映画『ここから-「関西生コン事件」と私たち』上映会
映画『ここから-「関西生コン事件」と私たち』上映会(主催、東京西部ユニオン・鈴コン闘争支援連帯共闘会議)が2月25日、東京・舟渡ホールで開催され、25人の労働者・市民が参加しました。
「感動する映画だ」
東京西部ユニオン・北島書記長の司会で上映会はスタート。東京西部ユニオン委員長・関西生コン労組の弾圧を許さない会事務局長の吉本さんが開会挨拶。吉本さんは「感動する映画だ。関生の仲間の団結が描写されている映画を観て、私たちも学び、運動に反映しよう」と訴えました。
「団結を維持している姿に勇気をもらった」
映画を観た参加者が涙ぐんでいる姿が見られました。上映後、参加者からは「凄まじい弾圧に怯まず団結を維持している姿に勇気をもらった」「やっぱり女性は強い!」などの感想が寄せられました。
「湯川委員長の実刑判決粉砕の行動に立つ」
映画上映後、武谷副委員長から2月6日の大津地裁の無罪判決確定などの闘争報告。そして、大津一次事件の「湯川委員長の実刑判決を粉砕する行動に立つ。正当な労働組合活動に懲役4年などと、とんでもない判決を出す裁判所に対して、関東の仲間も声をあげ、行動していただきたい」と訴えました。
「本来の産別運動が広がると、戦争をとめることも不可能ではない」
休憩を挟んで、関生支部・武谷副委員長と参加者のディスカッション。
武谷副委員長は、関生支部の闘争の歴史を語ったあと、「日本は企業内労組が主流とされている。関生は連合やメディアが言う産別労組ではなく、欧米型の本来の産別労組だから、その産別運動が広がることを資本が恐れて権力を使って弾圧する。産別運動はセメント・生コン産業にとどまらず、あらゆる産業に適用できるもの。本来の産別運動が広がることによって、戦争をとめることも不可能ではない」と提起しました。
参加者からは質問や意見が出され活発な討論が展開されました。
映画「ここから」を観た仲間のみなさん。竹信三惠子さんの著書「賃金破壊」を、ぜひ読んでください。関生の産別運動がより理解できると思います。
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
3月21日 京都3事件 京都地裁 26日 京都3事件 京都地裁
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