港合同・昌一金属闘争 那須電機鉄工社は人権侵害をやめろ! 大阪市内2ヵ所の宣伝活動

那須電機鉄工株式会社(本社、東京・新宿)の「団交拒否の不当労働行為糾弾!」「労働組合員への選別解雇、労働組合潰しを許さない!」を掲げた港合同・昌一金属闘争が5月2日、港合同・昌一金属支部、全港湾・大阪支部、関生支部の3労組と関西労組交流センターの仲間で大阪市内の2ヵ所で抗議宣伝行動を展開しました。

「三井住友銀行は労組法違反を容認するのか!」

中央区北浜にある、那須電機鉄工社の株主・三井住友銀行大阪本店前で宣伝活動を展開しました。
昌一金属支部・副委員長と書記長、関生支部・武谷副委員長が交替でマイクを握り、オフィス街を行き交う会社員らに「労働組合潰しを続ける、那須電機鉄工社の経営陣に対して、三井住友銀行は株主の責任において適切な指導と改善を求める」などを訴え、三井住友銀行大阪本店前を行き交う会社員らにビラを配布しました。オフィス街に響く宣伝活動は、会社員らに注目を浴びた行動になりました。

「那須電機鉄工社関西営業部前、市民から手を振る激励!」

午後からは、福島区吉野に移動し、那須電機鉄工社関西営業部が入居するビルの前で宣伝活動を展開。昌一金属支部・副委員長が交替でマイクを握り、阪神野田駅周辺を行き交う市民らに、那須電機鉄工社は労働組合潰しをやめろ!組合役員の選別解雇を撤回せよ!団交に応じろ!などを訴えました。関西労組交流センターの仲間と関生支部・武谷副委員長が沿道を行き交う市民らにビラを配布しました。
ビラを受け取った女性や男性の市民からは「がんばってね!」「しっかりね!」「あのビルの4階やな!がんばれよ!」などの激励がありました。自転車に乗っていたオシャレな若い男性が、わざわざ自転車を停めてビラを受け取り「がんばってください!応援します!」と昌一金属支部の副委員長や書記長に手を振った激励があったのが印象的でした。最後に、参加者全員のシュプレヒコールで那須電機鉄工関西営業部前の行動を終えました。ビラは、2ヵ所で69枚の配布でした。引き続き街頭宣伝活動を展開します。

※昌一金属闘争とは
昌一金属株式会社(大阪市港区)の民事再生事件において、スポンサーとして名乗りを上げ、裁判所の選定を受けた「那須電機鉄工株式会社」は、東京・新宿に本社を置き、大阪市西淀川区中島に大阪工場を持つ企業。
「民事再生を利用した労働組合潰し」
那須電機鉄工社は、民事再生を利用して、昌一金属福崎工場の土地・建物と事業のみを買収して、工場で働く労働者は子会社の「那須電機商事」に引き継がせ、福崎工場に出向という形をとって、労働条件の大幅な切り下げを行ってきた。
那須電機鉄工社は、当初から労働組合を敵視し、組合役員に「(那須電機では)組合活動はできませんよ」と言い、組合役員を狙い撃ちする大幅な賃金の減額提示、それでも雇用継続を希望すると、最後は面談のリストから組合役員のみを排除するという、選別解雇を行ってきた。これは国鉄分割・民営化で行われた、当時の国鉄組合を潰すめに一旦全員解雇、選別再雇用した手法とまったく同じであり、憲法・労働組合法に違反する不当労働行為そのものだ。
「団交拒否の不当労働行為企業を放置できない」
さらに那須電機鉄工社は、組合からの団体交渉申し入れに対して、「正式な事業譲渡契約を受けていないので、当社では応じられない」と団交拒否してきた。すでに裁判所の選定を受け、雇用継続のための面談を行い、5月1日事業譲渡に向けて那須電機鉄工社から昌一金属社への人員派遣も行われているにも関わらず、まったくおかしな主張だ。
那須電機鉄工社は、面談リストから組合役員を排除して「雇用を断った」ことは認めている。これは意図的に組合役員を排除して組合を潰そうとする行為であり、労働組合として那須電機鉄工社のような悪質な不当労働行為企業を放置することはできない。
那須電機鉄工社(那須電機商事)は、組合潰しの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ!労働組合(港合同・昌一金属支部)と真摯に話し合い、組合役員を全員雇用せよ!雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ!
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
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