京都事件第2回公判、2月24日、京都地裁

2月24日、湯川委員長、武氏に関連する3事件、村田建材(加茂生コン)事件、ベストライナー事件、近畿生コン事件が併合された裁判で今回が2回目の公判になります。
午前中は弁護団が裁判所に提出した証拠についてひとつひとつ丁寧に説明を行われた。午後からは検察側証人K氏の証人尋問が行われた。

正当な組合活動を立証する

午前の弁護側証拠調べでは多数の証拠を提出。京都協組理事の供述調書も提出している。その中で、当時結ばれていた協定書や協同組合の仕組みや役割を示すもの、業者の乱立による価格低下を説明、理事の供述にされていた当時の京都協組の体質など事細かく説明が行われた。

公判のまとめ

三輪弁護士
午前中は弁護側が提出した証拠の取調べを行った。重要証人の供述調書など弁護側に有利な内容なので読み上げていこうということになった。
午後からは検察側の証人尋問。非常に重要な証人である京都協組の元理事長であったK氏。現在、非常に難しい立場ではあるが、当時の心境など正直に語っていたように思う。ことさらに組合側にとって不利になるような証言を言わなかったように感じている。今日の証言を分析して次回の反対尋問でどのようなことを聞くのかを弁護団で準備することとなる。

永嶋弁護士
今日の尋問を聞いていて恐喝があったと言えるのか?検事は、あれが恐喝であると言っている。そうではないだろうと言うことを裁判所に解ってもらうことを丁寧にやっていくことが宿題である。

位田弁護士
最後、証人はすごく疲れているようだった。横から見ていて、もうどうでもいいわというような感じで「解っているが覚えていない」などと言い出した。最後に検察官が聞き出そうとしていたのは「ストライキが怖いからお金を払った」という一言だけであった。当然、組合として要求を貫徹するためにストライキをする。解決金は解決に向けたひとつの条件にすぎない。本来の組合活動そのものである。労働組合が正当な要求をして、交渉を実現するためにストライキをする。それを検察は事件にしようとしている。
我々弁護団は、ストライキは労働組合として正当な行為であることを裁判官に解らせていくことがこの裁判の一番大事なところである。次回はK氏の反対尋問で組合との交渉がいかに大事だったのかと言うことを聞き出していきたい。

湯川委員長
みなさん長時間の傍聴支援ありがとうございます。
本日の証人K氏は、大阪広域協や警察・検察の圧力のなかでどこまで証言するのだろうかと考えていた。実情、脅されるようなかたち、自分の生活権を脅かされそうな状況のなかで踏ん張っていたのではないのかと感じ取れた。次回の反対尋問では、弁護団からK氏の正義感と事実をしっかり聞き出していただきたい。
これから証人は多数出てくる。そして、どのような証言をするのか解らないが、しっかり反論していただき、事実のみを伝えていきたいと思う。

これからもご支援よろしくお願いします

午前、午後という長時間にわたる公判に、傍聴支援に来てくださった仲間のみなさんに感謝します。寒さが厳しくなってきたさなか、遠方から駆けつけてくれた仲間のみなさん、本当にありがとうございました。
次回の第3回公判は、3月9日(水)検察側証人K氏の弁護側の反対尋問です。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.70 ココをクリック
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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