5.23全関西狭山集会

「石川一雄さん不当逮捕58ヵ年糾弾!狭山再審棄却阻止!改憲・戦争の菅政権打倒!改憲攻撃と対決し、狭山闘争の爆発で再審をこじ開けよう!」をスローガンに、全国水平同盟と関西労働組合交流センターが主催する「5.23全関西狭山集会」が5月23日、扇町公園南西広場で開催され、100人を超える闘う仲間が結集しました。

「狭山闘争も労働者の決起で粉砕できる」

全国水平同盟西郡支部・佃さんの司会で集会は始まりました。関西労組交流センター代表の深町さんから、主催者あいさつ。深町さんは「この間、私たちは、5月1日のメーデーデモを元気よく闘い、3.30ナニワ生コン闘争、4.9堺市役所・臨海生コン闘争を関生支部と共同闘争した。さらに、高槻医療福祉労組がストライキを打ち抜くなど現場行動を果敢に闘っている。一方、菅は、戦争・改憲の攻撃を加速しており、国民投票法改正案やデジタル関連法案を可決している。しかし、入管法改悪案を廃案に追い込むという、労働者の決起で粉砕した。BLM運動をはじめ世界の労働者が連帯して闘う機運が高まっている。狭山闘争も労働者の決起で粉砕できる。共に闘おう」と行動提起しました。

「この闘いで狭山第三次再審勝利を切りひらこう」

基調報告が、全国水平同盟委員長の久原さんから提起されました。久原さんは「石川一雄さんの5.23メッセージの戦闘宣言に応え、5月21日東京高裁要請行動を闘った。本日の闘いは、一つは、切迫する改憲攻撃と狭山再審棄却情勢と真っ向から対決する闘いだ。二つは、私たちは、今日の集会に向けて十数回の地域学習を積み重ね、私たちの手で、労働者階級の新たな狭山闘争をつくり出すことを決意してきた。本日の集会をテコに改憲戦争阻止!狭山第三次再審勝利!菅政権打倒へ闘おう」訴えました。
また、「コロナを口実にあるいは隠れ蓑に、改憲と戦争攻撃が激しく進んでいる。3度目の緊急事態宣言が出され、コロナ禍の現状はますます深刻化している。命よりカネの新自由主義が医療を崩壊させた」と新自由主義政策を断罪。
「狭山事件は労働者階級の闘いを差別・分断を狙った犯罪だ。差別攻撃に対する怒り、コロナに対する階級の怒りを解き放ち、維新・大松打倒!菅政権打倒!この闘いで狭山第三次再審勝利を切りひらこう」と提起しました。
最後に久原さんは「6月6日の青年労働者集会、7月4日の国鉄集会から7月18日の全国水平同盟第10回大会の成功を勝ち取ろう」と呼びかけて締めくくりました。

「狭山第3次再審、乾坤一擲で臨む」

石川一雄さんのメッセージが紹介されました。「冤罪者は、ひとりの人間の一生だけでなく、家族も巻き込み、差別、偏見、悲しみ、怒りなど、塗炭の苦しみの中で生きざるを得ない状況に追い込まれる。狭山事件のように、被差別部落の者が冤罪に巻き込まれたときは個人の問題でなく、被差別部落全体が犯罪者集団のような扱われかたもされてきた。公平であるべき裁判官が検察側に軸を置き、忖度し、結果として誤った裁判で有罪にしたのだから、司法の府としての黒い法衣を纏う資格などないと、断罪せねばならないと思う。この第3次再審こそ、私は乾坤一擲で臨む所存であり、本審で冤罪が晴れますよう最大限のお力添えを賜りたい」(抜粋)。

「全国水平同盟の各支部から闘いの報告」

全国水平同盟高槻支部、全国水平同盟崇仁東三条、全国水平同盟西郡支部からは、闘争現場の報告と今後の闘争方針が示されました。

「狭山闘争の勝利に向けて関生支部は共に闘う」

連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部の武洋一書記長と武谷書記次長、ゼネラル支部の色見委員長が登壇。この間の関生支部権力弾圧への支援のお礼を述べたあと武谷書記次長が「5月1日メーデーデモに続いて、本日の狭山闘争を連帯ユニオンの仲間と一緒に行動できることに喜びを感じる。私の保釈条件変更を勝ち取ったのは、関西労組交流センターの仲間の支援によるものだ。3.30ナニワ生コン闘争行動以降、ナニワ生コン・藤原生コン闘争を現場の行動で闘っている。来週からの茨木市攻め行動の支援を呼びかけたい。狭山闘争の勝利を目指して関西生コン支部は共に闘う」と発言しました。

「各現場の闘争報告と闘争方針」

自治体労働者からは、奈良市従の闘争報告と今後の闘いの方針が示されました。教育労働者からは、大阪市教組から大阪市の教育現場の現状が報告され、大阪市への申し入れ行動の呼びかけがありました。全学連からは、不当処分の闘いが報告され、7月の行動が提起されました。
全国水平同盟西郡支部・佃さんの「団結がんばろう」を参加者全員で唱和して集会を終え、デモ行進に挑みました。

「若者から注目を浴びたデモ行進」

扇町公園を出発し、旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムで梅田の繁華街を通るデモ行進は、多くの道行く人や若者から注目を浴びました。解散地点のナビオ前で、集会の総括を行い、参加者全員の「団結がんばろう!」でお開きとなりました。

 

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

ハーバービジネスオンライン
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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関西生コン事件ニュースNo.52  ココをクリック

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日刊深夜快速Vol.3558/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・後編~ ココをクリック

挑戦を受ける労働基本権保障――一審判決(大阪・京都)にみる産業別労働運動の無知・無理解 (検証・関西生コン事件1)(日本語) 単行本 – 2021/4/20

業者団体と警察・検察が一体となった組合弾圧=「関西生コン事件」がはじまって4年。
労働法研究者、自治体議員、弁護士の抗議声明が出され、労働委員会があいついで組合勝利の救済命令を下す一方、裁判所は産業別労働組合への無知・無理解から不当判決を出している。
あらためて「関西生コン事件」の本質、不当判決の問題点を明らかにする!
連帯ユニオン(著)、小谷野 毅(著)、熊沢 誠(著)、& 2 その他
発行・旬報社、定価800円+税

「関西生コン事件」がはじまってから4年目となります。
関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)を標的として、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)が日々雇用組合員の就労拒否(400人以上)、正社員組合員の解雇、業界あげての団交拒否を開始したのが2018年1月。このあからさまな不当労働行為の尻馬に乗って、滋賀県警が半年後の2017年7~8月にかけて組合員と生コン業者ら10人を恐喝未遂容疑で逮捕しました。その後、大阪、京都、和歌山の三府県警が、2019年11月にかけて、じつに11の刑事事件を仕立てあげ、のべ89人もの組合員と事業者を逮捕。数え上げるとじつに計18回も逮捕劇がくりかえされ、のべ71人が起訴される事態に発展しました。いずれも、ストライキやビラまき、建設現場の法令違反を調査、申告するなどして公正な取引環境を実現するためのコンプライアンス活動、破産・倒産に対して雇用確保を求める工場占拠闘争など、あたりまえの労働組合活動が、恐喝未遂、恐喝、強要未遂、威力業務妨害といった刑事事件とされたものです。
業者団体と警察・検察が表裏一体となった組合弾圧、それが「関西生コン事件」です。
これに対し、歴代の労働法学会代表理事経験者を多数ふくむ78人の労働法学者が2019年12月、憲法28条の労働基本権保障や労働組合法の刑事免責を蹂躙する警察・検察、そしてそれを追認する裁判所を批判して「組合活動に対する信じがたい刑事弾圧を見過ごすことはできない」とする声明を公表しました。全国各地の120人超の自治体議員の抗議声明、弁護士130人の抗議声明なども出されます。また、自治労、日教組などの労働組合や市民団体がつくる平和フォーラムが母体となって「関西生コンを支援する会」が結成されたのをはじめ、各地で支援組織が2019~20年にかけてあいつぎ結成されます。「関西生コン事件」は関生支部だけの問題ではない、労働組合の権利そのものを脅かす事態だという認識が広がっています。
さらに、冒頭に述べた一連の解雇、就労拒否、団交拒否に対抗すべく関生支部が申し立てた20件近い不当労働行為事件において、大阪府労働委員会が2019年秋以降、あいつぎ組合勝利の救済命令を下しています。その数は命令・決定12件のうち10件(2021年4月現在。大半が中央労働委員会に再審査事件として係属)。団結権侵害を主導した大阪広域協組の責任が明確になってきました。
一方、11件の刑事事件はその後、各事件の分離、併合の結果、大阪、京都、和歌山、大津の四地裁において8つの裁判に整理され、審理がすすめられ、現在までに、大阪ストライキ二次事件(2020年10月)、加茂生コン第一事件(同年12月)、大阪ストライキ一次事件(2021年3月)の3つの一審判決が出されています。
これら判決は、労働委員会事件で出された勝利命令とは対照的に、いずれも労働組合運動に対する浅薄な理解と認識をもとに、大阪広域協組の約束違反や企業の不当労働行為を免罪する一方で、産業別労働組合としての関生支部の正当な活動を敵視するものとなっています。
そこで、この機会に、あらためて「関西生コン事件」とはなにか、また、これら不当判決の問題点はなにかを、労働組合運動にたずさわる活動家のみなさまをはじめ、弁護士、研究者、ジャーナリストのみなさまに一緒に考えていただくために、裁判や労働委員会に提出された研究者の鑑定意見書などを収録した『検証・「関西生コン事件」』を随時発刊することにしました。
控訴審において無罪判決を勝ち取るために努力するのはもちろんのことですが、不当判決を反面教師として、先達が築いてきた労働運動の諸権利を学び直し、新たな運動を創造していくことが私たちに求められていると考えます。本書がその手がかりとして活用されることを願ってやみません。
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なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一

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