2025大阪万博中止でええやん!もっと身近なことに税金を使おう!
「これが『いのち輝く未来社会のデザイン』ですか?」
万博の目玉である海外パビリオンは、遅々として建設が進んでいません。大手ゼネコンの幹部は、「いくらお金もらってもできない」。ただでさえ人手不足なのに、労働者にしわ寄せの「残業規制の適用除外」。カジノのための万博?万博に行きたい→25%、行きたくない→66%。これが『いのち輝く未来社会のデザイン』ですか?
万博を延期した場合は、問題の先送りで費用が増加します。中止した場合は、今なら「300億円」程度で済むという試算もあります。
いくらなんでも問題がありすぎます。時代遅れの万博は中止すべきです。
「なんで夢洲やねん?松井一郎知事(当時)の思いで夢洲に決まった」
当初は大阪・関西万博の候補地ですらなかった夢洲。しかし、松井一郎知事(当時)が、安倍晋三首相(当時)にお酒を注ぎ倒して実現した、と橋下徹氏も発言しています。
地盤がとてつもなくゆるいこと、アクセスが悪く物流だけで大渋滞するなどの理由から、論外の用地だった夢洲ですが、「松井一郎の思い」によって強引に決まったのでした。
「どこまで増えんねん?1250億円→1850億円→2000億円超!?」
万博の会場建設費は当初の1250億円から1850億円(現在、2350億円」)に増え、その後も資材価格や人件費の高騰で増額の一途をたどっています。たった半年、184日間の万博に、一体どこまで税金をつぎ込むのでしょうか。税金は湯水ではありません。
「どこが『いのち輝く』やねん?建設工事の労働者は残業し放題?」
建設業界への時間外労働の上限規則を万博工事に適用しないよう、万博協会が政府に内々で要請したと報じられました。万博協会はこの報道を否定していますが、時間外労働の上限があると、パビリオン建設等が間に合わない可能性があるのではないでしょうか。現場で働く人々に、過度な労働が押しつけられるのは必至です。
「万博はカジノの前座かいな?万博を口実に、カジノの整備にまで公金投入」
たとえばアメリカのカジノは、インフラ整備もすべて事業者が負担します。税金は使われません。しかし夢洲カジノは万博開催を理由に、すべて私たちの税金で整備をしています。また、これまでの埋立地の「土地改良費」は事業者の負担でしたが、「エンタメ・IRのためだから」という松井一郎氏の一声で、大阪市の負担へと変更されました。
「後始末にもめっちゃカネかかるやん!豆腐のような地盤の夢洲に50メートルの杭を打って抜く」
夢洲は埋め立て途中の人工島。雨が降れば大きな池ができ、長靴が沈むような場所です。そのため、建物の下に長さ50メートルの杭を打つ必要がありますが、万博終了後、また杭を抜かなくてはなりません。杭を打つよりも抜くほうが費用がかかり、大量のがれきも発生します。※関西空港は、埋め立て後1年間で6メートル沈み、その後も30年で4メートル以上も沈んでいます。
「大阪万博中止でええやん!もっと身近なことに税金を使おう!」
コロナ禍の影響を受け、ウクライナやパレスチナなどの戦争情勢のなか、物価高騰で市民や中小零細事業者の生活は困窮しています。大企業の利益のみとなる大阪万博やIR・カジノ建設に私たちの税金を使うことを許してはいけません。
大阪・関西万博中止のためのアクションを起こしましょう!
※どないする大阪の未来ネット発刊の「2025大阪万博中止でええやん」ビラの内容を参照させてもらいました。
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
11月16日 京都3事件 京都地裁 |
10:00~ |
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関西生コン事件ニュース No.90 ココをクリック
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関連動画 「関西生コン事件」報告集会 ココをクリック
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで