和歌山県であがる差別・排外主義者との関係否定の声

 本年2月19日、和歌山県広域生コンクリート協同組合(和歌山広域協組)の丸山克也理事長と行動をともにしていた差別・排外主義者グループが、内海生コンクリート株式会社(和歌山県海南市)ではたらく関西地区生コン支部(関生支部)の組合員に、労働組合脱退を強要するという事件をおこしました。即刻、関生支部の仲間が現地に駆けつけ差別・排外主義者グループを排除して、組合脱退強要=労働組合つぶしを阻止しました。
 その後、関生支部は、内海生コンクリート株式会社へ、①円満な労使関係の確認と②非合法集団との関係の説明などを求めて団体交渉を申し入れました。
 その後、内海生コンクリート社は、代理人弁護士名義の書面で「団体交渉開催日時等につきましては、近日中にご連絡いたしますので、しばらく猶予頂きますようお願いします」、「弊社は大阪広域生コンクリート協同組合及び和歌山県広域生コンクリート協同組合の排外主義者グループとは一切関係がないことを申し添えます」と回答しました。

関生支部に届いた差別排外主義者との関係を否定する書面

「差別排外主義者とは関係しない」奈良県の生コン業界は毅然たる姿勢を堅持。関西各地の生コン業界であがる関係否定の声。いま大阪広域協組と和歌山広域協組が孤立を深める

 本年2月22日、奈良県の生コン業界と関生支部との労使懇談会では、奈良県中央生コンクリート協同組合が差別・排外主義者集団には毅然とした姿勢で臨み、関係や対応を一切もたないという理事会決議をしました。奈良県生コンクリート協同組合連合会(奈良県中央生コンクリート協同組合、奈良県中南和生コン協同組合、奈良県広域生コンマテリアル協同組合)でも同様の内容が確認されています。

京都の生コン業界でも同様の動き

 京都生コンクリート協同組合連合会の京都生コンクリート協同組合、京都中央コンクリート協同組合、洛南生コンクリート協同組合、京都南生コンクリート協同組合など4協組も差別・排外主義者グループには毅然とした姿勢で臨んでいくことを表明しました。
 関生支部は、関西各地の生コン業界の再建に尽くしてきました。和歌山の生コン業界も14年前、関生支部との連携で業界再建を成し遂げ、安定基調の経営をつづけています。
 各地で上がる差別排外主義者との関係否定の声は、現在、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)や和歌山広域協組が差別排外主義者集団などと大阪や和歌山の生コン業界で引き起こしている騒動の本質を見抜き発せられたものです。
 いま、関西の生コン業界では、差別・排外主義者集団と一緒になって行動する大阪広域協組や和歌山広域協組は孤立を深めています。