「関生弾圧粉砕!タイコー社の不当労働行為糾弾!枚方市は不当労働行為企業を放置するな!」8.26集会&デモ

「関生弾圧粉砕!タイコー社の不当労働行為糾弾!枚方市は不当労働行為企業を放置するな!」8.26集会&デモが8月26日、枚方市・岡東中央公園で開催され、60人の闘う仲間が結集しました。

「不当労働行為企業に勝利するまで闘う!」

武谷書記次長の開会宣言に続いて、主催者あいさつ。七牟禮副委員長は「第2次・大阪ストライキ事件の上告が棄却されたこと、労働委員会の命令を履行しない企業に怒りを込めて抗議する。京都、滋賀、和歌山などの裁判で無罪判決を勝ち取り、不当労働行為企業に勝利するまで、関生支部は全力で闘う」と引き続きの支援を要請しました。

 

「弾圧に便乗した関生つぶしを許さない!」

当該の西山執行委員からの闘争報告。西山執行委員は「セメントメーカーの支配が強いタイコー社は労組を排除する企業だ。関生支部恒例の元旦行動はタイコー社から始まった。今回の弾圧に便乗して関生つぶしを狙い、団交拒否など不当労働行為をおこなってきたことが、府労委で組合勝利命令を勝ち取った。タイコー社はいまだに『関生は反社』などと発言しているが、現場闘争を全力で闘い勝利する」と闘争報告と今後の方針を示しました。

「関生支部と共に闘い勝利する!」

連帯のあいさつでは、全港湾大阪支部・小林委員長、港合同昌一金属支部の代表者、なかまユニオン・井出窪委員長、関西合同労組・山口書記長、教育合同労組・増田委員長、改憲戦争阻止大行進・吉谷さんらが、それぞれの現場闘争の報告と今後の闘争方針を示しました。そして、「関生弾圧を自らのこととして捉えて支援する」「改憲・戦争を阻止しよう」「安倍の国葬を許さない」「関生支部と共に闘い勝利するまで闘う」などの決意が表明されました。

「労働委員会命令を守らせる取組を強化する」

連帯ユニオンからは、近畿地区トラック支部・和田書記長と関西ゼネラル支部・大橋書記長が、各支部の闘争報告と闘争方針が示されたあと、「形骸化されている労働委員会命令を不当労働行為企業に守らせる取り組みを強化することが重要だ」と行動提起。そして「関生弾圧粉砕に共に闘う」決意が表明されました。

「大阪広域生コン協組の関生つぶしをはね返す!」

関生支部大阪Aブロック・藤原生コン運送分会長の現場闘争の報告のあと、武洋一副委員長から集会のまとめ。武洋一副委員長は、日頃の関生支援と集会に結集した仲間にお礼を述べたあと「タイコー社は、労組つぶしに右翼などを使ったことを謝罪した歴史がある。会社の民事再生にも関生は協力してきた。今回の大阪広域生コン協組の関生つぶしの尻馬にのるタイコー社を絶対に許すことはできない。大阪広域生コン協組の関生つぶしをはね返し、タイコー闘争に勝利するまで闘う決意だ」と述べました。

「毎日、笑顔で闘っている」

関生支部・大阪Bブロック長は「結集してくれた仲間には、感謝しかない。私は、解雇撤回闘争を毎日、笑顔で闘っている。引き続きの支援をお願いする」と結集した仲間にお礼と支援を要請したあと、大阪Bブロック長のリードで「団結がんばろう!」を参加者全員で唱和して集会はお開き、デモ行進に挑みました。

「太鼓と元気なコールに市民から注目を浴びたデモ行進」

デモ行進は、枚方市役所前の岡東中央公園を出発し、京阪枚方駅周辺の商業施設を通るコースです。旗や幟がはためき、関西労組交流センターの仲間の太鼓の軽快なリズムと若者の元気あるデモコールの60人のデモ隊は、枚方市民らに注目を浴びる行動になりました。沿道から手を振ったり、スマホで撮影している市民らの姿が印象的でした。
最終地点での集約集会では「9月は高槻市で集会デモを開催する」と呼びかけたあと、関生支部・安井執行委員のリードで「団結がんばろう!」を参加者全員で唱和して、デモ行進を締めくくりました。
本日は、コロナ禍や改憲・戦争情勢のなかで、様々な活動・行動に闘っている仲間の皆さんの結集に感謝します。
関生支部は、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしと、それに便乗した警察・検察による権力弾圧をはね返し、すべての不当労働行為企業に勝利するまで闘います。引き続きの支援をお願いします。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.79  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.78  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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