関西労組交流センター・メーデーデモ

 「全世界の労働者の団結で戦争を止めよう!」をスローガンに掲げた、関西労組交流センター・メーデーデモが5月1日、扇町公園南西広場で開催され、100人の闘う仲間が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「全世界の労働者の団結で戦争を止めよう!」

大阪市職の赤田さんの司会でメーデーは開会しました。赤田さんは「労働者、労働組合の団結と行動で戦争を止めよう!」と開会宣言。

「現場の労働者の力で、戦争反対を闘い、階級的労働運動をつくろう!」

関西労働組合交流センター・木下代表の基調報告。木下代表は「泉佐野市議選の闘い、午前中は港地域メーデー、中之島メーデーには600人が結集した。この大トリのメーデーで、地域にアピールする。松野官房長官が出席した連合メーデー、連合は産業報国会の体をなしている。日比谷メーデーには、右翼が街宣車で突入し、メーデー実行委員会の仲間が拘束された。この改憲・戦争情勢に闘う労働組合の労働運動の登場が求められている。反戦メーデーを『戦争反対!』を大上段に構えて闘おう。ウクライナでは、大規模な地上戦が開始され、プーチンやバイデンはこの戦争を利用している。ミサイルやドローンなどの武器の提供やプーチンの核使用発言など、戦争は権力者や一部の資本家のために、労働者が犠牲を強いられ、労働者の命を軽んじるものだ。日本の参戦を許さず、岸田政権の戦争を利用した改憲を阻止しよう。労働者を犠牲にする戦争に反対するのは、労働組合の責務だ。現場の労働者の力で、絶対戦争反対を闘い、階級的労働運動をつくろう!5.15沖縄闘争に結集しよう!昨日は、関生・藤原生コン闘争の現場行動を関西労組交流センターは貫徹した。検察による組合脱退強要の映像が大津地裁で流された。検察官の『組合を削る』との発言は、当初から関生を壊滅するための弾圧であり、国家権力による関生つぶしが明らかとなった。しかし、関生は意気軒昂に闘っている。関生弾圧を粉砕しよう!戦争を止める闘いを、関西労組交流センターは全国の仲間と共に闘い抜く」と戦争を止める闘争方針を示しました。

「関西労組交流センターとの共同行動で成果があがっている」

連帯のあいさつで、関西地区生コン支部・武谷書記次長は、日頃の関生弾圧への物心両面わたる支援にお礼を述べたあと「関生支部は、戦争を止める行動の先頭に立ち、皆さんと共に闘う。この間の現場闘争では、関西労組交流センターとの共同行動で成果があがっている。昨日の藤原生コン社前抗議行動では、高槻医療福祉労組の委員長の発言に恐れを抱いた藤原生コン社の職制は門前に現れず、事務所の奥に引っ込んでいたようだ。4月26日の大津地裁では、不当に逮捕した仲間の取り調べで、検察官が『連帯を削っていく』と発言した映像が流された。この仲間は2018年7月に、一番最初に逮捕された組合員で、最初の取り調べでの検察官の発言は、関生つぶしが目的だったことが明らかになった。大阪広域生コン協組の関生つぶし、それに便乗した警察・検察の権力弾圧を粉砕し勝利するまで闘う。引き続きの支援をお願いする」と闘争報告を闘う決意を表明した。

「泉佐野市議選に勝利しよう!」

続いて、八尾北医療センター労組からは「地域医療交流会の運動を前進させる闘いに臨む。中川いく子さんの泉佐野市議選勝利をめざして全力で闘う」。関西合同労組からは「市役所の窓口独法化に反対する闘いに挑む。泉佐野市議選勝利に向けて支援を願う」。全学連からは「国境を越えて戦争に反対し、新自由主義を終わらせよう」などと、それぞれの代表者から発言がありました。

「労働組合の団結と行動で戦争を止めよう!」

「全世界で反戦メーデーが闘われている。5月決戦に挑もう!」と赤田さんがまとめ。「団結がんばろう!」をメーデー参加者全員が唱和してデモ行進に挑みました。
100人超のデモ行進は、扇町公園を出発し、梅田の繁華街を通るコースです。旗や幟がはためき、太鼓と鉦の軽快なリズムと、「第三次世界大戦を阻止しよう!」「改憲・核武装叫ぶ自民・維新をたおそう!」「関西生コン支部への大弾圧を粉砕しよう!」「5月沖縄闘争・泉佐野市議選の勝利を!」など、女性の仲間の元気あふれるリードでのシュプレヒコールに、沿道の市民やドライバーらに多いにアピールすることができました。
信号待ちをしていた女性ドライバーが、デモ隊のリズムに合わせて手拍子を打っていた姿や、歩道にいた若者が踊っていたり、外国人がスマホをかざしていた姿が印象的でした。解散地点で「団結がんばろう!」を参加者全員で唱和して、メーデーデモはお開きとなりました。労働組合の団結と行動、国際連帯で戦争を止めよう!

ー お知らせ ー
関西地区生コン支部が展開する産業別労働運動への仲間の皆さんのご協力とご支援に感謝します。また、日頃の関西地区生コン支部弾圧への物心両面にわたるご支援に、心からお礼を申し上げます。さて、「今こそ関生魂を!!激動と根底的変革の時代を共に生きよう!6.4映画「棘2.独白」上映(主催、6.4映画「棘2.独白」上映実行委員会)が、6月4日(土)18:00から文京区民センター2Aで開催するというチラシが配布されています。
このチラシには、連帯・関西地区生コン支部と記された組合旗が、写真で掲載されていますが、この主催者団体らと、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、何ら一切関係のないことをお知らせします。
関西地区生コン支部が携わり、関与する集会などのイベントについては、当労働組合発刊の機関紙「くさり」や、当労働組合が作成するホームページの「連帯広報委員会」でお知らせしています。支援共闘の仲間の皆さんには、お間違えのないようにくれぐれもよろしくお願いします。

5月23日、9時30分から大阪高等裁判所前公園で座り込み集会を開催します。大阪ストライキ1次事件は2017年12月に行ったストライキを威力業務妨害として事件とされた裁判で一審では不当な判決を受けています。5月23日11時、判決が言い渡されることになっています。座り込み集会に結集し、無罪判決を勝ち取りましょう。支援者の皆様、集会への結集をよろしくお願いします。

 


「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.72 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.73 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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