日韓民主労働者連帯「訪韓文化祭」
日韓民主労働者連帯が主催する「訪韓文化祭」が11月12日、田中機械ホールで開催され、多くの日韓の闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。
「日韓民主労働者連帯の闘い!」
日韓民主労働者連帯は、1989年アジアスワニー資本の一方的な廃業と資本撤収に抗議し、日本遠征闘争を展開したアジアスワニー労働者と日本の労働者の連帯闘争を契機として始まりました。日韓の労働者交流は30年以上続いており、1996年、民主労総全北本部の結成以来、定期的な相互交流訪問の回数を重ねるなど「草の根交流」を継続しています。
労働者が安全な環境で働き、安心して暮らせる社会を築くことができるように、お互いの闘いから学び、共通の課題「米軍基地と平和、環境、エネルギー、社会公共性、貧困、労働運動の展望、非正規職、複数労組、派遣法、最低賃金、労働法改悪、進歩政治の課題」などの議論を重ね、2015年からは闘争課題の共同宣言文を発表。新型コロナウイルス感染が拡大し、直接的な相互訪問ができなくなった状況下でも、インターネットによるWEB会議を開催して日韓両国における労働運動の情勢と課題について話し合い、定期大会やメーデー前夜祭には日本からビデオメッセージを送るなどの交流を継続してきました。
「民主労総全北メッセージとスワニー闘争の映画上映」
司会から開会宣言と「訪韓文化祭」の趣旨説明。参加者全員で「あなたのための行進曲」を合唱しました。
続いて、民主労総全北本部からのメッセージが、韓国語と日本語で読み上げられました。韓国の先人たちの闘いを引き継いでいる民主労総全北本部の現場の闘い、権力弾圧にも怯まない原理原則の闘争、労働者連帯の重要性などの熱いメッセージが会場を沸かせました。
映画「スワニー闘争」が上映され、その映像に見入っていた参加者が、スワニー闘争を振り返る姿が印象的でした。
「労働者大会ライブ配信」
訪韓文化祭は、労働者大会ライブ配信、民主労総全北本部の現地ライブ中継、そして、参加者全員の律動演習。最後に、韓国労働歌「チョレノドンジャ/鉄の労働者」を全員が合唱してお開きとなりました。
「労働者はひとつだ!」
日韓労働者交流を通じて、お互いが学び合い、労働者が安全で安心して暮らしていける社会構築をめざして、多くの労働者と連帯し活動を続けていきましょう!
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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