大阪地方検察庁前情宣活動

連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bブロックと大阪Aブロックは3月4日、検察官が不当逮捕された関西地区生コン支部の組合員に、組合脱退勧奨を働きかけていた事実を暴露する宣伝活動を大阪地方検察庁前で展開しました。

「大阪地検庁舎前、国家的不当労働行為の実態を暴露」

大阪地検庁舎前の歩行者道路では、ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、関西地区生コン支部への権力弾圧で無罪判決が出たこと、検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされるという「国家的不当労働行為の実態」を暴露するなど、大阪地検庁舎に出勤する職員や通行している会社員や市民に整然と訴えました。大阪地検庁舎前の歩行者道路では、大阪Aブロック組合員と武谷書記次長が通行中の職員や会社員、市民らにビラを配布しました。

「ビラをもぎ取るように受け取る女性(検察官?)」

関西生コンを支援する会が作成した「検察官が組合脱退勧奨」カラー刷りビラは、大阪地検庁舎前を行き交う職員や会社員、市民らが快く受け取ってくれました。
ナニワ生コン分会長の訴えを立ち止まって、じーっと聴き入る市民の姿が見られました。自転車に乗った男性が、わざわざビラを受け取りにきたり、30歳代くらいの女性がビラを受け取り、興味深そうに読んでいたのが印象的でした。
また、30歳代くらいの女性が、ビラをもぎ取るように受け取って、大阪地検庁舎に入っていきました。検察官か事務官だったのでしょうか?
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、大阪地検庁舎前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、64枚の配布でした。引き続き、大阪地検庁舎前での宣伝活動を展開します。

※「検察官が組合脱退勧奨」取り調べ録画で明らかになった驚きの事実

検察官が不当逮捕された労働組合の組合員に、組合脱退勧奨を働きかけていた事実が明らかになった。これは2022年1月17日、「関西生コン事件」の公判で、弁護団の請求により法廷で再生された取り調べ録画で明らかになったもの。取り調べを受けていたのは、連帯ユニオン関西地区生コン支部の組合員で、「逮捕は正当な組合活動に対する弾圧だ」として黙秘していた。これに対し、大津地検・横検事が組合員に組合の脱退を働きかける場面が法廷の画面に映し出された。横検事の組合脱退勧奨に組合員は、抗議の意志を込めて「黙秘します」とはっきり答えるも、横検事は無視した。執拗な組合脱退勧奨は、2018年11月28日、12月6日、12月12日の3日間繰り返された。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.71 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.72 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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