配達員らの待遇改善を求める運動に連帯しよう

配達員らの待遇改善を求める運動に連帯しよう

飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の運営会社は、自転車やバイクを使う配達員向けの補償を１０月１日から拡充すると発表しました。

配達時における「事故やケガの補償」の要求が、ウーバーイーツユニオンをはじめとする、ウーバーイーツ配達員らの運動によって一定の成果をあげました。

「見舞金を引き上げる」

配達リクエストを受けたときから配達完了までに事故に遭った場合、配達員に支払う「医療見舞金」の上限を25万円から50万円に引き上げます。さらに、入院を伴うケガをした場合は、事故時にヘルメットを着けていた配達員には一律2万円を上乗せするとしています。ただし、ヘルメット未着用の場合は5千円と金額に差をつけ、自転車を使う配達員にヘルメット着用を促すとのことです。

「一時金の新設と補償期間の延長」

手術が必要になった場合に払う一時金も新設し、宿泊入院を伴う手術は7万5千円、日帰りの手術は3万7500円を支払う。
これまでは入院時やその後に働けなくなった場合に、日額7500円の補償を支払っていましたが、この期間の上限を30日から60日に延ばします。

「ユニオンは説明会を要求」

ウーバーイーツユニオンは、「10月1日より提供開始した配達パートナー保護プログラムは、配達業務に伴うリスクに対して十分な補償内容なのか検討、調査を要します。また、補償を要求する際の手続き、補償条件といった詳細内容が不明です。私たちは、まず配達員向けに配達パートナー保護プログラムの説明会を求めます」と説明会を要求しています。

「配達員らの待遇改善を求める運動に連帯しよう」

コロナ禍のさなか、飲食宅配代行サービスは生活に欠かせないものになっています。ウーバーイーツの配達員は運営会社と雇用関係にない個人事業主で、労災保険が適用されないことから、補償内容が不十分との声も出ています。
私たちには、ウーバーイーツ配達員らの「事故やケガの補償」や「適正な報酬の支払い」などの待遇改善をめざす、ウーバーイーツユニオンの運動に連帯して支援することが求められています。個人事業主と法律で定められていても、労働組合運動で働き手の要求を実現するために行動しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　

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連帯ユニオン、葛西 映子、北　建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢　誠、海渡 雄一、鎌田　慧、竹信 三恵子(著)
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