沖縄と繋げるキャラバン結成集会
「基地のない平和で豊かな沖縄の実現を!」を掲げた「沖縄と繋げるキャラバン結成集会」が7月22日、エル大阪で開催され、92人の反戦・反基地闘争を闘う仲間が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部、近畿地区トラック支部、関西ゼネラル支部が参加しました。
「次世代につなげる運動を関西から発信しよう」
司会の沖縄と繋げるキャラバン実行委員・全港湾の横山さんが開会宣言。共同代表の全港湾大阪支部・小林委員長から主催者あいさつ。小林代表は「結成集会に結集した仲間に感謝する。沖縄50年の闘いを振り返り反省することが重要だ。ロシア・ウクライナ戦争情勢のさなか、若い人たちにどう伝えていくかが、問われている。辺野古米軍新基地建設反対などを掲げ、各団体の仲間が闘っているなか、私たちはキャラバン運動を展開してきた。この運動をさらに広げるのが本結成集会だ」と結成集会の趣旨を話したあと、「関生弾圧は労働組合だけではなく、市民とも連帯、共闘していることから、必ず跳ね返す。政治情勢では、憲法改悪に目を向けよう。『平和なくして労働運動なし』戦争をしないことだ。次世代につなげる運動を関西から発信しよう」と行動を提起しました。
「世界・各地域からの賛同発言」
賛同発言では、沖縄県人会兵庫県本部会長・具志堅和夫さん、ZENKO・山川義保さん、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動・大森正子さん、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動・梶原義行さん、沖縄・辺野古への新基地建設に反対し普天間基地の撤去を求める京都行動・松本修さん、米軍Xバンドレーダー基地反対京都連絡会・瀧川順朗さん、岩国労働者反戦交流集会実行委員会事務局長・南守さん、しないさせない戦争協力関西ネットワーク共同代表・垣沼陽輔さん、台湾市民・コニーさん(リモート)、韓国進歩連帯自主統一局長・キム・ジヘさん(リモート)らが、反戦・反基地運動の闘争報告と今後の闘争方針などを話しました。
「音楽で押し寄せたい。若者の参加を考え、一緒にがんばろう!」
集会参加者の発言と質問が多数あるなど、活発な議論が展開されました。そして、「おもちゃ楽団」のパフォーマンスでは、3曲の歌が披露されました。
共同代表の市民・シンガーソングライターの川口真由美さんが集会のまとめ。川口代表は「音楽で押し寄せたい。韓国や台湾の若い人たちを見てきた。その若い人たちは、非暴力で押し寄せていた。路上で出会うのが大事だと思う。路上の活動を制限されている国もあるが、路上の運動で『お疲れさま!』と言い合いたい。若い人の参加をどう考えるかと、一緒にがんばろう!」と行動を提起して集会はお開きとなりました。
「基地のない平和で豊かな沖縄の実現を!」めざして「沖縄と繋げるキャラバン」を関西から全国に展開しましょう!
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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