堺市「下請・資材調達等事業者に、労働関係法制度を守ることを周知」

堺市の産業・ビジネス、建設工事・工事関連業務、発注情報に、「受注者のみなさんへのお願い」として、「下請・資材調達等で取引される事業者の方へも周知をお願いします」「労働関係の法制度を守ってください」という大阪府の文書が掲載されました。

「労働組合法で、不当労働行為は禁止さている」

発注者のみなさんへのお願いとして、本市契約の履行に際して、大阪府の「事業主の皆様へ、労働関係の法制度を守ってください」と掲載された内容は、「労働組合-労働組合への加入・結成等は、労働者の正当な行為です」との項目で、「労働組合に加入・結成すること等を理由に、労働者を解雇その他不利益な取扱いをすること、また労働組合との団体交渉を正当な理由なく拒否すること等は、不当労働行為として禁止されています。(労働組合法7条)」と記載されています。

「中小企業の不当労働行為が抑止されることを期待する!」

堺市から不当労働行為企業をなくすことを目的に、堺市議に要請し、堺市議が2回にわたり議会で取り上げてもらったことで成果が上がりました。下請けや資材調達等の中小企業の不当労働行為、労働組合法違反が抑止されることが期待されます。
豊中市や東大阪市のように、下請けや資材調達業者であっても不当労働行為が認定された企業には、元請けに働きかける、その元請けが改善しない場合は、入札時の減点方式を採用するなど、さらに踏み込んだ施策を求めていきます。
堺市議会の本会議で取り上げ、熱心に当局に働きかけていただいた堺市議に感謝します。

※堺市ホームページ→産業・ビジネス→建設工事・工事関連業務→発注情報→お知らせ留意事項の項目「受注者のみなさんへのお願い」「下請・資材調達等で取引される事業者の方へも周知をお願いします」「労働関係の法制度を守ってください」という大阪府の文書が掲載されています。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで。