八尾北プレハブ設置不許可と闘い「命より金」の菅と維新を倒そう！
八尾北医療センター労働組合は2020年12月23日、維新・大松八尾市長に抗議と申し入れを行いました。
「感染対策を施したプレハブで検査・治療を準備」
新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪府は深刻な状況に陥り、医療崩壊が始まっています。厚生労働省が2020年9月に自治体に「地域のかかりつけ医に相談するように」との通達を受けて八尾北医療センターは、感染対策を施したプレハブを設置して検査・治療ができるように準備し、同10月中の実施の目処がたちました。ところが、プレハブ発注の直前に「準防火地域」とうことがわかり、八尾市・健康推進課に「コロナ禍の非常時であり、すみやかに八尾市建築課の許可が出るように助けてもらいたい」と援助を求めて話し合いも持ったのです。
「不許可の理由を述べない八尾・大松市長」
しかし、健康推進課は9月29日、「八尾市の土地に建築物を設置することは認めない」と返答してきました。また担当者は「理由は言えない」「八尾市の方針だ」の一点張りで具体的で明確な理由を述べずに「不許可」としたのです。
八尾北医療センター労組は、八尾市による「不許可」の回答に対して11月6日、市長と健康推進課に抗議と質問をしましたが、当局は電話で「前と同じ回答だ」「文書の返事はできない」「八尾市の方針だ」と不誠実な回答を繰り返しました。
「不誠実で横柄な態度に終始する八尾市」
八尾北医療センター労組は「12月23日に市長へ申し入れを行いたい」と市長秘書課に連絡をとりましたが、秘書課は「公務」との理由により拒否しました。
労組は「21日、22日、24日、25日では」と日程の調整を求めましたが、「すべて都合がつかない」と秘書課は返答し、「担当課の健康推進課にいってくれ」と逃げる始末。健康推進課も「受け取るだけなら応じる」などと不誠実で横柄な態度に終始しました。
「抗議・申し入れ行動に立ち上がる」
八尾北医療センター労組を先頭に共闘する労組や団体は12月23日、八尾市役所庁舎前で「八尾北プレハブ設置不許可と闘い、『命より金』の菅と維新を倒そう」とテーマを掲げ、八尾市への申し入れと抗議行動を展開、40名を超える闘う仲間が結集しました。
八尾北医療センターの院長と同労組の代表者が、八尾市・健康推進課の代表者に文書を読み上げ抗議・申し入れを行いました。市役所内ではなく、市役所の玄関前で申し入れを受ける八尾市・健康推進課の対応には、八尾市の姿勢の悪さを痛感しました。
安倍前首相や菅首相の国民をばかにした国会答弁や発言を、維新・大松市長が踏襲している姿勢には、憤懣やるかたない気持ちで一杯です。
「八尾北医療センター労組と連帯して闘う」
申し入れ文書を八尾市・健康推進課に手交したあと、抗議集会が始まりました。八尾北医療センター労組の代表者と組合員からは、「医療現場の過酷な実態」や「コロナ禍前に維新が予算を削減し医療機関を窮地に追い込んだ」ことなど多くの発言がありました。
関生支部・武谷さんは「住民の命と健康を守り、弱者の側に立つ八尾北医療センター労組と連帯して共に闘う」と発言。
関西労組交流センター・冨山さんは「私も高槻で医療に従事している一人だ。医療従事者への激励や感謝だけでは、医療崩壊は免れない。国や地方自治体は、医療機関の減収を補てんすることが急務だ。八尾北医療センター労組の闘いを高槻でも実践する」と決意を表明。それぞれの連帯あいさつがありました。
「市民の注目を浴びたデモ行進」
八尾市役所の庁舎に向けて「大松市長は私らに謝れ！」「医療をつぶす維新弾劾！」と記されたプレート掲げたシュプレヒコールで集会を締めくくったあと、デモ行進に出発。八尾市内の幹線道路で近鉄駅前や商業施設前を通るデモ行進に、市民や通行中の人たちに多いにアピールができました。
「菅政権、維新の会を打倒する行動を展開しよう」
八尾北医療センターは、西郡の人々が天然痘で子どもたちをはじめ、200人もの死者を出した悔しさと怒りで身銭を切って建てた診療所を引き継ぐ、労働組合と住民の団結で運営している診療所です。
闘う労働組合は、八尾北医療センター労組の果敢な闘いに連帯し、菅政権と維新政治を打倒する行動を展開して、新自由主義を粉砕しましょう。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
＜労働裁判が働き手を素通りするとき＞ ココをクリック
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。・一連の事件は、なぜ起きたのか？
・関生支部とはどのような労働組合なのか？
・武建一という人物はいったい何者なのか？
そんな疑問に事実をもって答える１冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円＋税
＊全日建（全日本建設運輸連帯労働組合）にお申し込みいただければ頒価1500円（送料込み）でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第１章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活／なぜ私は逮捕されたのか／協同組合の変質／労組破壊に参加したレイシスト
第２章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち／「練り屋」と呼ばれて／労働運動に目覚める／関生支部の誕生／初めての解雇
第３章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック／ヤクザと生コン／経済界が恐れる産業別労働運動
第４章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」／大阪広域協組の誕生／シャブコン／2005年の弾圧事件／ゼネスト決行／目指すべき場所
解題・安田浩一（ジャーナリスト）
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科５犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長（当時）から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
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