全国水平同盟第11回大会

全国水平同盟第11回大会が7月24日、高槻現代劇場文化ホールで開催され、多くの闘う仲間が結集しました。

「水平社宣言の息吹をよみがえらせ、戦争反対、狭山再審棄却阻止の闘いを」

佃さん、村山さんを議長団に選任。議長団は「厳しい暑さの中、結集された仲間に感謝する。こんな世の中は、団結と行動でひっくり返そう」と開会宣言。
開会のあいさつでは全国水平同盟高槻支部の曽我さんが「水平社宣言の息吹をよみがえらせ、戦争反対、狭山再審棄却阻止をめざして闘おう」と提起しました。

「全国水平同盟と共に闘う」

続いて、連帯のあいさつ。改憲・戦争阻止!大行進の深町さんは「動労千葉の戦争動員拒否宣言に続こう。戦争・改憲を阻止するための労働組合の闘いが大事だ」。関西地区生コン支部の武谷書記次長は、関生弾圧支援のお礼を述べ、この間の闘争を報告し「関生支部は、戦争と改憲を阻止するために、先頭に立って闘う」。星野文昭さんを取り戻す関西連絡会の吾郷代表は、この間の星野闘争を報告したあと「冤罪は戦争づくりのために行われる。星野闘争と戦争反対に全力で闘う」。関西新空港絶対反対泉州住民の会の中川さんは、泉佐野市議会選挙の支援にお礼を述べたあと「安倍の国葬を許さない。労働者の団結と行動で国葬を粉砕しよう」など、それぞれがあいさつし、全国水平同盟と共に闘う決意が表明されました。

「大会基調報告を提起」

三里塚芝山連合空港反対同盟、全国労働組合交流センター、星野暁子さん、茨城県労働組合交流センター、部落解放東日本共闘会議からの大会メッセージを紹介し、議案審議に入りました。第1号議案の大会基調報告を全国水平同盟の平沼事務局長が「①大会の獲得目標、情勢。②水平社100年の意義と課題」を提起。
次に、全国水平同盟の久原委員長が「③全国水平同盟の路線。④闘いの総括。⑤狭山闘争」を提起しました。

「各支部からの闘争報告と闘争方針」

全国水平同盟の各支部から闘争報告。西郡支部の佃書記長、高槻支部の曽我さんと4人の新しい仲間、崇仁・東三条支部の代表者、東京杉並支部の代表者から、現場の闘いが報告され、新たな闘争方針が示されました。

「討論では、活発な議論が展開された」

討論では、関西地区生コン支部・大阪Bブロック組合員、奈良・日教組の増田さん、八尾北医療センター労組の藤木委員長、高槻医療福祉労組の村山委員長、婦人民主クラブ全国協議会の山本さん、全学連の代表者、さいたま労組交流センターの代表者、栃木の代表者、徳島の代表者、広島の代表者、九州の代表者の11人が発言するなど、活発な議論が展開されました。

「決意を新たにし、水平同盟でどう闘うかを確認できた」

全国水平同盟の田中書記長が討論のまとめと行動方針。「11人の仲間が各地域の闘いを報告するなど、全国水平同盟の闘いを求める発言があったことに、決意を新たにした」と総括しました。そして、田中書記長は「戦争を止めよう!関生弾圧粉砕の闘いを全国で進めよう!狭山闘争に勝利しよう!安倍の国際粉砕!11月労働者集会に全力で結集しよう!」と行動方針を提起しました。」

「新しい仲間を増やし、新しい闘いを切り開く」

第2号議案、会計と監査報告。第3号議案、新人事の提案が提起され、満場一致で採択されました。久原新委員長のあいさつでは「本日の大会で、どう闘うかを確認できた。全国水平同盟は、新しい仲間を増やし、新しい闘いを切り開く」と闘いの決意を表明しました。
大会決議「三里塚決議」を満場一致で採択し、全国水平同盟の佃執行委員のリードで「団結頑張ろう!」を唱和して、大会は幕を閉じました。
戦争反対の大闘争に総決起しましょう!ロシア革命を受けた水平社宣言の息吹をよみがえらせましょう!生活破壊、更地化攻撃と闘おう!労働組合で団結して闘おう!狭山再審闘争に勝利しよう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.77  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.76  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

 

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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