「関生弾圧粉砕!五一社の不当労働行為糾弾!東大阪市は不当労働行為企業を放置するな!」7.30集会&デモ

「関生弾圧粉砕!五一社の不当労働行為糾弾!東大阪市は不当労働行為企業を放置するな!」7.30集会&デモが7月30日、東大阪市・三ノ瀬公園で開催され、71人の闘う仲間が結集しました。

「五一社を糾弾し、不当に雇い止めした仲間を職場に戻すための闘いだ」

司会の武谷書記次長が、「本日は、五一社の不当労働行為を糾弾し、東大阪市に違法企業を放置させない、不当に雇い止めした仲間を職場に戻すための闘いだ。加えて、安倍元首相の国葬を阻止し、岸田政権を打倒する闘い、維新の会のカジノを粉砕する闘いでもある。戦争・改憲を阻止する闘いに共に闘おう!」と開会宣言。
主催者あいさつでは洋一副委員長が、日頃の関生支部弾圧への支援にお礼を述べた後、「五一社は一面共闘で関生支部が協力してきた企業だ。大阪広域生コン協組の圧力が背景にあるとしても、関生支部を排除してきたことを断じて許すことはできない。未だに大阪広域生コン協組の攻撃は止んでおらず、高槻生コン闘争が始まったが、関生支部は、これを跳ね返し、勝利するまで闘う」とあいさつし、引き続きの支援を要請しました。

「五一社の現地で行う集会デモを闘おう」

担当役員の西山執行委員から闘争報告。西山執行委員は「関生支部は、五一社の民事再生に協力してきた。五一分会長は、20年間も非正規のままだった。その恩を忘れて大阪広域生コン協組の関生支部排除に、お金につられて、分会長を解雇してきた。府労委では勝利命令、中労委では判断待ちとなっているが五一社の不当労働行為を容認できない。五一社の現地で行う集会デモを闘おう」と行動を提起しました。

「勝利するまで闘う決意だ」

当該の五一分会・分会長から決意表明。五一分会長は、集会に結集した仲間に感謝の意を述べた後「五一分会も今回の弾圧で、大阪広域生コン協組側に立った会社と闘っている。五一社とは長年、関生支部との安定した労使関係で進んできたが、大阪広域生コン協組の介入で、関生組合員のいる専属輸送会社の契約解除をおこない、最終的には私の雇用まで奪い、現在職場では組合員がいない状況になった。大阪府労働委員会では解雇無効の勝利命令を勝ち取ったが、五一社は未だに命令を履行せず、中労委の判断待ちとなっている。五一社は、関生支部を排除して今年の4月から生コンプラントを新設し、業務を拡大しようとしている。私は入社して20年、関生支部に加入して7年だ。労働者を踏み台にして自己の利益のみを追求するやり方を絶対に許さない。勝利するまで闘う」と闘争報告と勝利するまで闘う決意を表明しました。

「不当労働行為企業に利益が出ることのないような仕組みをつくる」

連帯アピールでは、松平要東大阪市議が「公共工事に不当労働行為企業に発注する東大阪市は、自ら不当労働行為をしていることと同じだ。市発注の工事では、入札有資格社が不当労働行為と認定されれば、一定期間、入札停止になるが、下請けや物品購入業者には届かない。不当労働行為企業を使う元請けには、入札にあたって差が出るなど不当労働行為企業に利益が出ることのないような仕組みをつくるために全力をつくす」とあいさつ。

 

「闘う労働組合であれば、結集し共に闘うことが当然だ」

全港湾大阪支部・小林委員長は「五一社は、関生支部の助けがあって成り立ってきた会社だ。助けられた恩義を忘れての関生排除を許すことはできない。府労委の命令を守らず、未だに謝罪もない。昨今、こういう企業が増えているが、全港湾はこんな企業を絶対に許さない。五一闘争は労働組合の存続に関わる問題であり、闘う労働組合であれば、結集し共に闘うことが当然だ。勝利をめざして共に闘おう」とあいさつ。

「労働委員会・裁判闘争にゆだねず現場行動で闘う」

全港湾大阪支部・吉本副委員長は「会社が弁護士を介入させ、交渉も合意もせず紛争が拡大している職場で、労働委員会の勝利命令を勝ち取ったが、会社は命令を履行せず行政訴訟を起こした。この弁護士を懲戒請求してるが、法廷闘争のみならず現場行動で闘い勝利する」と争議報告がありました。

「すべての労働者に希望と勇気を与えている」

関西労組交流センター・木下代表は、「激しい弾圧と闘っている関生と、五一分会の決意を含めて、労働組合をめぐる攻防にしっかりと闘おう。安倍を賞賛する報道には怒りしかない。労働組合つぶしを率先してやってきた安倍の国葬を許すことはできない。関生弾圧も戦争に向かう労働組合つぶしだ。4年間の闘いで跳ね返してきた関生は、すべての労働者に希望と勇気を与えている。勝利するまで全力で闘う」とあいさつしました。

「勝利命令を武器に現場行動で決着をつける」

関西ゼネラル支部・杉原副委員長からは、「労働委員会から不当労働行為に認定された企業に対して行政に申入れを行う行動を展開している」ことが報告されました。
関生支部・大阪Bブロック藤原生コン分会長と大阪Aブロックの代表者からは「弾圧を粉砕し、五一闘争を含めたすべての争議職場に勝利するまで全力で闘う」との決意が表明されました。
関生支部・安井執行委員からは、「吉田生コン闘争の支援行動に感謝する。奈良生駒生コンの労働委員会闘争では、会社の不当労働行為が認定され、命令が出された。この命令を武器に現場行動で決着をつける」と吉田生コン闘争支援のお礼と奈良生駒生コンの闘争が報告されました。

「五一闘争を含めたすべての争議職場に勝利するまで全力で闘う」

七牟禮副委員長が集会のまとめ。七牟禮副委員長は「五一社が労働委員会の命令を履行し、労働組合に謝罪し、五一分会長が職場復帰するまで全力で闘う。すべての争議職場に勝利するまで闘う」と決意表明。最後に、関生支部・大阪Bブロック長のナニワ生コン分会長のリードで「団結頑張ろう!」を全員で唱和して集会はお開き。デモ行進に挑みました。

 

 

関西労組交流センターの仲間の太鼓や鉦のデモに学ばなければならない

デモ行進は、三ノ瀬公園を出発し、五一社の門前を通り、岸田堂北公園までのコースです。70人超のデモ隊は、旗や幟がはためき、関西労組交流センターの仲間の太鼓や鉦の軽快なリズムと元気いいコールに、東大阪市岸田堂周辺の市民らにアピールすることができました。デモの最終地点で集約集会。関生支部・坂田副委員長は「本集会デモに結集した仲間に感謝する。関西労組交流センターの仲間の太鼓や鉦のリズムあるデモに学ばなければならない。8月も集会デモを開催する。引き続きの支援を願う」と新たな行動を提起。最後に、安井執行委員のリードで「団結頑張ろう!」を全員で唱和して集会デモを締めくくりました。

「いつも土曜日は営業していたのに?」

五一社はこの間、土曜日も営業していたのですが、この日は休業していました。五一社の前を通るデモ行進を見るのがいやだったのでしょうか?
本集会デモに結集してくれた多くの仲間のみなさんに感謝します。関生支部は、大阪広域生コンクリート協同組合の組合つぶし、それに便乗した警察・検察による権力弾圧を跳ね返し、すべての争議職場に勝利するまで闘います。引き続きのご支援をお願いします。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.77  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.76  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
ココをクリック
関連記事 ココをクリック

賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

 

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

amazonで購入できます。 ココをクリック