コロナ ブレイクスルー感染

イスラエルや米国で、コロナワクチン2回接種後のブレイクスルー感染が大きな問題になっています。

「免疫力がつきにくく再感染の恐れ」

河田昌東先生(遺伝子組換え情報室)は、2020年5月10日に以下のように書いています。
「SARS-CoV-2の遺伝子はRNAウイルスの中でも最も大きく、表面の突起蛋白質(S)や殻蛋白質(E,M)だけでなく、様々な機能を持つ29種類もの蛋白質を作ることが出来る。その中にはSARS-CoV-2の感染力の強さの基になるものもある。例えばORF6という遺伝子が作る蛋白質はヒト感染細胞がウイルスに対する抗体を作るのを妨害する働きがある(16)。その結果、新型コロナSARS-CoV-2に感染しても免疫ができにくく再感染し、感染履歴があっても抗体検査では陰性になることがある」
2021年3月15日、東京大学 医科学研究所 附属感染症国際研究センター システムウイルス学分野の佐藤 佳 准教授らは、ウイルス感染に対する免疫応答の中枢を担うインターフェロンの産生を抑制する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のたんぱく質ORF&を発見した、と発表しました。

何度も風邪をひくように、コロナウィルスは免疫を造りにくいのです。

「人と野生生物や家畜との接触が原因」

「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)の発表によると「哺乳類や鳥類が保有する未知のウイルスは170万種類と推定され、うち63万1000~82万7000種類はヒトも感染する恐れがある。ヒトの間で毎年5つ以上の新たな感染症が起こっており、パンデミックのリスクは急速に高まっている」「森林伐採をはじめ土地利用の変化や、食用や薬用のための取引・消費などによって、野生生物や家畜、ヒトとの間で接触が増えているのが原因」だとして、「パンデミック防止に向け、各国に必要な情報を提供する政府間組織の立ち上げや、消費や農業、貿易の抜本的見直しなどを提言」しています(2020年11月6日 毎日新聞)。

ワクチンだけに依存するパンデミック対策は危険であり、自然と人間の調和を取り戻さなければならないのです。

投稿/愛知連帯ユニオン・S

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

ハーバービジネスオンライン
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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挑戦を受ける労働基本権保障――一審判決(大阪・京都)にみる産業別労働運動の無知・無理解 (検証・関西生コン事件1)(日本語) 単行本 – 2021/4/20

業者団体と警察・検察が一体となった組合弾圧=「関西生コン事件」がはじまって4年。
労働法研究者、自治体議員、弁護士の抗議声明が出され、労働委員会があいついで組合勝利の救済命令を下す一方、裁判所は産業別労働組合への無知・無理解から不当判決を出している。
あらためて「関西生コン事件」の本質、不当判決の問題点を明らかにする!
連帯ユニオン(著)、小谷野 毅(著)、熊沢 誠(著)、& 2 その他
発行・旬報社、定価800円+税

「関西生コン事件」がはじまってから4年目となります。
関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)を標的として、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)が日々雇用組合員の就労拒否(400人以上)、正社員組合員の解雇、業界あげての団交拒否を開始したのが2018年1月。このあからさまな不当労働行為の尻馬に乗って、滋賀県警が半年後の2017年7~8月にかけて組合員と生コン業者ら10人を恐喝未遂容疑で逮捕しました。その後、大阪、京都、和歌山の三府県警が、2019年11月にかけて、じつに11の刑事事件を仕立てあげ、のべ89人もの組合員と事業者を逮捕。数え上げるとじつに計18回も逮捕劇がくりかえされ、のべ71人が起訴される事態に発展しました。いずれも、ストライキやビラまき、建設現場の法令違反を調査、申告するなどして公正な取引環境を実現するためのコンプライアンス活動、破産・倒産に対して雇用確保を求める工場占拠闘争など、あたりまえの労働組合活動が、恐喝未遂、恐喝、強要未遂、威力業務妨害といった刑事事件とされたものです。
業者団体と警察・検察が表裏一体となった組合弾圧、それが「関西生コン事件」です。
これに対し、歴代の労働法学会代表理事経験者を多数ふくむ78人の労働法学者が2019年12月、憲法28条の労働基本権保障や労働組合法の刑事免責を蹂躙する警察・検察、そしてそれを追認する裁判所を批判して「組合活動に対する信じがたい刑事弾圧を見過ごすことはできない」とする声明を公表しました。全国各地の120人超の自治体議員の抗議声明、弁護士130人の抗議声明なども出されます。また、自治労、日教組などの労働組合や市民団体がつくる平和フォーラムが母体となって「関西生コンを支援する会」が結成されたのをはじめ、各地で支援組織が2019~20年にかけてあいつぎ結成されます。「関西生コン事件」は関生支部だけの問題ではない、労働組合の権利そのものを脅かす事態だという認識が広がっています。
さらに、冒頭に述べた一連の解雇、就労拒否、団交拒否に対抗すべく関生支部が申し立てた20件近い不当労働行為事件において、大阪府労働委員会が2019年秋以降、あいつぎ組合勝利の救済命令を下しています。その数は命令・決定12件のうち10件(2021年4月現在。大半が中央労働委員会に再審査事件として係属)。団結権侵害を主導した大阪広域協組の責任が明確になってきました。
一方、11件の刑事事件はその後、各事件の分離、併合の結果、大阪、京都、和歌山、大津の四地裁において8つの裁判に整理され、審理がすすめられ、現在までに、大阪ストライキ二次事件(2020年10月)、加茂生コン第一事件(同年12月)、大阪ストライキ一次事件(2021年3月)の3つの一審判決が出されています。
これら判決は、労働委員会事件で出された勝利命令とは対照的に、いずれも労働組合運動に対する浅薄な理解と認識をもとに、大阪広域協組の約束違反や企業の不当労働行為を免罪する一方で、産業別労働組合としての関生支部の正当な活動を敵視するものとなっています。
そこで、この機会に、あらためて「関西生コン事件」とはなにか、また、これら不当判決の問題点はなにかを、労働組合運動にたずさわる活動家のみなさまをはじめ、弁護士、研究者、ジャーナリストのみなさまに一緒に考えていただくために、裁判や労働委員会に提出された研究者の鑑定意見書などを収録した『検証・「関西生コン事件」』を随時発刊することにしました。
控訴審において無罪判決を勝ち取るために努力するのはもちろんのことですが、不当判決を反面教師として、先達が築いてきた労働運動の諸権利を学び直し、新たな運動を創造していくことが私たちに求められていると考えます。本書がその手がかりとして活用されることを願ってやみません。
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