ナニワ生コン闘争、茨木市役所・阪急茨木市駅・北区役所での宣伝行動

ナニワ生コン闘争、茨木市役所・阪急茨木市駅・北区役所での宣伝行動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「ナニワ生コン社」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bブロックと大阪Aブロックは12月20日、茨木市役所・阪急茨木市駅・北区役所西で「ナニワ生コン社の不当労働行為を労働委員会が認定」などを掲げた情宣活動を展開しました。

「茨木市役所・阪急茨木市駅・北区役所での情宣活動」

茨木市役所・阪急茨木市駅・北区役所の歩行者道路で、大阪Ｂブロック組合員・ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、ナニワ生コン社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、などを整然と訴えました。
横断幕を掲げた歩行者道路では、大阪Aブロック組合員と武谷書記次長が通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「茨木市役所前、『マタハラってなんや？』」

関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、茨木市役所付近（高橋交差点）を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
「労働組合、頑張ってるやんか。ビラもらうで」と自転車から降りてビラを受け取りにきた男性や「お疲れさま。応援してるよ」とビラを受け取りながら激励してくれた女性が印象的でした。
また、男性がビラを広げて「マタハラってなんや？」との質問に、丁寧に説明すると「そうか、わかったわ。ありがとう」と笑顔で応えてくれました。
午前9時30分から約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、茨木市役所付近（高橋交差点）を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、70枚（無罪判決ビラとセット）の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「阪急茨木市駅、多くの市民からの激励があり、勇気と元気がもらえる」

続いて、阪急茨木市駅に移動し、歩行者道路の広場で「ナニワ生コン社」の労働組合法違反（不当労働行為）周知する宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、阪急茨木市駅前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
女性の市民や男性の市民がビラを受け取りながら「頑張ってください」「応援してるよ」「悪徳経営者に負けるなよ」などの激励がありました。
高校生の女性二人がビラを受け取り「ありがとうございます」と笑顔で応えてくれたのが印象的でした。
この阪急茨木市駅前での街宣では、いつも多くの市民からの激励があり、勇気と元気をいただいています。
午前11時30分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、阪急茨木市駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、132枚（無罪判決ビラとセット）の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「北区役所前、関生支部の復活を願っている」

午後からは北区役所前に移動し、区役所前の歩行者道路の広場で「ナニワ生コン社」の労働組合法違反（不当労働行為）周知する宣伝活動を展開しました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成してくれた「ナニワ生コン闘争ニュース」ビラは、北区役所前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ナニワ生コン分会長の訴えを立ち止まって聞いていた男性の姿が見られました。また、ナニワ生コン分会長の前にきた男性（生コン業界の方）が、「関生支部の復活を願っている」などと激励の言葉をかけていました。

「ＳＮＳで発信したら、ええんやな」

ビラを受け取った市民が、大阪Aブロック組合員に「もっと、頑張れ！」との叱咤激励がありました。
ビラを受け取った女性から「あなたたちの訴えはよくわかった。私はどのような協力をすればいいの？」との申し出があったので、「ビラに書かれた内容を広めて欲しい」とお願いすると、「わかった。SNSで発信したら、ええんやな」と笑顔で応えてくれました。

「大阪で維新をのさばらしとったらあかん」

また、別の女性はビラを受け取りながら「政党やないんや。あんたら今の政治をどう考えているの？大阪で維新をのさばらしとったらあかんし、岸田政権では弱い者がさらに犠牲になる。労働組合活動もええけど、弱い者の声をあげる議員を国会に送り込む運動もしてや」と語っていたのが印象的でした。
午後2時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、北区役所前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、53枚（無罪判決ビラとセット）の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。

「『加茂生コン事件』無罪判決の報告」

ナニワ生コン社の不当労働行為認定に加えて、12月13日に開かれた「加茂生コン事件」の控訴審（高裁）判決で逆転無罪の判決を勝ち取ったことを報告する宣伝も行いました。ナニワ生コン分会長のマイクでの報告に、立ち止まって聴き入る市民の姿が見られました。

「大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にある」

ところが、ナニワ生コン社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。
大阪府に所在する生コン企業の100％近くが加盟する「大阪広域生コンクリート協同組合（大阪広域生コン協組）」が、2018年から始めた「労働組合つぶし」が背景にあります。
ナニワ生コン社と連帯・関生支部は、長年、円満な労使関係を築いており、労使が協力して展開する「生コン産業政策運動」を推進し、生コン価格や輸送運賃の適正化が実現したときには、労働組合が要求している「非正規の正規化など労働条件の改善」を約束していた企業でした。
ところが、大阪広域生コン協組の執行部から「労働組合つぶし」の協力を強くもとめられ、圧力をかけられたナニワ生コン社の経営陣は、連帯・関生支部の組合員を解雇したのです。
しかし、大阪広域生コン協組の労働組合つぶしが背景にあるとしても、大阪府労働委員会から不当労働行為が認定され、命令が出されたことについて、真摯に受けとめ、速やかに命令を履行することが、ナニワ生コン社の経営陣が「法律を遵守」し、「社会的な責任を果たす」ということなのです。

「府労委の命令は有効であり、ナニワ生コン社は『命令履行』義務がある」

大阪広域生コン協組の圧力もあり、ナニワ生コン社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっていますが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF