いま、大阪広域協組と在特会関連の瀬戸弘幸など差別排外主義者集団との親密な関係が社会問題となっている。
大阪広域協組理事長兼大阪兵庫生コンクリート工業組合理事長の木村貴洋は、大阪広域協組のウェブサイトでその関係性や関係継続の意思を社会的に明らかにした。
大阪広域協組が関係を結ぶ瀬戸弘幸とは一体どんな人物なのか。

日本最大の生コン協同組合、「大阪広域協組」が関係を結ぶ差別排外主義者とは

 現在、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)は、日本最大規模の生コン協同組合となっています。事業エリアは、大阪府全域から西は淡路島、岡山県と接する兵庫西部地域にまで到達し、出荷規模は、東京地区生コンクリート協同組合の約2.5倍の800万㎥にものぼると言われています。
 いま、日本最大規模となった大阪広域協組と在特会関連の瀬戸弘幸や渡邊臥龍こと渡邊昇ら差別排外主義者集団との親密な関係が社会問題となっています。
 大阪広域協組は、昨年12月下旬頃から自身のYouTubeチャンネル「大阪広域生コンクリート協同組合」(https://www.youtube.com/channel/UCB9X3Zw_0qOlhaxX1lQA-Rg)に関西地区生コン支部(関生支部)批判の動画掲載を始め、その動きに呼応するかのように瀬戸弘幸も自身のブログ「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』」に大阪広域協組の動画を掲載し関生支部批判を強めていきました。
 大阪広域協組理事長兼大阪兵庫生コンクリート工業組合理事長の木村貴洋は、大阪広域協組のウェブサイトで「瀬戸弘幸氏の行動に当協同組合全組合員は感謝しています。政治的なものに介入はできませんが、陰ながら応援させていただく所存です」と表明、最近では、大阪広域協組のYouTubeチャンネルで、瀬戸弘幸関連のYouTubeチャンネル「はとらずチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCB9X3Zw_0qOlhaxX1lQA-Rg)で公開されている瀬戸弘幸や渡邊昇などの差別排外主義者集団による京都地区での関生支部批判の街宣活動の動画を掲載しています。
 日本最大の生コン協同組合の大阪広域協組が親密関係を結ぶ瀬戸弘幸や渡邊昇は一体どのような人物なのでしょうか。

極端なヘイト活動家でナチスを信奉するネオナチの「瀬戸弘幸」

 瀬戸弘幸は、ヘイトデモを主催するなど人種差別を扇動する極端なヘイト活動家です。人権差別主義団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の後継組織、政治団体「日本第一党」の最高顧問なども務め、同党党首の桜井誠(高田誠)をカリスマと崇め、『現代のカリスマ、桜井誠』なる書籍なども書いています。
 桜井誠は、在特会の初代会長を務めた人物で、桜井誠や在特会は、ヘイトスピーチと呼ばれる差別的発言の街宣活動や集会・デモなどを行い、人種差別や外国人排外主義活動を扇動することで社会に名を馳せています。
 桜井誠は、有田芳生参院議員のツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして損害賠償訴訟を起こしましたが、逆に裁判所から「(ツイッターの投稿は)公正な意見、論評の表明で違法とはいえない」として訴えを棄却されました。「神奈川新聞」は、同裁判で「『朝鮮⼈を皆殺しにしろ。在⽇朝鮮⼈どもを皆殺しにしろ」「いい朝鮮⼈も悪い朝鮮⼈も殺せ』『鶴橋⼤虐殺を実⾏しますよ』などの桜井⽒や在特会の⾔動はヘイトスピーチ解消法2条の定義に照らし『不当な差別的⾔動に該当する』」(原文ママ)と認定されたと報道しています。
 また、瀬戸弘幸は『ヒトラー思想のススメ―自然と人類を救済するナチス・ヒトラー世界観の120%肯定論』なる書籍を書いたり、アドルフ・ヒトラー生誕祭を呼びかけるなど(「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』」では、同生誕祭は「ハーケンクロイツの旗とヒトラー総統の肖像画を掲げ、ホルストベッセルのナチス党歌を流し、ワインで乾杯してナチス式の敬礼という、厳かな儀式として取り扱う予定でした」と説明)、ナチスを信奉するネオナチの活動家でもあったのです。

※「-どす黒い関係を探る シリーズ第二回-」へ続く