闘う労働組合との10.6討論集会
闘う労働組合の力で戦争を止め、社会を変えよう!「闘う労働組合との10.6討論集会」(主催、関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会)が10月6日、東京しごとセンターで開催され、70人の闘う労働者が結集しました。
「闘う労働組合の結集を実現しよう」
JAM日本機械工業労働組合の福島さんの司会で集会はスタート。福島さんは「11.3労働者総決起集会を前に1ヵ月、2人の講演を受けて討論し、闘う労働組合の結集を実現しよう!」と開会宣言しました。
「湯川委員長への求刑10年を跳ね返し、実刑判決を阻止する闘いに立とう」
関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会・山口代表(JAM日本機械工業労働組合執行委員長)の主催者挨拶。山口代表は「関生弾圧を放置することはできない。労働組合弾圧は、戦争の前に起こることは歴史が語っている。京都事件の湯川委員長への懲役10年の求刑を跳ね返し、実刑判決を阻止する闘いに立とう!そのためには、反戦闘争をしっかり闘うことが重要であり、その闘いが関生支援につながることを確認したい。さらには、反戦・反核運動潰しの8.6ヒロシマ暴処法弾圧を粉砕し、不当に長期勾留されている5人の仲間を早期に取り戻そう!そして、11.3労働者総決起集会に6000人の結集を勝ち取るために全力をつくそう!」と行動を提起しました。
「なぜ関生支部は弾圧されるのか!」
関生支部・武谷副委員長の講演では、自ら関生支部に加入した経緯と執行委員になってからの闘いを語ったあと、関生支部の産業別労働組合の性格と生コン産業における産業別労働運動として、欧米の産業別労働組合の運動に学び、それを実践して、集団交渉や産別賃金、産別雇用、産別福祉などの成果を獲得したこと。その間、1982年、2005年、2018年の3次にわたる権力弾圧が繰り返されてきたことなどを話しました。そして、なぜ関生支部は弾圧されるのか、それは関生支部が産業別労働組合だからだと言い切りました。最後に「京都事件をはじめすべての刑事事件の無罪を勝ち取るために全力をつくす」と決意表明して講演を締めくくりました。
「国境を越えて団結し戦争を止めよう」
続いて、動労千葉・関委員長の講演。関委員長は、関生弾圧を粉砕し、昌一金属闘争に勝利する闘いを全国の闘う労働組合の団結と行動で勝ち取ろう。そして、労働法制の抜本的改悪を阻止する闘いに挑まなければならないと行動提起しました。また、戦争情勢に触れ、反戦運動を国境を越えて団結し戦争を止めようと提起。JR・国鉄闘争では、久留里線の廃線を許さない行動に全力をつくすこと、国鉄解雇撤回闘争は、法廷闘争と現場闘争をしっかり闘い勝利するまで闘い続けることを提起。最後に、関委員長は「40年に一度の経団連による労働法制の改悪を粉砕するためにも、11.3労働者総決起集会に6000人の結集を勝ち取ろう!」と行動提起しました。
「会場からの質疑・意見など活発な討論」
2人の講演を受けた討論では、会場から金元重さん(元千葉商工大学教授)、那須さん(JAM日本機械工業労働組合書記長)、藤田さん(弁護士)、全学連委員長らから質問と意見が出されました。
それぞれの質問に対して、武谷副委員長と関委員長が応答。特に、金元重さんの質問と関委員長の自分史は興味深い内容でした。
活発な討論が展開されたあと、武谷副委員長から「京都事件の団体署名」と「10.19反弾圧シンポジウム」の要請を受けて討論を終えました。
「明日(10月7日)ストライキを打ち抜く!」
東京労組交流センター女性部長の石田さんからのカンパアピールに続いて、ストライキを闘う労働組合からの発言。泉陽会労働組合の委員長は、組合結成してから16年間の闘いを報告したあと「明日(10月7日)ストライキを打ち抜く!」と元気よく闘争方針を示しました。多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会の分会長は、アマゾンに組合結成と団交申入をしたが会社側が団交を拒否したことからストライキを計画すると、会社側は一転、団交に応じると回答したなどの闘争が報告されました。そして11月19日の全アマゾン一斉ストライキに挑むとことを宣言しました。
「階級的労働運動をよみがえらそう!」
山口代表から関生支部に会場カンパが贈られたあと、大石さんから、❶来年2月26日に開かれる京都事件判決に東京から多くの仲間で駆けつける。❷10.18反弾圧シンポジウムに全力で参加する。❸このあと新宿アルタ前でのガザ虐殺を許さない街宣行動をはじめ反戦闘争を闘い、11.3労働者総決起集会に6000人の結集を実現しようと行動提起がありました。最後に、那須書記長がリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して討論集会はお開きとなりました。
闘う労働組合の団結と行動で、労働組合弾圧を粉砕し、階級的労働運動をよみがえらそう!
日にち:2024年10月19日 土曜日
時 間:13:30受付 14:00~
場 所:国鉄労働会館
(東京都港区新橋5丁目15-5)
主 催:連帯ユニオン関西地区生コン支部
共 催:連帯ユニオン関東支部
労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン関西地区生コン支部 06-6583-5546
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労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Amazon ココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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東京新聞「こちら情報部」
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