東海労働者集会
「戦争を止め、社会を変える力がここにある!労働者国際連帯で戦争をとめよう!闘う労働運動を甦らそう!」を掲げた「東海労働者集会」(主催、東海合同労組、改憲・戦争阻止!大行進東海)が10月12日、名古屋・東別院会館で開催され、25人の闘う労働者が結集しました。
「関生・湯川委員長の求刑10年をはね返そう」
東海合同労組・坂野委員長が開会宣言。坂野委員長は主催者あいさつで、関生弾圧支援を先頭に立って活動してきた近森さんが8月に急逝されたこと、東海では11月労働者総決起集会に向けて、国鉄闘争に学ぶという学習会を開催してきたことを述べました。そして戦争反対を掲げて、国際連帯と闘う労組ネットの実現に向けて行動することを提起。最後に「関生弾圧の京都事件、湯川委員長の求刑10年をはね返そう!」と訴えました。
「産別運動を拡大し、産別ストを組織して戦争を止める」
闘いの現場から3労組の闘争報告。関生支部・武谷副委員長は、関生支部の産別運動の特徴と運動が前進すると弾圧がかけられることを話しました。そして、今回の刑事弾圧では、3件11人の無罪を獲得したことを報告。この成果を活かして、京都事件をはじめ残りの事件の無罪判決を勝ち取ることに全力をつくすと決意を表明しました。最後に、「関生は産別運動を拡大し、産別ストを組織して戦争を止める。8.6ヒロシマ弾圧を粉砕し、11.3集会に6000人の結集を勝ち取ろう!」と行動を提起しました。
「労働組合に謝罪するまで闘いを継続する」
港合同昌一金属支部・木下委員長は、昌一金属闘争を報告。昨年12月末に民事再生を申請した昌一金属社。労組には一切、話しをせず事前協議合意約款を無視したこと、年が明けて東京新宿に本社を置く、那須電機鉄工社がスポンサーに名乗りをあげたこと、那須電機鉄工社の組合役員の選別解雇など露骨な労働組合潰しに、4月から全港湾大阪支部と関生支部との3労組共闘で反撃し、東京、千葉をはじめ全国の仲間の支援行動によって那須電機鉄工社を追い詰めたことなどを報告。そして、昌一社が破産を申請し那須電機鉄工社が離れたことに対して「金の問題ではない。那須電機鉄工社が離れても、私たち労働組合に謝罪するまで闘いを継続する。この民事再生や破産を利用した労働組合潰しは、昌一金属のみならず全ての労働組合にかけられる攻撃と位置づけて、勝利するまで闘う!」と決意を表明しました。
「労組なき社会、労組解体攻撃を打ち破ろう」
動労千葉・佐藤副委員長は、国境を越えた団結で戦争を止めることを宣言したあと、動労千葉の定期大会で確認した運動方針として、国鉄闘争1047名解雇撤回の闘い、JR東の社友会化や安全崩壊との闘い、労働法制の解体・改悪を許さない闘いなどを話し、闘う労働組合の必要性を提起しました。そして、港合同、関生支部との3労組共闘を継続し、運動を前進させると決意表明。最後に「階級的労働運動の復権をめざして、11.3全国労働者総決起集会に6000人の結集を勝ち取り、関生弾圧を粉砕し、港合同昌一金属闘争に勝利する。そして、労組なき社会、労組解体攻撃を打ち破ろう!」と行動を提起しました。
「名古屋における産別運動の展開と成果」
地域の労働組合からの発言では、海員組合の柿山さんから「アメリカ・日本・フィリピンの軍事協力を懸念している。反戦というより非戦だ。絶対に戦争を許してはいけない」と問題を提起しました。
愛知連帯ユニオンの元座委員長からは、関生刑事弾圧の京都事件の求刑10年や湯川委員長に実刑4年の判決が出された滋賀事件について、外形力の行使がないのに矛盾していることが詳しく解説されました。そして「国鉄分割民営化のときに広げられたキャンペーンのように、湯川委員長の実刑攻撃は、労働運動に深刻な影響を及ぼす。この実刑攻撃を粉砕する行動に立つ」と決意を述べました。そして、名古屋における産別運動の展開や成果が報告されました。
「闘う労働組合のネットワークを実現しよう」
会場からは、6人の仲間から、意見や質問と自らの闘争報告がありました。3労組へのカンパが贈呈されたあと、東海合同労組・小林書記長から本日の集会まとめと、11.3全国労働者総決起集会に向けた行動が提起されました。最後に、坂野委員長がリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して集会は幕を閉じました。
労働組合弾圧粉砕しよう!すべての争議をに勝利しよう!闘う労働組合のネットワークを実現させ階級的労働運動を復権させよう!
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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東京新聞「こちら情報部」
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