「労働組合つぶしの権力弾圧糾弾!」和歌山県庁・和歌山県警前での宣伝活動

連帯ユニオン関西地区生コン支部・和歌山ブロックと大阪Aブロックは4月27日、「労働組合つぶしの権力弾圧糾弾!」を掲げて、和歌山県庁前・和歌山県警前で情宣活動を展開。加えて「加茂生コン事件の無罪判決」の報告と「検察官が不当逮捕された関西地区生コン支部の組合員に、組合脱退勧奨を働きかけていた事実」を暴露する宣伝活動を展開しました。

「労働組合つぶしの権力弾圧糾弾!」

和歌山県庁・和歌山県警前の歩行者道路では、武谷書記次長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、関西地区生コン支部と生コン業者が協力した産業政策運動の成果として適正な生コン価格が実現したこと、生コン協同組合の一部執行部による労働組合排除攻撃とそれに便乗した警察・検察の権力弾圧、労働組合活動を刑事事件にでっち上げたことが大阪高裁で無罪判決が出たこと、大津地検の検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされた国家的不当労働行為の実態などを整然と訴えました。和歌山県庁前の歩行者道路では、大阪Aブロック組合員が通行中の職員や会社員、市民らにビラを配布しました。

「お前ら、うるさいんや!アホー!」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「無罪判決」のビラと関西生コンを支援する会が作成した「検察官が組合脱退勧奨」カラー刷りビラは、和歌山県庁前行き交う職員や会社員、市民らが快く受け取ってくれました。
県庁の玄関前で、武谷書記次長の訴えを数分間聴き入っている複数の男性の姿が見られました。県庁の職員がビラを受け取り庁舎に入っていく姿や、県庁前の幹線道路を通行するミキサー車やバラセメント車のドライバーが宣伝活動の方を興味深く見ていたのが印象的でした。
自転車で歩道を走っていた男性が「お前ら、うるさいんや!アホー!」と怒鳴って去っていったのが印象的でした。虫の居所が悪かったのでしょうか?
午前10時ころから約1時間の行動でしたが、武谷書記次長の訴えに、和歌山県庁・和歌山県警前を行き交う職員や会社員、市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、21枚(無罪判決・組合脱退勧奨)の配布でした。引き続き、和歌山県庁・和歌山県警前での宣伝活動を展開します。

ー お知らせ ー
関西地区生コン支部が展開する産業別労働運動への仲間の皆さんのご協力とご支援に感謝します。また、日頃の関西地区生コン支部弾圧への物心両面にわたるご支援に、心からお礼を申し上げます。さて、「今こそ関生魂を!!激動と根底的変革の時代を共に生きよう!6.4映画「棘2.独白」上映(主催、6.4映画「棘2.独白」上映実行委員会)が、6月4日(土)18:00から文京区民センター2Aで開催するというチラシが配布されています。
このチラシには、連帯・関西地区生コン支部と記された組合旗が、写真で掲載されていますが、この主催者団体らと、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、何ら一切関係のないことをお知らせします。
関西地区生コン支部が携わり、関与する集会などのイベントについては、当労働組合発刊の機関紙「くさり」や、当労働組合が作成するホームページの「連帯広報委員会」でお知らせしています。支援共闘の仲間の皆さんには、お間違えのないようにくれぐれもよろしくお願いします。

5月23日、9時30分から大阪高等裁判所前公園で座り込み集会を開催します。大阪ストライキ1次事件は2017年12月に行ったストライキを威力業務妨害として事件とされた裁判で一審では不当な判決を受けています。5月23日11時、判決が言い渡されることになっています。座り込み集会に結集し、無罪判決を勝ち取りましょう。支援者の皆様、集会への結集をよろしくお願いします。

 

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.72 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.73 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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