梅田反戦デモ「1周年」
梅田反戦デモ(主催、改憲・戦争阻止!大行進・関西)が7月15日、豊崎西公園で開催され、50人を超える闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。
「1周年を迎えた『梅田反戦デモ』!」
1周年を迎えた「梅田反戦デモ」に多くの仲間が豊崎西公園に集まりました。司会の奈良の仲間が開会宣言に続いて、改憲・戦争阻止!大行進関西・西納さんの基調提起。西納さんは、昨年7月からスタートした梅田反戦デモの粘り強い継続の成果と課題を総括したあと、「❶G7広島サミットを経て、ウクライナ戦争は泥沼化の一途をたどっている。❷ウクライナ支援が、この戦争にさらに油を注ぐものになっている。❸岸田政権の戦争政策と全面対決し、打ち破ること。❹戦争のための国民総動員を狙ったマイナンバーは完全に破綻している」などを情勢と詳細な分析のもとに提起。最後に、西納さんは「8.6ヒロシマ、8.9ナガサキの反戦反核の闘いから、9月23日の改憲・戦争阻止!大行進の全国集会デモ、11月19日の東京・日比谷野音の全国労働者総決起集会へ関西の地からこの隊列をさらに大きくして攻め上ろう!」と行動を呼びかけました。
「11月集会に結集しよう!」
連帯の挨拶では、関生支部・武谷書記次長が日頃の関生支部弾圧への支援に感謝を述べたあと、7月10日の奈良集会や7月13日に開かれた加茂生コン事件最高裁弁論など直近の闘争を報告し、7月17日の神戸集会デモへの結集を呼びかけました。最後に武谷書記次長は「労働組合潰しは戦争への道だ。改憲・戦争阻止するためにも11月集会に結集しよう」と訴えました。
「階級的労働運動の力で汚染水決戦もフクシマの闘いとひとつになって本格的に作りだそう!」
NAZEN関西の村山さんは「7月30日に福島いわきで、3.11反原発福島行動実行委員会の呼びかけで、汚染水阻止いわき集会が開催される。汚染水の海洋放出が強行される状況下の緊急集会だ」と闘争支援のカンパをアピールしました。続いて村山さんは、岸田政権の原発推進・戦争政策などの情勢を提起し「反原発・汚染水海洋放出阻止の闘いは、反戦・反核闘争そのものだ。階級的労働運動の力で汚染水決戦もフクシマの闘いとひとつになって本格的に作りだそう」と行動を提起しました。
「八尾北医療センター労組は、世の中を変える大きな行動のうねりを作る!」
八尾北医療センター労組の東さんは「マイナカードは制度そのものが破綻している。トラブルだらけのマイナカードは、他人の情報が紐付けられるという恐ろしいことを許してはいけない。八尾北医療センターの窓に『マイナカード危険、紙の保険証で受診できます』と張り出している」とマイナンバーカードの危険性を訴え、八尾北医療センターの労使共同行動を紹介。そして東さんは、西郡の新団地建設をめぐる追い出し攻撃に強く抗議し、具体的な行動方針を示しました。最後に東さんは「八尾北医療センター労組は、始まった決起の先頭に立ち、世の中を変える大きな行動のうねりを作っていく」と、共に闘う決意を表明しました。
「大学生でボクシング部に所属している男性がデモ隊に合流!」
司会者の集会総括を経て、デモ行進です。旗や幟がはためき、太鼓と鉦の経過なりズムと元気よくテンポのいいコールのデモ隊は、茶屋町や阪急三番街など梅田周辺を行き交う市民らから注目を浴びました。若い女性や男性が、スマホで撮影したり太鼓や鉦のリズムに合わせて踊っている姿が見られました。大学生でボクシング部に所属している男性が、飛び入りでデモの隊列に合流していたのが印象的でした。
解散地点のヘップ前で、「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、梅田反戦デモはお開きとなりました(次回は、8月26日(土)18時から豊崎西公園)。
改憲・戦争を阻止!反原発・反核、マイナカードを廃止するために、岸田政権を打倒しよう!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで。