関西合同労働組合第26回定期大会

関西合同労働組合第26回定期大会が12月18日、エルおおさかで開催されました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「2人の仲間の意思を引き継ごう」

田中副委員長が大会開会宣言。田中副委員長は冒頭、「志半ばで逝去された2人の仲間の意思を引き継ごう」と話し、大会参加者全員が黙祷、故人を悼みました。
大会議長の選出、大会書記の任命、大会諸役員の紹介がされました。

 

 

 

「議案提起」

続いて、関生支部・武谷書記次長、関西労組交流センター・木下代表、全国水平同盟・久原委員長、京都ユニオン自立・委員長が連帯あいさつ。資格審査委員の大会成立宣言後、議案提起に入りました。第1号議案「時代認識」を山口書記長、第2号議案「総括」を黒瀬委員長、第3号議案「方針」を田中副委員長が、詳細にわたり提起しました。

「活発な討論が展開された」

議案提起の質疑では、関西合同労組・女性執行委員(K分会)、泉州支部・西村支部長(SOC分会)、北大阪支部・武田支部長、阪神支部の女性組合員、めだか分会(黒瀬委員長)、南大阪支部の組合員らが発言するなど、活発な討論が展開されました。

「高槻市議選・村山裕子さんを推薦する決議」

3つの議案が採択されたあと、会計報告・会計監査報告、予算案が提起され、質疑を経て採択されました。そして、スト権と役員選出の投票が行われ、スト権と今年度の役員が確立されました。
「来春、高槻市議会議員選挙に村山裕子さんを推薦する大会決議」、「市東さんの農地強奪を許さない特別決議」、「特別決議、無罪の大阪正明さんの裁判」が始まりました。裁判闘争に勝利し、無罪・奪還を勝ち取ろう!故星野文昭さんの獄死真相追求・国賠闘争に勝利しよう!」を満場一致で採択。

 

「反戦闘争!弾圧粉砕!国際連帯!組織拡大!」

議長を解任し、新役員が全員登壇。最後に、黒瀬委員長のリードで「団結ガンバロー!」を全員が唱和して、大会はお開きとなりました。
反戦闘争に立ち、階級的労働運動を発展させて、岸田政権を打倒しよう!国家権力による弾圧を粉砕し、団結を強化・拡大しよう!差別・分断を許さず、国際連帯の発展、組織拡大を勝ち取ろう!

関西生コンニュース83号 更新しています

杉田水脈総務政務官が辞表提出

「LGBTには生産性がない」「チマ・チョゴリやアイヌの衣装のコスプレおばさん」など週刊誌やブログに掲載。また伊藤詩織さんを誹謗中傷し高等裁判所で賠償を言い渡されるなど国会内でも問題視されていた杉田水脈総務事務次官が12月27日辞表を提出しました。いつまでも適切な処分を下さない政府に対して日本軍「慰安婦」解決全国行動が、差別発言を認めず総務政務官に居座る杉田水脈議員について、12月24日抗議文を出しています。
岸田文雄内閣総理大臣、松本剛明総務大臣宛 抗議文 ココをクリック
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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