汚染水の海洋投棄をやめさせよう!原発なくそう、戦争とめよう!2.26集会

汚染水の海洋投棄をやめさせよう!原発なくそう、戦争とめよう!2.26集会(NAZEN大阪主催)が2月26日、港区民センターで開催され、多くの闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「汚染水の海洋投棄を止めさせる闘いに立ち上がろう」

古賀さんの司会で集会は開会。古賀さんは「戦争が始まった。この戦争を労働者の団結と国際連帯で止めよう。福島原発事故は終わっていない。汚染水の海洋投棄を止めさせる闘いに立ち上がろう」とあいさつしました。

「3.11福島原発事故は終わっていない」

NAZEN長崎が制作した「10年目のフクシマ」を上映。飯舘村の汚染土、廃墟と化した双葉町、JR常磐線付近の線量計のアラームが鳴りやまないなどの実態が映し出され、未だに放射線量が高いのに避難区域を解除するという無謀さなど、3.11福島原発事故は終わっていないことを暴露する内容の映像でした。

「労働運動の力ですべての原発を廃炉へ!」

続いて、NAZEN大阪・岡田事務局長の「汚染水を海に垂れ流すな!」と題した講演。岡田事務局長は「①戦争が始まった。②原発はエネルギー問題ではなく核兵器の問題。③この情勢で汚染水の海洋投棄を強行。④甲状腺ガンの賠償裁判。⑤原発再稼働・東海原発など。⑥3.11福島原発事故は終わっていない。福島の怒りをわがものに」などをレジメに基づき詳細に講演しました。最後に岡田事務局長は「労働運動の力ですべての原発を廃炉へ!」と行動提起して講演を締めくくりました。

「階級的労働運動路線で闘おう」

次に「汚染水海洋放出の狙い」と題した講演。講師は、汚染水を解説したあと「①汚染水海洋放出に至る経緯。②汚染水海洋放出に対する政府の説明。③汚染水海洋放出は結論ありき。④反戦・反核・反原発の闘いの進展。⑤海洋放出の狙い。⑥闘いの方向性」などを詳細に記したレジメをもとに講演しました。最後に講師は「改憲・戦争の時代認識をはっきりさせて、労働組合を軸とした闘いに確信を持って、進めていこう」と行動提起して講演を終えました。

「汚染水放出を許さないことと原発・核廃絶は全く同じ地平にある」

富崎さんの「内部被曝と汚染水」と題した講演。富崎さんは「①内部被曝と外部被曝。②体内に入る道筋。③核種の体内での存在場所。④内部被曝の特徴。⑤政府、原発推進派は内部被曝を無視、過小評価、隠そうとする。⑥汚染水(処理水とは矛盾しない言葉)。⑦トリチウムと内部被曝」などをレジメをもとに詳しく話しました。最後に、富崎さんは「トリチウムは危険なもの。これは当たり前。それを閉じこめているものをわざわざ外界にばらまくことをしてはならないのも当たり前。原発、核兵器は、今の生物すべての生存と安全とは共存不可能だ。汚染水放出を許さないことと原発・核廃絶は全く同じ地平にある」と問題提起して講演を締めくくりました。

「3.11福島行動に結集しよう!」

3人の講演後の討論では、新たな参加者などを含め活発な議論が展開されました。古賀さんが本集会のまとめを提起。最後に「労働組合、労働者の力で汚染水を止めよう。なくそう原発と核。全国から3.11福島へ」との行動提起を参加者全員が確認して、集会はお開きとなりました。
3.11福島行動に結集しましょう!すべての原発をなくすために、労働組合が先頭に立って闘いましょう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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