競争・強制NO!人権と平和を守る教育を!6.17集会

競争・強制NO!人権と平和を守る教育を!6.17集会が6月17日、エルおおさかで開催され、70人超が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「日の丸・君が代の強制が学校教育に影響をおよぼす」

日の丸・君が代強制反対大阪ネットの山田事務局長の司会で集会はスタート。山田事務局長は「今年の大阪での卒・入学式の状況」について報告し、「日の丸・君が代の強制が学校教育に影響を及ぼすことが懸念される」と問題を提起しました。

「活発な議論が交わされたパネルディスカッション」

集会のメイン「『日の丸・君が代』強制と大阪の教育」をテーマとしたパネルディスカッションでは、「君が代、不起立処分撤回を闘う」、「教職員への日の丸掲揚・降納の強制問題」、「君が代強制と闘う生徒・保護者」、「全国学力テスト問題」のテーマを各パネラーからの闘争報告と今後の闘争方針が示されました。
パネラーからの提起のあと、会場から参加者が意見・質問するなど活発な議論が交わされたのが印象的でした。

「闘いの報告」

特別報告では、「人事委員会の採決を受けて~この3年間を振り返って」と題する闘争報告。続く、「闘いの報告」では、関生支部・武谷書記次長が「和歌山事件高裁無罪判決の意義」を報告。朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪の大村さんが「全ての子どもたちに学びの権利を!」を訴えました。子どもたちに渡すな!危ない教科書大阪の伊賀さんは「今の教科書を見て、意見をあげてください」と教科書問題を提起しました。

「『戦争する国』を許さない闘いをつくろう!」

大阪では2021年より国旗・国歌条例のもと、卒・入学式での「君が代」起立斉唱の職務命令違反で60名を超える教員が処分されています。これに対して多くの人事委・裁判闘争の中で、昨年には再任用拒否へ国賠訴訟での勝訴が確定しています。
また、国連の自由権規約委員会は、日本の「日の丸・君が代」強制は自由権規約(思想・良心・宗教の自由)に違反との勧告を発しました。すでにILO(ユネスコ合同専門委員会)も2度にわたって、教職員に強制すべきではないとの是正勧告を行っています。
今、岸田政権は、軍事費倍増・敵基地攻撃能力や原発回帰など「戦争する国」への道を推し進めています。いまだに続くウクライナ戦争がその口実とされ、改憲の動きも加速されています。
一方で国際的には、各国権力者による核所有や核使用の危険性すらあるなかで、核禁止条約の実効化の動きは着実に前進しています。こうした平和構築や国際人権基準の尊重の大きなうねりに合流し、「戦争する国」に対決する市民・労働者・野党の共同闘争の再構築が必要です。
「戦争する国」を許さず、国際人権基準や平和構築の取り組みととも連携した闘いをつくりましょう!

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで。