個別状況に応じて判断する入管庁に改善を求めよう!
2023年6月9日に成立した改正入管難民法は、難民認定の申請中でも3回目以降の場合は送還可能としています。
「強制送還の対象となる子どもの在留許可」
出入国在留管理庁(入管庁)は、親の超過滞在などで、日本で生まれ育ちながら強制送還の対象となった子どもについて、80%超にあたる212人に在留許可を出しました。しかし、同様の境遇ながら救済されていない子どもがいます。
例えば、祖国で少数派のクルド人は、差別から逃れるため2011年、夫婦と子どもの3人で来日しました。日本で2人の子どもも授かりましたが、地域に多く暮らすクルド人と同様、難民申請は認められず在留資格がない状態が続いています。
「在留特別許可は、『個別の状況に応じて判断』する」
一方で、送還対象となりうる子ども263人のうち、212人には「在留特別許可」を出しました。帰国した子どもを除く40人は「就労学年に達していない」(26人)「親に看過できない事情がある」(14人)として認めませんでした。
日本で生まれてもすでに成人している場合や、幼くして来日した子どもは措置の対象外です。
埼玉県に住むトルコ出身の家族は、日本生まれの小学生がいるにもかかわらず、今回、在留特別許可の対象とはなりませんでした。他方では、西日本に住む高校生は昨年末、南アジア出身の両親と一緒に在留特別許可が認められました。
「特例措置も、詳細をあきらかにしない」
神奈川県の20代の男性に在留特別許可が出たのは、入管庁が特例措置の結果を公表した後の10月上旬でした。
しかし、在留特別許可を認められたのは男性だけで、中東出身の父親と南米出身の母親には許可が出ませんでした。男性の父親は1990年代はじめに来日し、工場などで働いていました。人手不足の当時は、超過滞在は半ば黙認されていました。
入管庁は特例措置で、家族に「看過しがたい事情」がある場合は在留特別許可を認めないとしていますが、男性の家族に心当たりはないといいます。男性は入管に理由を尋ねましたが、説明はなかったそうです。男性の両親は国籍が異っていることから、送還されれば家族はバラバラになってしまいます。
入管庁は、特例措置についても、これまで通り「個別の状況に応じて判断」するとして、詳細を明らかにしていません。
「個別状況に応じて判断する入管庁」
在留特別許可が認められないと、「健康保険に加入できないため病気やケガをすると、多額の医療費がかかることが、一番困っている。法改正で強制送還への不安もある」と外国人の子どもたちは言います。
「子どもに責任はない」という人道上の特例措置が明暗を分け、動揺が広がっていることを私たちが受けとめて、個別状況に応じて判断する入管庁に対して改善を求める行動が必要です。
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争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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