村田建材(加茂生コン)事件 第3回公判 京都地裁

連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判(村田商事[加茂生コン]事件)が8月6日、京都地裁で開かれました。
この日は被告人質問が行われました。

まとめ、久堀弁護士

今日はY執行委員への被告人質問の途中からと、YO組合員への被告人質問が行われ、今日で証拠調べ一切が終了した。
次回、10月1日14時から論告弁論が行われる。検察官はこれまで取り調べを行った証拠に基づいて2人の行為が強要未遂に当たるという主張を行い、求刑する。それに対して、私たち弁護側は無罪の主張をする。
今日の被告人質問だが、聞いてもらって分かったように、検察側は2人に対して同じような内容の質問をしていた。本当に「芸がないな」と感じた。
検察側は、しきりに会社が団体交渉に応じたくないということを2人が最初から分かっていただろうということを聞き出したかったようだが、団交を拒否している会社に対してあくまで団交を求めていくのが労働組合の当然の姿勢だ。「(団交を)拒否している場合にはそれ以上求めてはならない」とはならない。この点、検察官は労働法を分かっていないなと感じた。
Y執行委員に対しては2人目の検事がすごく挑発的になっていたが、YO組合員に対しては非常にあっさりしていた。検察側がYO組合員の有罪判決をあきらめているのかと思うほどだった。
次回、説得的な弁論ができるように準備して臨みたい。

まとめ、森弁護士

仮に今回の事件で犯罪が成立してしまうと日本の労働組合は活動できなくなる。だから、何としてでも無罪判決をもぎ取っていきたい。最後の論告弁論に向けて、私たちの情熱を注ぎ込み、無罪判決を獲得したい。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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デモクラシータイムス
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公判が日程変更や中止になっています。確認お願いします。

労働組合やめろって警察にいわれたんだけどそれってどうなの(憲法28条があるのに…) 単行本 – 2020/3/6
連帯ユニオン、葛西 映子、北 建一、小谷野 毅、宮里 邦雄、熊沢 誠、海渡 雄一、鎌田 慧、竹信 三恵子(著)

内容紹介
戦後最大の「労組壊滅作戦」が進行。
警察・検察・裁判所による弾圧。
権力と一体となった業界あげての不当労働行為。
関西生コン事件の本質を明らかにする!
ストライキやコンプライアンス活動を「威力業務妨害」「恐喝未遂」として89人逮捕、71人を起訴。
委員長と副委員長の拘留期間は1年5か月超。
取り調べで「組合をやめろ」と迫る警察。
家族に「組合をやめるよう説得しろ」と電話をかける検察。
組合活動の禁止を「保釈許可条件」とする裁判所。
いったい誰が、なんのために仕掛けているのか「関西生コン事件」の真相。お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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