第11回「梅田反戦デモ」

「梅田反戦デモ」が6月17日、豊崎西公園で開催され、50人を超える闘う労働者・市民が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「反戦の行動を今こそ!」

11回目を迎える「梅田反戦デモ」には、京都から20代前半の若者3人(女性と男性)が初参加。この若者らは、岸田政権の批判や反戦平和をラップで訴え、YouTubeで映像を流しています。
奈良の仲間が開会宣言。西納さんが基調報告。西納さんは、「政治も社会も戦争を中心に回り始めている」とウクライナ戦争やG7広島サミットで、岸田政権が防衛力強化基金など軍事費を調達し、台湾有事を口実に中国との戦争に踏み切ろうとしている」と情勢を話しました。続いて、自衛隊の衝撃的な事件に触れ「侵略の軍隊として、自衛隊をつくり変えていく動きが一層強まるのは明らかだ。反戦の行動を今こそ!」と問題提起。そして、高槻市議選をめぐる成果を報告し、マイナンバー反対を訴えました。最後に、「関生弾圧をはね返す行動に立ち上がろう!毎週火曜日の大阪広域協組デモ、7月10日の吉田生コン闘争集会と7月9日の泉佐野現地集会の結集を呼びかける」と行動提起しました。

「関空を軍事利用させない!泉佐野現地行動とデモに結集を!」

連帯のアピールでは、関生支部・武谷書記次長が、日頃の関生支部弾圧への支援にお礼を述べたあと、高裁無罪判決以降の現場闘争を報告。「労働組合潰しは戦争への道だ!すべての労働組合弾圧を粉砕しよう!」と訴えました。
泉州住民の会の中川さんは、「関西空港を戦争に使わせないため、泉州住民の会と関西労組交流センターが申し入れ行動をおこなった。関空を軍事利用させない闘いを継続している。7月9日の泉佐野現地行動とデモに結集を!」と行動を提起しました。
全学連からは、G7広島サミット粉砕の行動で多くの仲間が弾圧されたが、現場での奪還闘争によって仲間を取り戻したことが報告されました。

「注目を浴びたデモ行進!」

奈良の仲間の集会まとめ。そして、デモ行進です。旗や幟がはためき、太鼓や鉦のリズムと若者による元気いいデモコールのデモ隊に、茶屋町や梅田の繁華街を行き交う市民らから注目を浴びました。
20代くらいの女性や男性が、デモ隊に手を振る激励がありました。太鼓と鉦のリズムに合わせて踊り出す若者の姿が見られました。多くの市民らが、スマホでデモ行進を撮影する姿が見られたのが印象的でした。
解散地点で、「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和してデモ行進はお補苛木となりました。
岸田政権の戦争政治をとめよう!日米の中国侵略戦争阻止!闘う労働運動をよみがえらそう!

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで。