「生コン産業政策協議会が自動車パレード」
96春闘本番に突入した3月20日、交運労協•生コン産業政策協議会(労働三団体共闘)主催の「生コン業界再建・雇用確保・人権擁護自動車パレード」が大阪市内で開かれ、計175台の轟音を響かせた。
早朝、大阪南港に結集した労働三団体の仲間を前に、各労組の代表が挨拶。「生コン産業で働く仲間が組織の枠を越え、産業別政策をもとに生活・雇用基盤を築く闘いは頼もしい。勝利に向かって共に闘う決意を贈りたい」(佐野祥和・全港湾大阪支部執行委員長)
「労働三団体の共闘で大阪広域協組の組織率を着実に高め、業界再建・値戻しへの甚盤をつくった大阪広域協組はこの間、新執行部を選出し、この4月から年間休日125日、完全週休二日制の実施を提起している。また、3月末には交運労協セメント•生コン担当者会議としてセメント協会や全生工組連、中央省庁に要請行動を展開する。産業政策を中央レベルでも推進し、政策協議会に結集する三団体が業界再建に向け共に闘う決意を示したい」(坪田健一・交通労連生コン産労執行委員長)
「労働三団体による取り組みを重ねるなか、ようやく業界再建への光が見えてきた。大阪広域協組は96年4月からリューベ12,000円、秋口から13,000円の方針を打ち出しているが、18年前の販売価格が14,300円だったことからみてもまだ値戻しは不十分。そして、業界に光が見えだすと常に『新設問題』が発生し、神戸では業界と労組の反対を無視して無秩序な工場設置の動きがある。これは、雇用に直結する重大問題として『新設・越境』対策に全力をあげたい。我々は過去に経験したように、業界が労働組合を便宜的に利用することを許さない。労働三団体が強めて築く業界再建とは、雇用の安定であり労働条件の向上である。生コン春闘の重点課題は、賃上げと同時に格差の是正と労働コストの平準化、高齢化社会に対応した65歳定年制実現と退職金規定の改善、時短・完全週休二日制の実施、人権擁護を共通目標としている。三団体の団結を強めて闘い抜こう」(武建一・連帯労組関生支部委員長)
集会は各界来賓の激励メッセージをうけてパレードヘ。175台の轟音と宣伝行動で「生コン業界の再建・雇用確保・人権擁護」を力強く訴えた。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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