関生弾圧粉砕!光榮・昌榮産業の不当労働行為糾弾!双葉産業の組合潰しを跳ね返す!7.17兵庫決起集会デモ
「関生弾圧粉砕!光榮・昌榮産業の不当労働行為糾弾!双葉産業の組合潰しを跳ね返す!」7.17兵庫決起集会デモ(主催、関生支部・兵庫ブロック)が7月17日、神戸市兵庫区の荒田公園で開催され、103人の闘う労働者が結集しました。
「光榮・昌榮産業闘争と双葉産業闘争に勝利する集会デモを闘おう!」
関生支部・荒川執行委員の司会で集会はスタート。荒川執行委員は、日頃の関生支部弾圧への支援と集会に結集した仲間に感謝を述べたあと「昨年の6月24日に開催した兵庫集会から1年が経過した。光榮・昌榮産業の不当労働行為と双葉産業の組合潰しは未解決だ。しかし、関生弾圧支援の広がりと仲間のみなさんの支援行動により、加茂生コン事件や和歌山県広域協事件では無罪判決を勝ち取るという成果をあげた。この勢いで光榮・昌榮産業闘争と双葉産業闘争に勝利する!本日は、そのための集会デモだ。しっかり闘おう!」と開会挨拶と行動を提起しました。
「関生産別運動の復権をめざし、大衆行動で決着をつける!」
関生支部・武谷書記次長の主催者挨拶。武谷書記次長は結集した仲間に感謝を述べたあと、2018年7月から始まった関生弾圧の5年間の闘いの成果と課題を話し、4月から大阪広域生コン協組に反撃の行動を展開していることを報告。最後に「大阪広域生コン協組の関生潰しと権力弾圧を粉砕し、関生産別運動を復権する。最終的には大衆行動で決着をつけるので引き続きの支援を願う」と挨拶しました。
「闘争報告と今後の闘争方針を示す!」
関生支部・松村執行委員からの闘争報告と闘争方針が報告されました。松村執行委員は、大阪府労委から、不当労働行為と認定され、救済命令が出された光榮・昌榮産業社が、命令を履行しない態度に終始していること。双葉産業社の組合潰しの組合員の雇い止めが、府労委・中労委に不当労働行為と認定されなかったこと。両社に抗議の街宣活動を展開していることなど、この間の闘争を報告しました。
続いて、松村執行委員は、光榮・昌榮産業の不当労働行為救済申し立ては、中労委に場面を移し初審で足らないところを主張し、命令待ちになっていること。双葉産業社の不当労働行為は東京地裁に提訴していることなどの闘争方針を示しました。
最後に「光榮・昌榮産業闘争、双葉産業の組合潰しを跳ね返し、大阪広域生コン協組の民営化を実現するために、勝利するまで闘う!」と決意を表明しました。
「負けるのは嫌だ。あきらめずに闘う!」
当事者からの発言では、光榮・昌榮産業分会長は「2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生潰しによって、4名だった職場の組合員のうち3名が離脱した。現在、中労委の判断待ちとなっているが、私1人になってもあきらめずに、勝利をめざして闘う」。
双葉産業分会長は「昨年12月の中労委の判断は、ひどいも内容だった。命令取り消しと不当労働行為認定を求めて東京地裁に提訴している。こんな中労委の内容を許すことはできないし、負けるのは嫌だ。あきらめずに闘う」。
など、当事者の2名は勝利を目指して闘う決意を表明しました。
「労組潰しの弾圧には、活動で押し切っていこう!」
集会に駆けつけてくれた仲間からの連帯アピール。労働組合潰しを許さない兵庫の会・岡崎さんは、昨年9月の関生弾圧支援に尽力した武庫川ユニオンの小西さんの逝去を悼み、「一番気になるのは、関生弾圧だ。この弾圧は人ごとではない」と亡くなる前の小西さんのメールを紹介し、「全力で関生弾圧に反撃する」。
自治労・兵庫県市職の書記長は「関生弾圧に対しての集会参加の要請に、背を向けることはできない。最後まで、あきらめずに関生と共に頑張る」。
全港湾・神戸支部の薄井さんは「5年間の広域生コン協組の関生潰しで、多くの組合員が脱退した。長い闘争に、辛い日々が続くなか、今も活動している関生の仲間に敬意を表する。無罪判決や労委勝利命令などを勝ち取り状況は変化している。労組潰しの弾圧には、活動で押し切っていこう!全力でやりきろう!」。
関西労組交流センター・奈良教組の増田さんは「奈良では、7月10日の吉田生コン解雇勝利集会を闘った。吉田生コン社の不当労働行為は続いているが、奈良ブロックの仲間と共に反撃する。神戸集会に来て良かった。光榮・昌榮産業分会長や双葉産業分会長の勝利するまで闘う決意表明に元気をもらった。戦争を止めるために、関生の徹底した現場闘争を教職員の現場でも実践する」。
労働組合の弾圧を許さない実行委員会・全港湾大阪支部の小林委員長は「5年の長い闘いに、勝利を目指して闘っている関生をたたえる。そして我々を強くした5年間だった。この弾圧を仕掛けた権力者に、間違ったと言わせ、歴史に刻もう」。
など、それぞれの代表者から発言がありました。
「市民らから注目を浴びたデモ行進!」
荒川執行委員が集会まとめを提起。関生支部・兵庫ブロック長のリードで「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、デモ行進に挑みました。
旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと女性の仲間の元気いいデモコールのデモ隊は、荒田町周辺を行き交う市民らから注目を浴びました。
大通りの商店街では、店のなかから手を振る激励があったのが印象的でした。
解散地点の荒田公園では、関生支部・坂田副委員長から集約総括が提起されたあと、坂田副委員長のリードで「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和してお開きとなりました。
厳しい日差しで猛暑のなか、集会に結集した多くの仲間に感謝します。
関生支部は、大阪広域生コン協組の関生潰しと権力弾圧を粉砕し、勝利するまで闘う決意です。引き続きのご支援をお願いします!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで。