婦人民主クラブ全国協議会第40回全国総会

婦人民主クラブ全国協議会第40回全国総会が8月19日、新大阪コロナホテルで開催され、90人超の闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「旺盛な議論を展開し闘いの方針を確立しよう!」

司会の婦人民主クラブ全国協議会・関西ブロックの山本さんが開会挨拶。山本さんは「本日の総会では、1年間の闘いを総括し、新たな闘いの方針を確立するために旺盛な議論を展開しよう」と提起しました。

「戦争反対に労働者階級が立ち上がろう!」

総会の議長団、議事運営委員、書記を選出したあと、婦人民主クラブ全国協議会代表の三浦正子さんから主催者挨拶。三浦代表は「世の中が大変な状況のなか、婦人民主クラブがしっかりしなければならない。この1年間、全国の仲間が頑張ってきた。特に、広島の仲間のG7サミット粉砕の闘いは、戦争の情勢に心して闘うということが示された。昨年から岸田政権は、戦争ができるための法案を強行に通してきている。私たちは、戦争は絶対嫌だと、婦人民主クラブを起ち上げたことに、一点の曇りもなく誇りを持っている。次の世代に戦争反対を引き継ぐ役割を担い、労働者階級が立ち上がろう。ともに頑張ろう」と挨拶しました。

「婦人民主クラブとともに戦争阻止の行動に起つ!」

連帯・共闘の挨拶では、関生支部・武谷書記次長、全国水平同盟・久原委員長、高槻医療福祉労働組合・村山委員長、全国労組交流センター女性部・野田さん、革共同の橘さんが、「戦争を止める行動を婦人民主クラブとともに闘う決意だ」「11月労働者集会では、会場をあふれさせる結集を勝ち取ろう」などと挨拶しました。

「全国の仲間からメッセージが寄せられた」

動労千葉、三里塚芝山連合空港反対同盟・婦人行動隊、高山俊吉弁護士、ほらぐち杉並区議会議員、星野暁子さん、広島連帯ユニオン、神奈川労総交流センター、動労西日本、朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会、関西合同労組阪神支部、婦人民主クラブ・広島支部、婦人民主クラブ・沖縄支部、婦人民主クラブ・群馬支部、婦人民主クラブ・相模原支部、婦人民主クラブ・茨城支部準から、本日の総会に寄せられたメッセージが紹介されました。

「全国総会、議案提案」

婦人民主クラブ全国協議会の鶴田事務局長から議案が提案されました。鶴田事務局長ははじめに「米・NATO、プーチンはウクライナから手を引け!ただちに戦争をやめろ!労働者民衆の生活を切り捨て、中国侵略戦争・世界核戦争に突進する岸田を倒そう!絶対反戦!反戦闘争で組織しよう、私たち女性があらゆる怒りの先頭に立ち、人間らしく生きられる社会をつくろう!」とスローガンを提起。続いて、情勢や全国の仲間の闘争報告などの総括を提案しました。そして、「世界核戦争情勢に、今こそ『反戦を第一の仕事に!』立とう。婦人民主クラブ全国協議会の3つの綱領のもとに仲間を広げよう」と行動を提起。①世界戦争を止めよう!参戦に踏み切った岸田政権を倒そう!②闘う労働組合とひとつになって、地域に団結をつくろう!③差別・分断と対決しよう!④婦人民主クラブ新聞読者を広げ、仲間を増やそう。組織拡大を!などの方針を提案しました。
最後に、鶴田事務局長は「11月労働者集会、11.19日比谷野音を大成功させよう」と呼びかけました。

「豊中公立こども園廃園阻止!奈良セクハラ・パワハラ解雇撤回裁判逆転勝利!」

会計報告と会計監査報告のあと、特別報告。「豊中公立こども園廃園阻止!の取り組み」を大阪北支部の深町さんが報告。「奈良セクハラ・パワハラ解雇撤回裁判逆転勝利!」を奈良市従書記・吉谷さんが報告しました。

 

「3つの綱領を実践し、仲間を広げ、戦争を止めよう!」

議案の質疑や各地の闘争報告、闘争方針など婦人民主クラブの全国の仲間と総会に参加した仲間による活発な討論が展開されました。
討論のまとめを提起したあと、議案・総会宣言・特別決議を満場一致で採択。新運営委員選出し、議長団・書記を解任。最後に、代表挨拶と閉会挨拶を受けて、2日間にわたる全国総会は幕を閉じました。
婦人民主クラブ全国協議会の3つの綱領を実践し、仲間を広げ、戦争を止めましょう!

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

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お問い合わせは sien.kansai@gmail.com