7.23梅田反戦デモ
「戦争のために改憲するな!武器を送って戦争煽るな!」をサブタイトルに、改憲・戦争阻止!大行進・関西が主催する「梅田反戦デモ」が7月23日、豊崎西公園で開催され、35人の闘う仲間が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。
「本日の集会デモを出発点に、改憲・戦争絶対反対の声を大きくしていこう」
司会の関西労組交流センター・西納さんが開会宣言。西納さんは「本日、第1回目の梅田反戦デモを新たな戦争反対、改憲阻止の第一歩として闘おう!」と行動を提起しました。
改憲・戦争阻止!大行進・関西の赤田さんから基調報告。赤田さんは「7月8日、安倍元首相が銃撃された。強力な支持母体の統一協会に家庭を壊された青年によって射殺された。岸田政権はこの事態に、安倍元首相を英霊化することで支配体制を維持しようとしている。安倍政権の8年8ヶ月で労働者や市民の生活は破壊され続けた。教育基本法の改悪、国民投票法の強行、集団的自衛権の行使容認など、実質的な改憲を進め、辺野古新基地や日米安保同盟強化で、戦争政治に突き進んでいた。また、関生支部の弾圧に象徴されるように、労働組合絶滅型の弾圧を繰り返し、労働法を次々の改悪してきた。労働者の賃金は下がるなど、多くの労働者の生活が破壊された。一方、森友学園、加計学園など安倍の友人には巨額の税金が投入された。安倍政権によってどれだけの労働者の生活が破壊され、命を奪われたのか。安倍政権を引き継ぐ岸田政権を打倒するのが労働者の立場だ。本日の集会デモを出発点に、改憲・戦争絶対反対の声を大きくしていこう」と報告。そして、戦争情勢や世界、国内における労働者の闘いに触れたあと「全国の仲間の闘いと一体で、私たち改憲・戦争阻止!大行進・関西も、本日から梅田の街で、月に一度、デモ行進を行う。この夏、秋の改憲・戦争阻止の大闘争を闘い抜き、11.6日比谷に攻め上ろう!」と行動提起して基調報告を締めくくりました。
「今こそ、職場から戦争反対に立ち上がろう!」
関西地区生コン支部・武谷書記次長の連帯あいさつ。武谷書記次長は、この間の関生弾圧への支援にお礼を述べたあと「第1回目の梅田反戦デモに参加できたことを誇りに思う。安倍元首相の国葬は、岸田政権の戦争宣言であり、私たちの団結と行動で叩きつぶそう。この夏は、東大阪、五一闘争など関生支部の闘いも続く。8月のヒロシマ、ナガサキを闘い、11月労働者総決起集会に結集しよう」と行動を提起しました。
続いて、八尾北医療センター労組の出口さんから闘いの決意が提起されました。出口さんは「安倍元首相の国葬に税金を使うことを許してはいけない。戦争に向かうことと、モリ・カケを強権でつぶしたのが安倍政権だ。新自由主義の40年は、自己責任を強制してきた。すべてを戦争につぎ込み、支配者の利益を得た。コロナ禍のなか、八尾北医療センター労組の仲間は奮闘しているが、限界を感じることがある。コロナ禍の最前線である医療現場を、維新の大松市長や吉村知事は見に来ない。コロナ前から医療がつぶされてきた結果を維新らは、しっかり見るべきだ。前の地域医療交流集会では『医療と戦争は相容れない』ことが確認された。今こそ、職場から戦争反対に立ち上がろう」と訴えました。
「若い人たちから注目を浴びたデモ行進」
西納さんの本集会まとめのあと、参加者全員で「団結がんばろう!」唱和してデモ行進に挑みました。
デモ行進は、豊崎西公園を出発し、梅田の繁華街を通り、ヘップファイブまでのコースです。旗や幟がはためき、太鼓や鉦の軽快なリズムと若者のデモコールのデモ行進に、梅田繁華街を行き交う市民らに、多いにアピールすることができました。
沿道からは、スマホをかざして撮影する若い女性や男性、太鼓と鉦のリズムに合わせてステップを踏む若者、外国人の2人から手を振る激励などがあったのが印象的でした。また、ヘップファイブ前で、「戦争反対!」の大きな横断幕を掲げて、市民に訴えている団体からも大きな声援などの激励がありました。
開催地点で西納さんのかけ声で「団結がんばろう!」を参加者全員が唱和して、デモ行進はお開きとなりました。次回は、8月20日(土)18時から豊崎西公園で開催します。
戦争のための改憲を許さない!闘う労働組合の団結と行動で戦争を止めよう!月1回の梅田反戦デモに集まろう!
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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