藤原生コン運送闘争「元旦行動・社前抗議集会」
藤原生コン闘争「元旦行動・社前抗議集会」が2023年1月1日、連帯ユニオン・関西地区生コン支部と関西労組交流センターの共同行動で展開され、71人の闘う労働者が結集しました。
「湯川委員長への実刑攻撃を粉砕する行動を展開する!」
司会の関生支部・武谷書記次長が「元旦行動を関西労組交流センターの仲間と闘い、藤原生コン運送闘争に決着をつける。あわせて、大阪広域生コン協組の関生つぶし、権力弾圧を粉砕する。そして、3月判決の湯川委員長への実刑攻撃を打ち破るための行動を展開する。労働組合つぶしは、戦争への道だ。闘う労働組合の団結と行動で、戦争・改憲を阻止しよう!」と開会宣言。
「仲間を職場に戻すまで闘う!」
当事者の関生支部・藤原生コン運送分会長は、「早朝からの元旦行動に結集した仲間には感謝しかない。藤原生コン運送社に、雇い止めされた仲間を職場に戻し、勝利するまで闘う決意だ!」とあいさつ。続いて、藤原生コン運送分会長のリードで参加者全員がシュプレヒコール。
「結集した仲間と共に闘い、今年は決着をつける!」
関生支部・大阪Bブロック長は、結集した仲間に日頃の関生支援にお礼を述べたあと「藤原生コン運送社は、大阪府労働委員会から2度も不当労働行為と認定されているのに、労働委員会の命令を履行しようとしない態度をとり続ける悪質な企業だ。会社が不当に雇い止めをした仲間を職場に戻し、労働委員会の命令を履行するまで闘う。本日、結集した仲間と共に闘い、今年は藤原生コン運送闘争に決着をつける!」と闘争報告と闘争方針を示しました。
「勝利するまで闘う決意だ!」
関生支部の権利侵害反対闘争の現場報告。大阪Bブロック・高槻生コン分会長は、「昨年の高槻生コン闘争の支援に感謝する。何年かかっても職場に戻るまで、あきらめずに闘う決意だ!引き続きの支援を願う」。
奈良ブロック・安井執行委員は「昨年の吉田生コン闘争勝利集会デモへの結集に感謝する。吉田生コン闘争は、新たな闘いに入った。完全勝利をめざして闘う!」。
京津ブロック・平田執行委員は「京津地域は、権力弾圧の激震地だ。権力弾圧を粉砕し、権利侵害反対闘争のバード闘争、近江アサノ闘争の勝利をめざして闘う決意だ。労働組合弾圧をはね返して、戦争を阻止しよう!」と、各地の闘争報告と勝利するまで闘う決意が表明されました。
「関西労組交流センターの仲間からの連帯アピール」
本日の元旦行動に駆けつけてくれた仲間からの連帯アピール。高槻医療福祉労働組合・村山ゆう子委員長は、「戦争絶対反対を掲げて、4月の統一地方選に挑む」。八尾北医療センター労働組合の代表者は、「昨年、改憲・戦争阻止!大行進・河内を立ち上げた」。全国水平同盟・久原委員長は、「狭山闘争の勝利をめざして全力をつくす」。関西空港を軍事空港に使わせない泉州の会・中川さんは「三里塚闘争の強制執行を団結と行動で止めた。関西空港を軍事に使わせない闘いに挑む」。関西合同労組・山口書記長は「藤原生コン運送闘争の勝利をめざして全力で闘う。関生弾圧を労働組合の団結と行動で粉砕しよう」など、各地域の闘いの報告と今後の闘争方針が示され、共に闘う決意が表明されました。
「労組が先頭に立ち、団結を拡大することで、勝利の展望が見える」
関西労組交流センター代表・港合同執行委員の木下さんが本抗議集会のまとめ。木下さんは、「新年からの闘いに結集した多くの仲間に感謝する。藤原生コン運送闘争社前抗議集会は、昨年から数えて4回目だ。昨年は、毎月、各地で現場行動が展開され、労働組合つぶしを狙った弾圧を粉砕する闘いが強化され、資本・権力の思惑をはね返した。労働組合弾圧は、戦争国家づくりだ。安保3文書は、台湾有事、中国への戦争攻撃を強めるもの。しかし、岸田政権の支持率は3割を切っており、私たちが闘えば勝てることが証明された。労働組合が先頭に立って団結を拡大することで、勝利の展望が見える。労働組合の旗を掲げて、岸田政権を打倒しよう」と今年の闘いの決意が表明されました。
「大阪Bブロック長の力強いシュプレヒコール」
関生支部・大阪Bブロック長から、藤原生コン運送闘争に勝利するまであきらめずに闘う決意が表明されたあと、大阪Bブロック長が、2回目のシュプレヒコール。大阪BBブロック長の力強いリードと参加者の怒りのコールが、周辺に響き渡り沿道を行き交う市民や幹線道路を通行するドライバーらに注目を浴びました。
「元旦行動・大阪府警本部前に集まろう!」
集会のお開きのあと、司会から午前10時からの元旦行動の結集が呼びかけられ、藤原生コン運送社前抗議集会に結集した仲間は、大阪府警本部前に向かいました。
本日の元旦行動・社前抗議集会に結集してくれた、関生支部の多くの仲間、関西労組交流センターの多くの仲間に感謝します。
3月は3月2日に大津1次事件、3月6日には和歌山事件でそれぞれ判決が言い渡されます。判決を見据え、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない2・18全国アクション」を2月18日、13時30分より豊崎西公園で開催します。お時間のある方はぜひご参集ください。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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