住友大阪セメントに要請書を提出

全日建連帯労組中央本部と関東支部、関生支部は10月15日、住友大阪セメント株式会社(東京都港区)に要請書を提出しました。

「要請書の回答を検討する」

住友大阪セメント東京本社の応接室では、連帯労組の要請書提出に対して住友大阪セメントの総務部が対応しました。
総務部の2人は、連帯労組の要請書を受け取り、趣旨説明を真摯に聞いていました。いくつかのやり取りと意見交換を経て、住友大阪セメント総務部の2人は「連帯労組の要請書に回答することを検討する」として、要請書提出を終えました。

 

「要請書の項目」

2024年10月15日

住友大阪セメント株式会社 代表取締役 諸橋中典様

全日本建設運輸連帯労働組合 中央執行委員長 菊池進

 

1.政府は昨年12月、物価高騰対策と労働者の賃上げの方策の一環として、荷主がトラック貨物輸送の運賃を8%引き上げることを関係業者団体に要請しました。しかし、公正取引委員会や厚労省の調査においても、運賃引き上げと賃上げは足踏み状態というのが現状です。
貴社系列のバラセメント輸送会社や生コン輸送会社に対する支払運賃の引き上げ状況と賃上げの実施状況について調査して、速やかに改善措置を講じてください。

2.大阪広域協組の独占禁止法違反行為に加担する行為(セメントの販売数量規制や取引拒絶など)については、たとえば今栖産業事件(大阪)では度重なる仮処分決定をふまえて今年9月には間接強制決定も出されました。こうした状況をふまえて、これまでの政策をただちに見直してください。

3.今年6月の第161回定時株主総会においては、取締役会への質問を希望する株主数人が挙手していたにもかかわらず、また、総会の開催時間がことさら長時間に及んでいたわけでもなかったことにもかかわらず、総会議長は唐突に質疑打ち切りを宣言して、株主に対する説明義務をつくすことなく、逆に株主の質問する権利を侵害しました。このような粗暴な総会運営を繰り返すことがないよう申し入れます。

京都3事件無罪判決を求める署名のよびかけ
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
      署名用紙は、  ココをクリック
集約と提出:第1次集約  9月末日(10月中旬提出)
      第2次集役  10月末日(11月中旬提出)
      最終週役    11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ  ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
      関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
MBS(毎日放送)映像’24「労組と弾圧」がギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
5月31日、受賞式のようす ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

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