D-TaC結成8周年集会

「大阪の教育行政の深い闇!今こそ教育を市民の手に!」を掲げた「D-TaC結成8周年集会」(主催、D-TaC「君が代」処分撤回!松田さんとともに)が10月5日、エルおおさかで開催され、多くの仲間が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。

「学校のあり方、子ども権利を考える」

オープニングでは、「松井一郎MBSを恫喝」が上映され、IR事業・カジノ建設をめぐる維新の会の大企業利益優先政策などを暴露する映像が画かれました。
司会が「学校のあり方、子ども権利を考えること、社会を変えていく活動を展開してきた。本日の集会でこの間の活動を総括し、新たな方針を確認して活動しよう」と開会宣言。

「松田さんの闘い、上告審・最高裁で勝利しよう!」

D-TaC世話人から1年間の活動と今後の活動が提起されました。最後に世話人は、「松田さんの闘いは、最高裁へと場面を移した。松田さんと共に闘い勝利しよう」と訴えました。

「学校は国家とどう向き合うべきか」

大阪公立大学准教授・辻野けんまさんの「久保提言はなぜ国際社会から注目されるのか~大阪の<教育>行政の光と影~」と題する講演。辻野准教授は「❶教育政策をめぐる対立構図の複雑化。❷大阪市の教育改革と小学校校長の『提言書』。❸民主主義の根幹として市民の知る権利。❹世界の教育研究者からの応答。❺あらためて教育の地方自治とは。❻コロナ禍が浮き彫りにした日本の教育行政の特質。❼教育と権力の距離の課題」などをパワーポイントを使って詳細に講義しました。最後に、辻野准教授は「学校は国家とどう向き合うべきか、ポスト国民国家時代の教育学研究への視角」を提起して講演を締めくくりました。
講演後の質疑では、教育現場の労働者から質問が出るなど活発な議論が展開されました。

「最高裁闘争に勝利する!」

Mさんの特別報告(メッセージ代読)に続いて、松田幹雄さんの「最高裁へ向けた決意」。松田さんは、大阪市から出された「不起立処分」の経緯と処分撤回闘争の経過を報告。また、松田さんは「上告理由書」と「上告受理申立理由書」の内容を解説しました。上告受理申立理由書では「国際法違反(自由権規約)を指摘、『子どもの権利条約も違反している』」と指摘しました。そして、松田さんは「上告審・最高裁闘争の勝利をめざして闘う」と決意を表明しました。

「連帯挨拶『松田さん最高裁闘争に共に闘う』」

会計報告のあと、連帯挨拶。関生支部・武谷書記次長、グループZAZAの代表者、フリースペースひまわりの代表者から、それぞれの闘いが報告され「松田さん最高裁闘争に共に闘う」と共闘の決意が表明されました。
閉会の挨拶では、「裁判闘争のみではなく、街頭に出て世論を形成する行動を展開しよう!」行動が提起され集会はお開きとなりました。
松田さんをはじめ不起立処分撤回闘争に立つ仲間と共に闘い、勝利めざして全力を尽くしましょう!

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
動画 動画閲覧できます ココをクリック

ー 公判予定 ー

10月23日 コンプライアンス事件 大津地裁  

10:00~

関西生コン事件ニュース No.91  ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.90  ココをクリック
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 ココをクリック
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.com