪広域協組はティワイケイ高槻生コンの出荷を不当にストップし、挙げ句の果てにあらぬ理由で協同組合から除名した。
協同組合がなすべきことは相互扶助である。「一社は全体の利益のために、全体は一社の利益のために」の精神である。ところが大阪広域協組は、ティワイケイ高槻生コンへの割り付けを不当にストップした。理由は、職場に関生支部の分会があるからだ。関生支部との協力関係の会社は出入りを禁止する、そんなことまで決めるている。これらは労働組合法に違反するだけでなく、協同組合法や独占禁止法などにも反するものである。
大阪広域協組は、コンプライアンスと言っておきながら平気でコンプライアンス違反を行っている。なぜ内部から異議が出てこないのか、異議が出ないということは大阪広域協組の全社が違反を是認するということである。
シェアの決定につても不公平である。神戸ブロックは特に不公平な状態となっている。売り上げの高い富配合、高付加価値の出荷の割り付けなども不公平な状態となっている。こんなことされて、なぜ大阪広域協組の内部の人たちは黙っているのか。例えば、北ブロックのリーフコンクリート摂津工場を2億3千万円で買い取ることが決まったそうだ。最終的に大山正芳副理事長の事実上の支配下に入るといわれている。現在、中央ブロックで操業休止中の築港生コンの利権などは矢倉完治副理事長にわたるといわれている。
一部の者の利権が固まろうとしているが、そう長くは続かない。大阪広域協組
つまり在特会関連などを背景として暗躍する大阪広域協組4人組や和歌山広域協組の丸山克也は、自分の利益のためなら業界全体はどうでもいいという感覚で動いている。それら連中は関生支部対策を声高らかに叫んでいる。なぜか、それは自分の利権確保の実態を隠蔽するためだからである。
大阪広域協組4人組は、一年以上も前から生コン輸送運賃を5万円まで引き上げると表明していた。しかし、2月になっても4月になっても一向に上げる気配はない。ろくでもない会社は4万円でもいいといっている始末である。生コン輸送運賃の引き上げの約束を反故にし、利益・利権を独り占めにする、これが4人組など連中の狙いなのである。
現在、連中のやりたい放題に行政当局が関心を持っている。公正取引委員会、経産省などである。くずれだすと一気に崩れる。ティワイケイ高槻生コンへの除名については、休み明けに判決が下される予定である。その判決を契機にして一気に状況が変わる。このままいくと大阪広域協組は瓦解するしかない。その時の対応策を心ある経営者と一緒になって考えている。いま、そういうい時期に差し掛かろうとしているのである。
※「-人の死までも関生叩きに利用する倒錯的な野合の実態 第五回 - 労働組合の団体行動権の行使であるストライキを組織犯罪と呼ぶ本質があらわになった18春闘」へ続く