国鉄闘争全国運動7.26全国集会

国鉄闘争全国運動7.26全国集会が7月26日、江戸川区総合文化センターで開催され、730人の闘う仲間が結集しました。

10年目を迎えた国鉄闘争全国運動は、国鉄1047名の解雇撤回、関西生コン支部弾圧粉砕労を掲げて、闘う労働組合が結集して、労働運動の再生・発展をめざすことを確認する集会となりました。

「国鉄闘争全国運動10年の闘いと今後の闘いの展望」

新型コロナウイルスの感染予防対策を会場で徹底した集会は、動労千葉・佐藤さんの司会で始まり、三里塚芝山連合空港反対同盟・萩原富夫さん、国鉄闘争に連帯する会事務局長・山下俊幸さんの連帯あいさつを受けたあと、国鉄闘争全国運動よびかけ人の金元重さん(元千葉商科大学教授)、伊藤晃さん、全国金属機械労働組合港合同執行委員・木下浩平さん、動労千葉委員長・関道利さんから、この10年間の国鉄闘争全国運動の闘いの総括と今後の闘いの方針などが提起されました。
港合同・木下浩平さんからは「中野さん(動労千葉)、大和田さん、辻岡さん(港合同)、高さん(関生)たち烈士の運動と意志を引き継いで、全力で闘う」との決意表明がありました。

「国鉄1047名解雇撤回、国鉄闘争の発展に向けて」

続いて、最前線で闘う当事者として、動労千葉争議団・中村仁さん、動労総連合九州委員長・羽廣憲さん、小玉忠憲さんから「解雇を撤回させ、勝利するまで闘う」との決意が表明されました。
弁護団の葉山岳夫さん、藤田正人さん、野村修一さんからは、法廷闘争の成果と課題や今後の闘争方針が提起されたあと、動労千葉幕張支部・北村武さん、動労水戸・動労総連合青年部から、「民営化・外注化との闘い」の現場闘争が報告されました。

「関生支部弾圧粉砕-反転攻勢へ」

「韓国・鉄道労組」からのメッセージ披露、「カンパアピール」に続いて、関生支部代表者から、この間の物心両面にわたる支援のお礼を述べた後、「みなさんのご支援と現場の抗議行動によって、1年9ヶ月の長期にわたり不当に勾留されていた、武委員長が5月31日、湯川副委員長が6月1日に解放され、奪い返すことができた。大衆行動によって2人を奪還したのは権力の横暴を許さないということを実証した大きな成果だ」。
「関生支部支援の輪が全国に広がるなか、労働委員会では4件の勝利命令、不当解雇仮処分では、組合側勝利命令など闘いの成果があらわれている。この命令を活用した行動の実践が重要だ」。
「『労働基本権を守るための闘い』として、警察・検察による組合脱退強要の不当労働行為、事件を細分化して再逮捕を繰り返す恣意的勾留、組合事務所の立ち入り禁止や組合員との接触禁止など労組活動をさせない保釈条件、国賠訴訟の証人尋問前に逮捕・勾留する裁判の妨害など、『労働組合活動の自由を奪う』ことに対する国家賠償請求訴訟を提訴した」「最終的には、大衆行動で決着をつける」と闘争の現状と今後の闘争方針が報告されました。

「国家権力に落とし前をつける」

関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会共同代表・木下武男さん(元昭和女子大学教授)は、関生支部弾圧の背景と本質を述べた後、「武委員長は数年で関西生コン支部を立て直すと言っている。これは強がりではない。なぜなら、1982年と2005年の権力弾圧から立ち直った実績があるからだ」
「今後は、無罪判決を勝ち取るのみならず、国家賠償請求訴訟に勝利するなどして、国家権力に落とし前をつける」と今後の支援と協力を呼びかけました。

「関生支部弾圧を粉砕し労働運動の再生を」

武委員長の半生を描いた映画「棘」の監督・杉浦弘子さんは、武委員長から映画の制作と全国上映会などのお礼の手紙を紹介した後、「コロナ禍で中断していた映画の上映会を再開して、弾圧粉砕につなげていきたい」と語りました。
鈴木コンクリート工業分会・吉本伸幸さんは、「関生支部弾圧を粉砕し、東京の会の趣旨でもある『労働運動の再生・発展』をめざそう」と訴えました。

「コロナ情勢に立ち向かい新自由主義と闘う労働運動を」

現場の闘争として、二和病院労組・飯田江美さん、日教組奈良市書記長・増田順計さん、自治労越谷市職員組合・齋藤知春さん、8.6ヒロシマ大行進実行委員会、動労千葉国際連帯委員会・小島江里子さん、動労千葉書記長・川崎昌浩さんから、それぞれの職場や地域における闘いの現状と今後の方針などが報告されました。
国鉄闘争全国運動よびかけ人・花輪不二男さんが、本集会のまとめと閉会のあいさつを行ったあと、参加者全員の「団結がんばろう」で集会はお開きとなりました。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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公判が日程変更や中止になっています。確認お願いします。

労働組合やめろって警察にいわれたんだけどそれってどうなの(憲法28条があるのに…) 単行本 – 2020/3/6
連帯ユニオン、葛西 映子、北 建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢 誠、海渡 雄一、鎌田 慧、竹信 三恵子(著)

内容紹介
戦後最大の「労組壊滅作戦」が進行。
警察・検察・裁判所による弾圧。
権力と一体となった業界あげての不当労働行為。
関西生コン事件の本質を明らかにする!
ストライキやコンプライアンス活動を「威力業務妨害」「恐喝未遂」として89人逮捕、71人を起訴。
委員長と副委員長の拘留期間は1年5か月超。
取り調べで「組合をやめろ」と迫る警察。
家族に「組合をやめるよう説得しろ」と電話をかける検察。
組合活動の禁止を「保釈許可条件」とする裁判所。
いったい誰が、なんのために仕掛けているのか「?関西生コン事件」の真相。お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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