「吉田生コン社による不当解雇を糾弾!」

連帯ユニオン関西地区生コン支部は役員・組合員の14名で6月15日の土曜日、吉田生コン社が組合員を不当に解雇したことに対して、6月1日に続く第2弾の社前行動を展開。ブロック担当役員を中心に、近隣の労働者・住民への訴えやシュプレヒコールで気勢をあげるなど約1時間の抗議行動で近隣の労働者や住民にアピールできた行動となりました。

「会社の解雇は正当な理由がない不当労働行為」

2019年4月末、吉田生コン社が組合員4名の解雇を強行するという労働組合つぶしの攻撃を仕掛けてきたのです。
会社側の解雇理由に正当性はなく、「連帯ユニオン関西地区生コン支部の組合員だから解雇する」と経営者が発言するなど、不当解雇は明らかです。そもそも労働組合の組合員であることを理由とした解雇は、労働組合法で会社が禁止されている「不当労働行為」なのです。
この露骨な労働組合つぶしの攻撃に対して連帯ユニオン関西地区生コン支部の仲間が、吉田生コン社の工場前に結集、「不当解雇糾弾」「組合員の解雇を撤回せよ」など抗議の声をあげました。

「大阪広域生コン協組のメンバーを動員する吉田生コン社」

当日の現場で吉田生コン社は、大阪広域生コン協組の職員4名を動員し、私たちの抗議活動をビデオ撮影するという挑発的な行為に終始しました。
奈良県の労使紛争に大阪広域生コン協組が介入していることに、近隣の労働者や住民のみなさんは異常に感じています。

「警察官が到着したが、すぐに立ち去る」

30分くらいして抗議行動の現場にパトカーが赤色灯を焚いて到着。警察官は関生支部の役員に近づき「あー、これか。わかっています。音量だけ注意してね」と言い引き上げました(この間約2~3分)。会社側が通報したのでしょうが、私たちの正当な組合活動に対して警察官は為すすべがないのは当然のことです。

「奈良の生コン業界の経営者たちは、苦しいときだけ労働者と労働組合を利用・活用し、利益が得られるようになると、労働者を首切りする」

吉田生コン社では、企業の経営・存続が厳しい時期には、労働組合が積極的に合理化に協力すなど会社に協力してきた歴史があるのです。
吉田生コン社は、「生コン業界の再建」「生コン企業の経営安定化」「生コン価格の適正化」を掲げて、連帯ユニオン関西地区生コン支部と協力して生コン業界再建運動に臨んだ結果、生コン価格の「値戻し・値上げ」が実現しました。
このような労使による取り組みによって、奈良地域の生コン業界再建・安定化が実現したことを省みずに、苦しいときだけ労働者と労働組合を利用・活用し、利益が得られるようになると、労働者を首切りする吉田生コン社の行為を断じて許すことはできません。

関西生コン事件ニュース No.9(19.06.13号) PDF
関西生コン事件ニュース No.8(19.06.08号)PDF

労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会から緊急呼びかけ!

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レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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